上から読んでもインディ・ジョーンズ、下から読んでも?

上から読んでもインディ・ジョーンズ、下から読んでも?

インディ・ジョーンズって、なんじゃろ

先週末、とうとうディズニーシーへ家族3人で行ってきました!キラキラおねがい




ハロウィン直前だったので、予想通り空いてました!!びっくり
私も旦那もディズニーシー大好きなので、
インディ・ジョーンズ、センターオブジアース、タワーオブテラーの3つを
交代利用で1回ずつ全て乗れましたラブラブちゅー
(しかもファストパス使ったのはセンターだけ!)
当日の流れは、
8時前  家出発(車内で朝ごはん)
9時半  パーク入園
            待ち時間ゼロでアリエルのショー
            (娘がめっちゃ楽しそうでした)
            →買物
10時半  センター  ファストパス取る
11時前   旦那だけタワテラスタンバイ
             (入口で家族3人で「交代利用します」と言うと紙が貰えて、息子を旦那へ渡した後私はファストパスよりも早く乗れました!)
              旦那スタンバイ中に娘昼寝
12時半   娘起きる&交代で私がタワテラへ!
13時       ランチ
               娘もキッズメニューを取り分けで食べれました!

その後は1人ずつインディをシングルライダーで乗り(1人10分ぐらいでした!)、

センターもファストパスで交代ニコニコ
その合間に娘はジーニーのメリーゴーランドに乗ったり、
アリエルのプレイグラウンドで遊んだり、
満喫してましたウインク
16:15〜インディのファストパスを2人分取ってましたが、
娘が疲れてぐずり出したので、
16時で切り上げ!
通りすがりの美男美女カップルさん(女性の方がバースデーシール貼ってた!)に
ファストパスをお譲りしましたニコニコ
(いきなり声掛けたのでびっくりしてましたアセアセ笑)
帰りはちょっと道が混んでたので少し時間かかりましたが、
娘の夕ご飯の時間には間に合いましたてへぺろ
子供連れでも十分楽しめたので、
また行きたいですラブ
てか車で4~50分は近すぎ!笑
自制心保たないとです笑い泣き

インディ・ジョーンズの購入方法などの情報、なかなか手に入らないようなアイテムをご紹介しています

Ready Player One(2018 アメリカ)

監督:スティーヴン・スピルバーグ

脚本:アーネスト・クライン、ザック・ペン

原作:アーネスト・クライン

製作:スティーヴン・スピルバーグ、ドナルド・デ・ライン、ダン・ファラー、クリスティン・マコスコ・クリーガー

製作総指揮:ブルース・バーマン

音楽:アラン・シルヴェストリ

撮影:ヤヌス・カミンスキー

出演者:タイ・シェリダン、オリヴィア・クック、ベン・メンデルソーン、T・J・ミラー、森崎ウィン、マーク・ライランス、サイモン・ペッグ

①オタク映画ではない!

スピルバーグの新作「レディ・プレイヤー1」、日本ではまだ上映中の登場です。

いつもながら、すごいですね〜。これだけ両極端に振った作品をこれだけ短期間に撮ってしまう技に驚嘆します。

ただ、早撮りはスピルバーグの悪癖でもあって。

「ブリッジ・オブ・スパイ」の後の「BFG」とか、若干作りが雑に感じたり、いかにも手早くサクッと作ったんだろうなあ…と感じてしまう。いや、もちろんスピルバーグだからすごく高いレベルで観られる映画になった上での話ですが。

今回はバーチャル世界が舞台で、テレビゲームがモチーフで、全編に渡ってモーションキャプチャーのキャラが活躍して、ガンダムとかメカゴジラも登場する…と聞くと、いかにも趣味性の強すぎるムードで、少し心配があったんですが…。

観てみたら、さすがスピルバーグ!

すごくエンターテイメント性の高い、抑制の効いた映画になっていました。

オタク映画というものを、一部のマニアックな観客に向けた閉じた印象の作品だとするなら、本作はまったくオタク映画ではない。

広く、子供も含めた一般の観客に向けて開かれた、王道の娯楽映画に仕上がっています。

「レディ・プレイヤー1」には様々なオタク的アイテムが登場しますが、どれも堂々たるメインストリームのコンテンツとして登場するのが特徴ですね。

ガンダムメカゴジラも、スト2金田のバイクも、特に過剰な説明もなく、ごく普通に、みんなが知ってるカッコいいアイテムとして出てくる。

80年代ポップカルチャーの数々が、一般常識となった世界。映画の中のオアシスはまさにそういう設定の未来世界なわけですが、この映画自体が既にオアシスの世界を先取りしていると言えます。

上記の目立つコンテンツ以外にも、映画の中には無数の作品の引用が散りばめられていて、劇中のイースターエッグ探しのように、観客は隅々に目を配りながら、それこそ宝探しのように楽しむことができます。

でもそれが特にオタクだけに向いたものじゃなく、広く一般に対して開かれている。そんな印象を受けます。

道端の、普通のおっちゃんおばちゃんたちもオアシスに熱中している劇中世界のように。

このような開かれた描写の背景には、観客の(オタク的な)習熟というのがあるわけですが、でもそれだけじゃない。

スピルバーグが、今回描かれている様々な趣味の当事者ではない、というのが大きいように思います。

映画に登場するのは70〜80年代の様々なポップカルチャーで、劇中人物はそこにどっぷりハマっているわけですが、スピルバーグはもう一つ上の世代。

消費した側でなく、作った側の世代なんですね。

②スピルバーグ映画についての映画

「レディ・プレイヤー1」というタイトル通り、映画のモチーフはテレビゲーム

VR装置を身につけて、完全に没入するバーチャル世界の中で展開されるゲームです。人々はアバターの見た目を身にまとい、様々な世界でミッションをこなしてコインを稼いでいく。ゲーム内で死ぬと、獲得したコインやアイテムがリセットされます。

なんだけど、映画で大きく扱われているのはゲームより、むしろ映画や音楽などの70〜80年代のポップカルチャーです。

特に映画。いわゆる、オタク的に愛される映画。映画秘宝的な映画というか、おおよそ70年代後半から80年代に子供時代や青春を過ごした世代がみんなハマった、当時の話題作・ヒット作・カルト作たち。

スター・ウォーズ、スター・トレック、キングコング、シンドバッド7回目の航海、サタデー・ナイト・フィーバー、マッドマックス、スーパーマン、バットマン、エイリアン、チャイルド・プレイ、そしてシャイニング…。

それぞれ熱いファン層を持つ、長く愛され続けているジャンル映画たちです。

そして、考えてみれば、70年代後半〜80年代の熱く愛される映画といえば、真っ先に上がる第一人者はスピルバーグ

激突!、ジョーズ、未知との遭遇、レイダース、E.T.、インディ・ジョーンズ魔宮の伝説、ジュラシック・パーク…。

製作総指揮作品である、バック・トゥ・ザ・フューチャー、グレムリン、グーニーズ…といった作品も含めれば、この手の作品群は一人でだいたい網羅しちゃうことになります。

つまり、スピルバーグこそがオアシスでリスペクトされている映画たちの創始者。生みの親と言えます。

だから今回の映画は、スピルバーグが初めて、自分自身の生み出した文化について言及した作品だと言えるんですね。

スピルバーグが、自分自身のオタク的な趣味を元に作った映画ではない。

自分が始めて、無数の人々に影響を与えて、もはや一つの世界を創るまでに巨大化したカルチャーを、あらためてスピルバーグ自身が物語として捉え直す。そういう、とても興味深い取り組み< /span>になっているのです。

③オタクの夢の実現

原作者のアーネスト・クラインは1972年生まれ。僕と同世代。

幼少期にスター・ウォーズやジョーズに初めて触れて、映画の洗礼をそれで受け、小学生から中学生にかけてE.T.やインディ・ジョーンズやグーニーズやバック・トゥ・ザ・フューチャーと共に育っていった。

スピルバーグの映画をきっかけとして、興味がどんどん広がっていって。もっと過去のキングコングとかハリーハウゼンの映画とかを追いかけてみたり、特撮やアニメの歴史を遡ってみたり、黒澤明を観てみたり。

そうやって、自分の好きな世界を形作っていった…

…というのは、実は僕自身の話ですが。

でもたぶん、アーネスト・クラインも同じような経歴を辿っているはず。

そして似たような人は、世界中にゴマンといるはずです。

映画は未来の物語なので、劇中に登場するオアシスの創設者ハリデーは原作者と同じ世代。スピルバーグ映画で育った世代の典型的オタク。

彼は巨大なバーチャルワールドを創り上げ、その世界を彼が大好きなもので満たします。それがすなわち、70〜80年代の映画、アニメ、特撮、音楽、ゲーム。

つまり、ハリデーはそのままアーネスト・クラインそのものですね。彼のオタクとしての夢の実現、理想の世界

それを、1946年生まれのスピルバーグが映画化するにあたって、彼がまずやったことは、原作に登場する映画から、自分が関わった映画を外すことでした。

その理由をスピルバーグは「うぬぼれてるみたいで恥ずかしいから」と言ってますが、自分の映画を素材として使われたくない、というのが大きかったんじゃないかな。

最初に原作を読んだ時はあまり興味を覚えなかったが、自分が監督しなかったら自分の作品を誰かに好きにされることになるので、引き受けることにした…とも言ってるので。

そしてその結果、スタンリー・キューブリックの「シャイニング」を素材にして、思う存分好き放題に遊んでいます。

主人公たちが映画「シャイニング」の世界の中に入って、様々な恐怖に怯えることになるんですが、映画の中のオーバールック・ホテルを見事に再現!

フイルムの質感からキャストの顔、タイミングまで「シャイニング」を忠実に再現しながら、オリジナルの要素をエスカレートさせてめちゃくちゃに暴走させています。

まあこれも、「A.I.」を監督した実績あって許されることでしょうね。スピルバーグにしか撮れないシーン。

もうずっとここだけ観てたいくらいの、めちゃくちゃ楽しいシーンでした。撮ってるスピルバーグの楽しそうな様子も浮かんでくるようです。

「シャイニング」予告編

④スピルバーグからのメッセージ

原作者クラインが、自分自身を託しているオタクの王様ハリデー

彼が作り出した「スピルバーグ以降の世界」を、スピルバーグは適度な距離感を持って、楽しみながら軽快な物語にしています。

死んだハリデーが残したイースターエッグ探しのイベントを解いて、最後のステージにたどり着いたパーシヴァルことウェイドは、ハリデーと対面することになりますが。

ウェイドがここで出会うハリデーには、スピルバーグ自身が投影されていると思います。

様々なガジェットをしまい込んだ部屋で、一人孤独にテレビゲームに熱中する子供時代のハリデー。

人付き合いが苦手で、人間関係では多くの後悔を抱えていて、孤独に向かっていくことから逃れられない。

でも、孤独を原動力の一つとして、何かを創り出すことに情熱を傾けていく

そんなオタク的クリエイター気質というのは、いつの時代にも共通している。世代とは関係ないんですね。

ウェイドはハリデーと対面して、彼から「現実世界の方が、リアル」というメッセージを受け取ります。

バーチャル世界を描いた物語の締めくくりとして妥当な教訓ではありますが、僕はハリデーが去り際に発した最後の一言に、激しくグッと来てしまいました。

「僕の作ったゲームで遊んでくれて、本当にありがとう」

これはまさに、スピルバーグが創った様々な映画、またそこから始まった様々な文化によって“遊んで”きた、ハリデーやクラインやウェイドのような、また僕やあなたや誰かのような、世界中のオタク的消費者たちに向けた、感謝のメッセージじゃないですか!

スピルバーグが、自身が生み出したものが既に一つの文化となって消費され続けている現状に初めて向き合って、そしてそれを肯定的に捉えて、ありがとうと述べた。

自身への過剰なリスペクトがこもった原作を、スピルバーグはそんなふうにポジティブに解釈して、実にスピルバーグらしい娯楽映画に仕立て上げ、そしてラストに皆への感謝のメッセージを込めた。

これって、すごく感動的じゃないですか? 

⑤誰でも楽しめる映画です

…というのも、僕の解釈でしかないですが。

メッセージ云々はさておき、まずは最高に面白い娯楽映画であることは確実です。

ここ数年の娯楽路線の作品の中では、もっともバランスの取れた作品じゃないかと思います。

ガンダムとか、スピルバーグ自身は別段思い入れなんてないと思うんだけど、でもしっかりカッコよく、ガンダムらしく撮っているんですよね。

スピルバーグ、もう70歳超えてますけどね。この
感覚
はすごいと思います。

バーチャル世界が面白いのはもちろんなんですけど、現実世界の描き方も魅力的です。

冒頭、雑多にコンテナを積み上げたような貧しいアパートを上から下へと降りていくウェイドを、カメラの縦移動で追っていくことで、ウェイドの生活環境を一目で見せてしまう。

こういうさりげないシーンがすごく上手い。

次々出てくるキャラや引用をもっとも楽しめるのはアラフォー以上の世代だと思いますが、でも元ネタを知らなくても楽しむのにはまったく支障はない。

子供も、全然楽しめると思います。ファミリーでの鑑賞にもおススメです。

3,204円
Amazon

こっち路線での前作は、ハリデーのマーク・ライランス主演。

980円
Amazon

キューブリックの企画をスピルバーグが引き継いだSF。

1,620円
Amazon

この映画観てると、「レディ・プレイヤー1」は面白さ倍増です。

本気でインディ・ジョーンズを目指すなら、リーダーシップ論とか読んでる場合じゃない。

TDS
✴︎Today’s memories✴︎

いよいよシーも本格的に

ハロウィンの開幕ですね!

↑見る角度によってミッキーフレンズから

ヴィランズに絵柄が変わる
面白いタペストリーです

最高気温は31度。 

昨日と同じくらいの暑さでしたが、
かなりの強風が吹いていたので日陰は涼しく、
なんとかシーも一周することができました。
ただし帽子はかぶれませんでした。
この夏どれだけ紫外線を浴びたのだろう…。
恐怖の強風…なんちって(寒いギャグ)笑

ギラギラした陽射し

ヴィランズの魔の手が

迫ってきてます

ぶらぶら歩いてたらバッタリ

メイちゃんに遭遇!
すれ違いざまにご挨拶してくれました♡

迫力満点のヴィランズ

フォトスポット

悪の華

ケープコッド

すっかり秋のムードになってます

ポートディスカバリーには

青い空がひときわ似合う。

綺麗な雲!

偶然インディ・ジョーンズに遭遇。

博士からご指名を受けまして
ナイスなショットたくさん
撮らせもらいました♡

マーメイドラグーン

海底は大盛況!!

人とぶつからずに歩くのが困難な状況。
高いところに登って自撮りする方々も多数。

アラビアンコースト

ジャファー降臨

マジックランプシアターは休止中

アラビアンコーストのお手洗い

やっと工事が終わりました。

ソアリンかなり大きくなってきました。

パイレーツのフォトスポットも

完全に撤去されてなんだか寂しげ…

楽しかった夏を思い出す…

荷車がひっそりと戻ってきました。

11日から始まるヴィランズワールドの
9月のショー開催時刻は11時半と16時半です。
どっちを見るか悩みどころ…。
ハローニューヨークには今日も
多くのゲストが並んでいましたが
まだまだ暑いのでスタンバイ中も
ショー鑑賞中も体調に気をつけてください。

おしまい

インディ・ジョーンズもちろん大好き

ロン・ハワード監督、オールデン・エアエンライク、エミリア・クラーク、ヨーナス・スオタモ、ウディ・ハレルソン、ドナルド・グローヴァー、ポール・ベタニー、フィービー・ウォーラー=ブリッジ(声の出演)、ジョン・ファヴロー(声の出演)、エリン・ケリーマン、ワーウィック・デイヴィス、タンディ・ニュートン出演の『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』。

遠い昔、はるか彼方の銀河系で自らの持ち船のパイロットになることを夢見るハン・ソロ(オールデン・エアエンライク)は、犯罪組織の手を逃れて故郷の惑星コレリアから脱出するが恋人のキーラ(エミリア・クラーク)と離ればなれになってしまう。やがてもぐりこんだ帝国アカデミーを追放となり歩兵として従軍していたハンは、そこで戦場泥棒をしていたトバイアス・ベケット(ウディ・ハレルソン)たちと出会う。

IMAX2D字幕版と通常字幕版を鑑賞。

「スター・ウォーズ」シリーズ(実写に限る)の第10作目、2016年の『』に続くスピンオフ第2弾。

かつてはハリソン・フォードが演じていたシリーズの人気キャラクター、ハン・ソロを主人公にしたスピンオフが作られる、という発表がされたのがいつだったかもう覚えていませんが、『ローグ・ワン』の公開時にはすでに知っていた気がします。

とても楽しみにしていました。

だって、ダース・ベイダーと並んで人気のある“あのハン・ソロ”を主人公にした映画が面白くならないわけがないし、実のところ僕は個人的にはジェダイがどうのこうの、みたいな話よりも宇宙の運び屋ハン・ソロと賞金稼ぎやならず者たちが戦うようなマカロニ・ウエスタンみたいな映画の方が興味があったから。昔のスター・ウォーズでは、ハン・ソロというキャラクターと彼の周辺の物語が映画の魅力やシリーズの人気の半分を担っていたといっても過言ではないでしょう。

やがてジェダイの騎士となる真面目な青年ルーク・スカイウォーカーの物語をメインに、ちょっと斜に構えた冒険野郎ハン・ソロが広大な宇宙を相棒のチューバッカとともに愛機ミレニアム・ファルコン号で駆け巡ってスペースオペラの世界を広げていた。

今回、若手俳優のオールデン・エアエンライクが若き日のハン・ソロを演じ、彼が『』(1977)でルークやレイア姫と出会う10年前が描かれる。

 

90年代にインディ・ジョーンズの少年期から青年期を描いたTVドラマシリーズをやってましたが、ちょっとそれを思い出しました。

ハン・ソロといえばあのキャラあのキャラ、といった具合に、すでに過去作を観ている身としてはどうしたってお馴染みのキャラクターの登場やこれまで台詞の中で語られたり設定として聞いてきたエピソードなどが描かれることを期待せずにはいられない。

そんなわけで公開を待ちわびていたんですが、一足お先に公開された海外での評価が思いの他芳しくなかったり、アメリカでも当初期待されたほど客足が伸びなかったことが伝えられてきて、急に不安になってきた。

監督の交代劇(フィル・ロード&クリス・ミラーが降板)については知っていたけど、現場はずいぶんと混乱があったようだし、8割ぐらいを撮り直した、ともいわれているように、かなりの突貫工事で仕上げられた模様。すでに撮影が済んでいたキャストの一部も変更になっている。

『ローグ・ワン』の時もそうやってトラブルが続いて別の監督がヘルプに入って再撮影や編集のやり直しが行なわれたりしていたけど、ディズニーやルーカスフィルムの人たちはそこから何も学ばなかったんだろうか。

ポール・ベタニーが演じた犯罪組織クリムゾン・ドーンのボス、ドライデン・ヴォスも最初は別の俳優が演じていてVFXによって異形のキャラクターとして描かれるはずだったのが、予定の変更で急遽人間体に変更されて、もともとの出演者がスケジュールの都合で追加撮影に参加できなくなったためにベタニーが代役を任されたんだそうで。

ポール・ベタニーは『』でアベンジャーズの一員の“”を演じていたけど、立て続けにVFXモノに出演することに。この時期は忙しくなかったんだろうか。ちなみに、彼の奥さんは先日観た『』に出ていたジェニファー・コネリー。二人はロン・ハワードの『ビューティフル・マインド』での共演をきっかけに結婚している。アベンジャーズではまわりがデカい筋肉男ばっかなのであまりわかんなかったけど、今回、あらためてポール・ベタニーって背が高いんだな、って思った。

さて、手っ取り早く個人的な評価を先に述べると、普通に迫力があって面白いところもあったけど、懸念していた通り、作品の出来そのものに興奮を覚えることはなかった。

つまらなかった、ってほどではないがとても絶賛とまではいかない。つくづく『ローグ・ワン』はよくできていたんだな、と思った。

なので、そういうことをこれから書いていきますから、この映画に満足されたかた、この映画が大好きなかたにはあまり楽しい文章ではないかもしれません。かなりぶつくさ言います。スター・ウォーズのことをよく知らない人にも意味不明だと思います。あらかじめご了承ください。

ただし、たとえば去年の『』の時のようにマジギレする気はないです。あそこまでヒドくはなかった。僕がJ・J・エイブラムスの『』やライアン・ジョンソンの『最後のジェダイ』を嫌うのには理由があって、それは各感想で述べましたのでここでは繰り返しませんが、そういう決定的に許せないようなことは今回はなかった。あとは“程度”の問題。

スゲェもったいないなぁ、と。それに尽きますね。この題材だったらもっともっと面白くできたはずだし、「なんでこうなった」と首を傾げざるを得ない。

 

実質的なクライマックスだった前半のコアクシウム争奪戦

ここんとこ毎度のように(来年の“エピソード9”
もすでに最初予定されていた監督が降板している)撮影の段階になってプロデューサー側と監督との方向性の違いが云々されるってのは、つまり監督を選ぶ立場にいる人間が無能だからではないか?そう思われてもしかたないでしょう。

今回もロン・ハワードはいろんなしがらみの中で途中から代打監督として抜擢されて尻拭いをさせられた損な役回りだから同情もするけど、でも悪いがそんな作り手たちの事情は観客には関係ないから。

僕は『ローグ・ワン』は結構お気に入りなので(旧三部作“エピソード4~6”に次いで好き)、馴染みのない新しいキャラクターたちだって受け入れられることがわかったし、ただ昔のスター・ウォーズを持ち上げて最近の新しい作品をなんでもかんでも目の仇にしてるわけじゃなくて、あくまでも1本の映画として面白いかどうかで判断します。

それに、繰り返しになるけどハン・ソロが主人公でチューバッカ(ヨーナス・スオタモ)との出会いが描かれて、彼らが銀河の星々で冒険を繰り広げる映画なんてどう考えても面白いに決まっている。

脚本は僕も大好きな『』や『』、それにハリソン・フォード主演の『』にもかかわったローレンス・カスダン、そして彼の息子のジョナサン・カスダン。

人選だけ見るともっとも相応しい人たちに思えるけど(L・カスダンは『フォースの覚醒』も書いているが…)、この『ハン・ソロ』がイマイチだった理由の多くはシナリオの中途半端さにあると思う。それについては後述します。

ローレンス・カスダンとジョナサン親子のどちらが主導権を握ってシナリオを書いたのか知りませんが、少なくともこれはローレンス・カスダンが手がけた作品の中で突出した出来というわけではないだろう。

また、ロン・ハワードの監督作品としても、『バックドラフト』や『アポロ13』、先ほどの『ビューティフル・マインド』、そして『』のようにこれまで観て面白かった映画たちに比べると、そこまでではない。

確かにこれまでのシリーズをまったく観たことがない人でも一応意味はわかるしSFアクション映画の1本として普通に楽しめる映画だとは思います。スター・ウォーズやハン・ソロに特に過剰な思い入れがなければむしろ観やすい映画かもしれない。

だから、これから書くのはもともとスター・ウォーズやハン・ソロにわりとこだわりというか、強い期待感を持っている人間の感想です。当然、異論もあるでしょうし、これが正解などと言うつもりもない。

では、以降は「スター・ウォーズ」シリーズの過去作と本作品『ハン・ソロ』のネタバレがありますからくれぐれもご注意ください。

前半は比較的普通に(それもあくまでも“普通に”なんですが)楽しめて、違和感はなかったんですよね。

レイアとの出会い以前にハン・ソロに特定の恋人がいたことは昔からよく知られていたのか、それともこの映画で初めて作られた設定なのかわかりませんが(僕は映画以外のメディアでのSW関連作品の知識はないので)、まぁ、物語を転がしていくためにはそういうきっかけは必要だろうし、抵抗はなかった。

ハンが帝国アカデミー出身、というのは以前から言われてたことだし、彼の来歴がスピーディに語られて、やがて過去作で言及されていたミレニアム・ファルコン号を手に入れる経緯が描かれる。

“ソロ”という姓の由来があんなことだったというのは、納得しがたいものがあるけど。家族がいない独り者だからって、それはあまりに安易じゃありませんか。

『新たなる希望』のカンティーナでオビ=ワンに語った「ケッセル・ランを12パーセクで飛んだ」というハンの台詞も映像化されている。

懐かしのチェス台

僕はオールデン・エアエンライクは好演していたと思いますが(敢えてハリソン・フォードの物真似をしなかったのも、いろいろ意見はあるでしょうが僕は結果的にはよかったんじゃないかと思う)、この映画については「ハン・ソロじゃなくて、ウディ・ハレルソン演じるベケットが主役なんじゃないか」と評してるかたもいらっしゃって、ベケットはシリーズ初登場ながらおいしい役なので、彼の存在感が主役のハンを食ってしまった、というのは事実かもしれない。

ベケットとハン・ソロの師弟関係は、マカロニ・ウエスタンの『』におけるリー・ヴァン・クリーフとジュリアーノ・ジェンマの関係によく似ている。

ベケットがハンに言う「他人を信用するな」という教えも、『怒りの~』でクリーフ演じるヴェテランのガンマンがジェンマ演じる若者に授ける「ガンマン十ヶ条」の中にある。

師と弟子が最後に戦うのも同じ。

だから監督のロン・ハワードが西部劇を大いに意識してこの映画を作ったことはわかるし、ご本人もそう発言している。

その点においては僕も楽しめた部分はあった。異形のクリーチャーたちとならず者が宇宙を舞台に暴れるスペースオペラ。期待してた世界。

…ただ、観た人はわかると思うしもうハッキリ言っちゃいますが、なんと先ほどの「ハン・ソロといえばあのキャラやあのキャラ」が出てこないんですよ、一人も!

キーラの台詞に出てくる「ハット・カルテル」という組織名を聞けば、もちろんあのワンダフル・ヒューマンビーイング、ジャバ・ザ・ハットが登場すると思うじゃないですか。

そして『帝国の逆襲』で密かにファルコン号を追い、続く『ジェダイの帰還』ではハンの一撃によってあっけなく砂漠の怪物サルラックの餌食になった因縁の賞金稼ぎボバ・フェットも、あるいは『新たなる希望』でハンに撃ち殺されてカス呼ばわりされてたグリードも、当然登場するものとばかり思っていた。

 

ってゆーか、ハン・ソロが主人公の映画にジャバ様やボバ・フェットを出さないとか、ありえないでし

出ませんからね。ビックリですよ。

ワイアット・アープが主人公の西部劇でOK牧場や宿敵クライトン一家が出てこないようなものだ。そんなアホな。全然オッケー牧場じゃねーよ。

ドライデン・ヴォスの空飛ぶお城の部屋の中にボバ・フェットと同じ装甲服が飾ってあったけど、そういうヲタク的なくすぐりじゃなくて、ボバ本人を出せ、っての。

『帝国の逆襲』でボバとともに賞金稼ぎたちの一人としてワンシーンだけ登場したボスクの名前も出てくるけど、やはり姿を見せない。だからなんでだ。

ボスクさん

すでに観た人たちが誰一人としてこのことを話題にしてないことからも嫌な予感はしていたんだけど、まさか関連キャラが(チューバッカとランド以外は)誰一人出てこないとは思わなかった。なんか過去作のキャラを出したらNGな理由でもあるの?

映画のラスト近くにベケットが「惑星タトゥイーンに行く」と言ってるけど、いや、それを描けよ、と。

みんなが一番見たくて一番面白い要素を根こそぎ取り除いちゃってる。ランド・カルリジアン(ドナルド・グローヴァー)とドロイドの人間とロボットを越えた恋とか(後述)、そんなのよりももっと大事なものがあるでしょうが。

単に旧作のファンを喜ばせるためだけじゃなくて、『新たなる希望』で「俺はあんたらの言う革命だかなんだかには興味がねぇ。興味あるのは経済学、つまり俺への礼金」と言ってレイアから「お金の亡者」と呼ばれていたハンが、これまでどういう世界で生きてきたのか、彼の価値観を形作る経験の数々を描くうえで、非情な犯罪王ジャバや凄腕のバウンティ・ハンター、ボバ・フェットは必要不可欠な存在ですよ。

ジャバが『新たなる希望』の特別篇でハンにあんなに生意気な口を叩かれたり(「用があるなら直接来い。カスを寄こすな」)自分の取り分を値切られたりしてもその腕を買って彼を信頼していたのは、長い付き合いだからでしょう。グリードがハンのことを「いっぺん殺してやろうと思ってた」理由だって描くいい機会だったんだし。

「船を差し出せば命だけは助けてやる」と言うグリードに「殺して持ってけ」と答える時のH・フォードの目が怖い

なんでそういう最高のチャンスを捨てちゃうかなぁ。出し惜しみし過ぎだろう。

それにチューバッカはハンに命を助けられてからというもの彼と行動をともにしてきたんだけど、ちょっとその理由が軽過ぎるんだよね。

もっとハンは自分の大事なものを犠牲にしてチューイを救ったことにしなきゃ(これまでの設定では、チューイを助けたことで帝国アカデミーを追い出されて将校になるチャンスを失ったことになっていた)、チューイがハンに感じている恩義が伝わってこない。

エピソード4~6でのハンとチューイの絆の強さ、チューイがいかにハンを愛していて、ハンの方も憎まれ口を叩きながら誰よりもチューイを信頼しているか(だからこそ、ハンがバカ息子にあっさり殺されるのをチューイが黙って見ていた『フォースの覚醒』はとても信じられない)、そこに至るエピソードをこそ描かなきゃ。

新しく登場したキャラクターたちは別によかったと思うんだけど、優先順位を間違ってる。

ハンとランドの出会いはもっと昔でよかったんじゃないかと思うし(『帝国の逆襲』では「古い友だち」と言ってるんだし)、さっきちょっと出したけど、ランドとドロイドのL3(声:フィービー・ウォーラー=ブリッジ)が実はデキてて…みたいな展開は「なんだそれ」と。

キーラが真面目な顔でL3と「人間とドロイドはヤれるのかどうか」ってことを話してるのを聴いてて頭が痛くなってしまった。何を考えてこんなシナリオを書いたんだろう。カスダン親子の頭の中が少々心配になってくる。

L3が劇中でドロイド(ロボット)の権利を主張していたように、長らくスター・ウォーズの世界で金で売買されて奴隷のように働かされて差別されてきたドロイドという存在に対してもコンプライアンスが必要だと考えたのかもしれないけど、恋愛はともかく人間とロボットに性行為が可能かどうかとか、どーでもよくないですか?(゚Д゚)≡゚д゚)、カァー ペッ!! バカじゃねーかと。

映画を観る前に「ランド・カルリジアンはパンセクシュアルとして描かれる」という情報を耳にしたので、てっきり非ヒューマノイド型の恋人でもいるのかと思ってたら、相手がロボットだったとは。それはさすがにどーでもよ過ぎる。

それに人間的なドロイド、というのはすでに『ローグ・ワン』で描かれていて(しかもその最期も酷似している)、二番煎じに見えたし。

ドロイドの声を女優がアテている、というのは新しい試みだと思ったし(それ以前に例がないのかどうか知りませんが)、あらためて「ドロイドに性別はあるのか?」という疑問を提示していてそこは面白かったですが、でも、R2-D2もBB-8も性別は不詳だったし、C-3POは喋り方がオネェっぽかった。最初からドロイドの性別は曖昧だったんだよね。

それをわざわざ恋をする女性とか同性愛者のように性を限定するというのは、せっかくのSF的な世界観をわざわざ現実のそれに狭めている気がして、なんかノれませんでした。

ドロイドというのは別に奴隷やマイノリティのメタファーじゃなくて、ちょっとペットの動物みたいだったり、あるいは人間ならざる彼らが人間のように振る舞ったり、3POみたいに人間の行動が理解できなかったりする様子がユーモラスだったんだよね。なんかそこんとこを勘違いしてる気がする。

だって、たとえば部屋を掃除するルンバに性欲を感じるか?ルンバとセックスしようと思いますか?って話でしょ。ルンバには自由も人権もないけど、だからってそんなことに真剣に悩んでどうする。人種問題とかLGBTQについて描きたいのなら、相手はロボットじゃなくて異星人同士の方が理解しやすいと思う。

L3のナヴィ・システムが組み込まれることによってミレニアム・ファルコン号が「銀河一速い」宇宙船になった、という展開は好きだったですが。自意識のあるドロイドが宇宙船に宿っている、というのはちょ
っと泣けるところではある。

ただし、ハイパースペース内でハンたちが乗るファルコン号を追うあのには感心しなかった。

『フォースの覚醒』にもなんだかよくわかんない吸盤のついた巨大な怪物が出てきてハリソン・フォード演じるハンたちを追っかけてたし、『ローグ・ワン』にさえ尋問用のタコチューが登場していた。ローレンス・カスダンやディズニーの人たちは何か巨大な軟体生物にオブセッションでもあるんだろうか。イカやタコはもういいよ。飽きた。ちょっとあまりにも芸がなさ過ぎる。

スター・ウォーズにはこれまでたびたび巨大生物が出てきて主人公たちを危機に陥れていたけど、でも『ハン・ソロ』ではあんな怪獣とかではなくて(どうしてもクリーチャーを出したいんなら、EP5でハンの台詞の中に出てきた“”を出せばよかったのでは。EP2でもオビ=ワンが台詞でその名前を出していた)、ボバ・フェットとか賞金稼ぎたちと宇宙船で競争すればよかったんじゃないのか。宇宙を舞台にした“西部劇”なんだったら、馬代わりの宇宙船同士の戦いを描かないと。

ミレニアム・ファルコンとボバ・フェットが操る“”の戦いなんて、スゲェ観たいじゃないですか。なんでそれを描かないのか。

この映画にはやたらと台詞の中にどっかで聞いたような名前が出てくるんだけど(『ローグ・ワン』に登場した惑星の名前も)、ジャバたちと同じく実際にその姿を映さないんだよね。それはつまんないでしょ。

多分、その辺のくすぐりはカスダン親子の息子の方が書いたんだと勝手に想像してるけど、そういう「わかる奴にはわかる」的なヲタクウケを狙うことこそ、本来もっとも戒めなければならないんじゃないだろうか。アクション映画は映像で「見せなきゃ」わかんないんですよ。なんでもかんでも台詞に詰め込んで事足れりとするのはアクション映画としては失格。

僕は『ローグ・ワン』の感想で、若き日のハン・ソロと『ローグ・ワン』の主人公ジンがどこかの星で出会うかもしれない、と書いたんですが、そういう話だってできただろうし。

そしたらスピンオフ同士で物語が繋がるでしょ。「アベンジャーズ」シリーズでやってることがスター・ウォーズでもできるのです。面白そうじゃん。

そういう工夫が何もなくて、登場人物たちは単発で出てきてその作品の中で退場する。そして二度と出てこない。それはずいぶんと無駄ではないだろうか。シリーズを作り続けてる意味があまり感じられないんですよね。登場キャラを大切にしていない。台詞の中だけで星の名前や人物名だけを言っててもしょうがないんですよ。

ポール・ベタニーは好きな俳優さんだしその演技もよかったんだけど、残念ながらこの映画で彼が演じたドライデンには犯罪組織のボスとしての凄みはあまり感じられなくて、そんなに怖くもない。

組織自体も少人数で、なんでベケットがそんなに彼らを怖れるのかもわかんないし。彼がもぐりこんでいた帝国軍の方がよっぽど厄介じゃないか。

ドライデンは格闘技の使い手、という設定だけど、そんなに強そうにも見えなかった。ブラスターで撃たれたら終わりでしょ。

いや、彼のバックには別の大物が控えているので敢えてああいう描き方をしたともとれるけど、もともと腕が複数あるエイリアン型のキャラクターだったわけで、外見や出演者の変更によってドライデンのキャラクターとしての魅力が減じてしまったことは否めない。

この映画における悪の親玉は彼なんだから、それがあまり強くも怖くもないのでは困る。

で、その大物の件なんですが、ラストにキーラの前にホログラムで登場するのがダース・モール改め、ただのモールさん(レイ・パーク)。もうシスの暗黒卿じゃないから“ダース”はとれちゃったのか。

ドライデン・ヴォスを陰で操っていたのは彼だった、というオチ。

悪役としてのダース・モールはかっこいいから好きでしたが、しかし彼は『』でへっぴり腰のユアン・“オビ=ワン”・マクレガーにライトセイバーで真っ二つにされたではないか。

…ボンドで身体をくっつけたのか?それともフォースの魔法を使って生き返ったの?

映画以外のメディアではどうやらダース・モールは死んでなくて復活するらしいんだけど、そんなことはこれまでの映画では一切描かれていないし、だいたいあんなふうに身体を上下に一刀両断されたのに生きてるなんて、そんなことが可能ならもうなんだってアリじゃないか。

どう考えても完全に死んでるはずのキャラが実は生きていた、って、ほとんど「ワイルド・スピード」シリーズのノリ。

あぁ、SWもついにこういうふうになってしまったか、と。

サプライズのためのサプライズ。人気があるキャラは死んでも生き返る。そうなってしまったらシリーズ物も末期だと思う。

この分だと、いずれだし、レイアに絞殺されてセール・バージごと吹っ飛んだはずのジャバ様だって実は死んでなかったことにもなりかねない。

皇帝やダース・ベイダーだって映画の作り手の都合でいつでも蘇るだろう。

モールさんが生きてたってことは、じゃあ、『ファントム・メナス』でのクワイ=ガン(リーアム・ニーソン)の犠牲も、オビ=ワンの勝利も無意味だったということだよね?それでいいんですかね。

僕はそれは『フォースの覚醒』でハン・ソロを、『最後のジェダイ』でルークを無残に殺したことと同じぐらい過去作に対する酷い裏切りだと思うんですが。

しかも、お話はそれで終わってしまうので、キーラのその後は不明だし、今後モールさんが別の作品で再登場するのかどうかもわからない。尻切れトンボのまま映画は終了する。そんなとこで「アベンジャーズ」の真似しなくてもいいのに。

1本の映画としても完結もしていなければ連続モノとしての醍醐味もない。つくづく残念ですね。

過去作のキャラクターへの思い入れをひとまず措い
も僕が一番飲み込みづらかったのは、映画の前半で貨物コンテナの中のハイパー燃料「コアクシウム」をベケット一行と奪い合っていた(エリン・ケリーマン)の正体が若い女性で、彼女が率いるクラウド=ライダーズが実は盗賊ではなくて犯罪組織への反乱者であることがわかる後半のくだり。

ベケットやハンはエンフィス・ネストの目的を知った途端にそれまで敵対していたはずの彼女たちへの態度をコロッと変えて、ハンに至っては大金になるコアクシウムまでほとんど譲ってしまうんだけど、それはおかしくないか。

だってベケットはクラウド=ライダーズに邪魔されたせいでコアクシウムを手に入れ損なって仲間のヴァル(タンディ・ニュートン)やリオ(声:ジョン・ファヴロー)が死に、ドライデンに責任を問われる羽目になったんだし、ハンやチューイだって命が危険に晒されたんだから、そんな相手となんで急にわかり合ってんのか意味がわかんない。彼らの心情を考えたら全然納得いかないんですよね。

 

そうじゃなくて、たとえばエンフィス・ネストがドライデンに殺されたことでハンの心が揺れて、最終的に彼女の仲間たちにコアクシウムを譲ることにするとかさ。普通はそういう作劇にしないですか?

キーラから「あなたはイイ人(Good Guy)よ」と言われて「俺がイイ人なわけがない」と答えていたハンが、ちょうど『新たなる希望』でレイアたち反乱同盟軍に協力したように、ここで自称“アウトロー”のハンの中にある善良な心が垣間見えるという描き方はできたと思うんだよね。

でも描き方が巧くないから、いちいち引っかかってしまう。

映画でシナリオがいかに大事か痛感しました。

カスダン親子とロン・ハワードには黒澤明の『』を観て勉強し直してもらいたい。

僕はこの映画、IMAX2Dと通常版で計2回観まして、そのうえで感じたことを書きました。かなり上から偉そうにものを言いましたが、最低限払うもの払ってるんだから意見を言う権利はあると思っている。繰り返しますが面白いところもあった。

追ってくるタイ・ファイターを撃退する場面にジョン・ウィリアムズのあのお馴染みの曲がかかると、「おっさん転がし」なのはわかっててもやっぱり燃えちゃうし。

ハンやチューイ、ランドたちはエピソード4や5以降に登場することが決まってて彼らがいきなり死んでしまうことはないし、*そういう意味では安心して観ていられました。

文句も言ったけど、この映画を楽しんで「好き」だと感じているかたがたに難癖つけるつもりはありません。

シリーズもこれだけ本数が増えたんだから、好きな作品や中には苦手だったり受け入れがたいものもあって当然じゃないかと思う。

この『ハン・ソロ』は別にコケたわけじゃなくて日本でも普通にお客さんは入ってるようで今後最終的にどのような評価が下されるのかわからないし、ボバ・フェットやオビ=ワンを主役にしたさらなるスピンオフの企画も、やれ見直しになっただの、いやまだ立ち消えてはいないだのといろいろ言われてて確定してませんが、せめて続篇を同じキャストで作って今回描き漏らしたエピソードにしっかりケリをつけてもらいたい。そこでジャバやボバも出してくれたら、僕のこの映画の評価もかなり変わってくると思う。

なので、ヒットさせるためにも、皆さんぜひ劇場へどうぞw

※つい2~3日前に、来年公開のエピソード9にランド・カルリジアン(ビリー・ディー・ウィリアムズ)が再登場する、という情報が入ってきたんだけど、まさかJJ(EP9の監督)の奴、ランドまで殺るつもりじゃねーだろうな。嫌な予感しかしない。もしほんとにそうだったら一生奴を許さないヽ(`Д´)ノ

関連作品

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インディ・ジョーンズについて最低限知っておくべき3つのこと

さて、残り2週間ということで

今日は、書くといって書いていなかった

アナハイム ディズニーランドのアトラクションまとめのページをやっと作ります爆  笑

少しでもカリフォルニアのディズニーランドを訪れる方の役に立てれば…。キョロキョロ

注意こちらの記事は目新しい情報はありません。アメブロの検索がしづらいので、それぞれの記事を探しやすいように作成してますグラサン

まとめのページはテーマアナハイムディズニーまとめにしてあるので、

あとから探すときはぜひそちらからご覧ください

このまとめのページたちはたまに更新していきます!

Main Street, U.S.A

1.

Main Street Vehicles メインストリートを走っている車や馬車たち

  2. Horseless Carriage

  3. Fire Engine

  4. Horse-Drawn Streetcars

  5. Omnibus

Opera House

  6. Disney Gallery

  7. The Disneylands Story presenting Great Moments with Mr. Lincoln

8. Main Street Cinema

Adventureland

9. Walt Disney’s Enchanted Tiki Room

10. Jungle Cruise(ジャングルクルーズ)

11. Indiana Jones Adventure(インディ・ジョーンズアドベンチャー) FP有 身長制限117cm以上

12.

New Orleans Square

13.

14.

15. Haunted Mansion(ホーンテッドマンション) FP有

Critter Country

16. FP有身長制限102cm以上

17.

18. Davy Crockett’s Explprer Canoes(デヴィー・クロケットのカヌー探検)

  ※週末及び季節限定の運行

Frontierland

19.

20.

21. The Golden Horseshoe Stage

22. Frontierland Shootin’ Exoisition

23. Mark Twain Riverboat

24. Sailing Ship Columbia

25. Big Thunder Mountain Railroad FP有身長制限102cm以上

Fantasyland

Fantasy Faire

  26. Royal Hall

  27. Royal Theatre

28. Pinocchio’s Daring Journey

29. Snow White’s Scary Adventures

30. Bibbidi Bobbidi Boutique

31. Sleeping Beauty Castle Walkthrough

32. King Arthur Carrousel

33. Casey Jr. Circus Train(ケイシージュニア・サーカストレイン)

34.

35. Mr. Toad’s Wild Ride(トード氏のワイルドライド)

36. Peter Pan’s Flight(ピーターパン空の旅)

37. Mad Tea Party

38.

39. Pixie Hollow(ピクシー・ホロウ)

40. FP有身長制限107cm以上

41.

42.  FP有

43.

Mickey’s Toontown

注意トゥーンタウンは、花火のため20:00~20:30など早めに閉まります。

遅めに行く予定のかたは当日のスケジュールで確認してください!

44.

45. Goofy’s Playhouse

46. Donald’s Boat

47. Gadget’s Go Coaster(ガジェットのゴーコースター)身長制限89cm以上

48. Chip ‘n Dale Treehouse

49.

50. Minnie’s House

51.  FP有

TomorrowLand

52. Finding Nemo Submarine Voyage(ファインディング
・ニモ・サブマリン・ヴォヤッジ)

53. Disneyland Monorail(ディズニーランドモノレール)

54. Autopia(オートピア)身長制限81cm以上 一人で運転の場合137cm以上

55.

Tomorrowland Expo Center

  56. Star Wars Launch Bay(スター・ウォーズラウンチ・ベイ)

57. FP有身長制限102cm以上

58. Tomorrowland Theater(トゥモローランドシアター)

59. Star Tours-The Adventures Continue FP有身長制限102cm以上

60. Astro Orbitor(アストロ・オービター)

61. FP有

番外

他まとめのページ

▶アナハイムディズニーランドのレストランまとめ 筋肉工事中

▶(ピクサーフェスは2018/9/3まで)

注)2018/6/26更新


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ハリソン・フォードの話題もちらっと出たのに、インディ・ジョーンズの名称が思い出せないくらいに年取ってる脳…
何度もスマホに手が伸びそうになったww
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RT @mainichi: 俳優ハリソン・フォードさんが演じる考古学者インディ・ジョーンズがかぶった帽子が32万ポンド(約4800万円)で落札されました。
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