レバー熱血業界宣言
レバー 永遠で一瞬の、ハッピーのために。
らしいよ?
人によるのかもしれませんが、付き合い始めというのは、たぶんいくつになっても初恋みたいな胸のドキドキがあって、誰もが相手のことを考えると一瞬にしてふわふわドリミーワールドへ行けるのでしょう。
もちろん、わたしも例外ではありません。
彼と付き合い始めたとき、20代後半にしてなんだか自分が自分じゃなくなったような気がして(10代でもないのに。)、幻覚や幻想ではなく、「現に」世界はバラ色だったんです。
そしてそれは程度の差こそあれ、おそらく彼も同じだったと思います。
彼と視線が交わるだけで本気で生きていてよかったと思い、この世のすべてにありがとうと愛を注げそうだったし、自分の運命に心から感謝しました。(すごいよね。)
会うたびに彼は、「好きだよ。」と言ってくれていて、わたしはわたしで、「うん。わたしも。」と応じるのがおきまりでした。
しかし、そんな甘い日々も永遠に続かないのが世の常なのでしょうか。
—————————————————————————
■ある時から彼の気持ちに疑念を抱き始め、もんもんとする恋愛下手女子
—————————————————————————
いつの頃からか、
・会うたびに必ずわたしにかけられていた「好きだよ。」の言葉は3回に一度くらいしか耳にする機会がなくなり。。。
・気がつけば、毎回車の中で信号待ちにわたしの手を握ってくれていた彼の手はハンドルやシフトレバーから離れることはなくなり。。。
(久しぶりに助手席の方に伸びてきた!と思ったら、冬、かじかんだ手を温めるためにヒーターに手を伸ばしていただけだった、なんて切ないことも。。。)
こういうのって、いつから、っていうのがはっきり分からず、気が付けば。。。っていうパターンが多いのも不思議ですね。
きっと徐々に減っていたのだろうけれど、わたしもそこに至るまでは気が付かず、そんな状況であることに気付いた瞬間が、まさに気が付いたタイミングだったのでした。
怖いのは、一度気が付いてしまうと、次から次へとあらゆることが気になり始め、
・目が合う回数が以前より少なくなったかも・・・?
・手をつなぐ回数が減ったかも・・・?
・隣で眠る時に背を向けられることが・・・前はわたしの方見ていたよね・・・?
など際限なく様々な「疑惑」がわきあがり、しまいには、
・彼の気持ちが冷めてしまったのかもしれない・・・
・飽きられたのかも・・・
・自分は彼に必要とされなくなってしまったのかもしれない・・・
・女性としての魅力がなくなってきたのではないか・・・
・も、もしかして都合のいい女?利用されているのかもしれない・・・
と悩みは底知れず深まるばかり。
そして悩みが深まりたどり着いた考えは、
・このままお付き合いしていていいのだろうか・・・?
———————————————————————–
■疑念を抱き続けることに耐えられなくなったわたしがとった行動
———————————————————————–
大げさ!!!お付き合い期間が長くなればなるほど、そういうものでしょ?と思われる方もいるかもしれません。
実際、わたしも、こんなことで自分が思い悩む日が来るとは思ってもみませんでした。
ただ、わたしはほぼ恋愛経験がない恋愛下手女子。
恋愛の「安定期」なるものの存在は風のウワサで耳にしたことはあっても、実際どういうものかは知りません。
なんだか、もう彼の気持ちがわからない・・・。
いつまでもこんなことでぐるぐる悩むのは苦しかったし、そんなことでくよくよしている自分もすごく嫌いでした。
とにかくこの状況を抜け出したい・・・!そう思ったわたしがとった行動は、
「しばらく、一人でいたい。」と彼に伝えた・・・!
いったん気持ちをリセットして、一時的に彼と付き合う前の状態に戻ってみたら、以前の自分に戻り、落ち着きを取り戻せる気がしたんです。
が!!!
わたしの唐突な言葉に対して、彼は「鳩が豆鉄砲を食ったよう」な反応。(当たり前)
そして瞬く間に二人を包む空気は不穏なものに・・・
わたし:「なんか、ずっともやもやしてて、この一ヶ月くらい・・・」
彼:「もやもやって・・・?」
わたし:「・・・自分でもうまく説明できないんだけど・・・しばらく一人でいたいなって・・・。」
彼:「それって、距離を置くっていうこと?」
わたし:「・・・まあ、そういうこと・・・かな。」
彼:「会わないってこと?」
わたし:「うん・・・。」
彼:「一人になって何するの?」
わたし:「ちょっと、いったん一人になってゆっくり考える時間がほしい。」
彼:「一人で何を考えるの?」
わたし:「・・・いろいろ。」
彼:「いろいろって?」
わたし:「・・・自分の気持ち・・・とか?」
彼:「一人でいるって、いったいいつまで?」
わたし:「・・・それは一回なってみないとわからない・・・。」
要領を得ないわたしの受け答え。
そん
なしばらく雲をつかむようなやりとりがしばらくなされた後、
彼:「・・・これで、もう会わなくなるかもしれないね。」
わたし:「・・・?!・・・そんなことないもん!一回ちょっと一人になるだけだもん。」
彼:「統計的には、いわゆる『距離を置いた』カップルは、8~9割がそのまま自然消滅するんだよ。」
わたし:「・・・わたしは、そんなことないもん。」(涙ポロポロ)
彼:「・・・いつまで一人でいるつもりか知らないけど、その間に俺だってどうなるかわからないよ?」
わたし:「・・・どういう意味?」
彼:「その時になってみないとわからないけど、俺の気持ちだってどうなっているかわからないし。」
—————————————————————————-
■彼の反応に絶望し、追い詰められたわたしは・・・・?
—————————————————————————-
正直、彼の予想外の反応に、その時のわたしはただただ絶望していました。
自分で「一人になりたい。」と言っておきながら、いったい彼に何を期待したのかと言われればそれまでですが・・・。
「俺の気持ちだってどうなっているかわからないし。」の言葉に、ああ、やっぱり彼にとってわたしはその程度の存在なのか、と思いました。
そしてすべてが虚しく思えてきて、号泣。
虚しいと感じるとき。
それは、同じ温度で、同じ熱量で、同じ激しさで、求められていないと感じるとき。
こんな気持ち、初めて知りました。
彼:「・・・もやもやするって、何でもやもやしてるの?」
本当は原因なんて自分でもわかっていたと思います。
ただ、それを口にするのが嫌だっただけ。
そして次の瞬間、わたしが叫んだ言葉は・・・
わたし:「〇〇(彼の名前)って、わたしのことどう思ってるの?」
彼:「・・・え?どうって・・・?(ポカーン)」
わたし:「わたしのこと好きなの?」
「なんかもう〇〇の気持ちがわからない!」
「好きとかいつもちゃんと言ってくれなきゃわからない!!!!!!」(号泣しながら怒る)
・・・・・・・ん?
この言葉を吐き出した瞬間、なぜだかふっと冷静になったんです。
「・・・(ワタシハイッタイナニヲイッテイルンダ・・・?)」←心の声
そして、その直後のわたし、大爆笑。(しかも泣きながら)
彼、目をパチクリ。
はい????ってかんじですよね。(というか、コワイ)
恋愛下手女子、ついに壊れたか????
彼からしたら意味不明もいいところ。
はい、正直に白状します。
そうなの、何を隠そう、この言葉は、わたしが絶対に言いたくなかった、そして一生言うことはないであろう言葉だと思っていたものなんです。
・「彼の気持ちがわからない」
・「彼にいつも好きだと言ってもらわないと安心できない」
・「彼の気持ちを確かめていたい」
こういう女性って、男性からすると一般的にうっとうしい!なんていろんなところでまことしやかにささやかれているじゃない?!
「『私のこと好き?』はNGワード」、とか「彼氏にウザがられているかも?な行動10選」みたいな記事で、読んだことあるもん。
そして、彼とお付き合いする前のわたしはというと、そんな見ず知らずのネット上の男性の声を眺めながら、
・ふむふむ、なるほどね、この男性の気持ち、わかるわかる!
・安心して!わたしは男性陣の味方よ!
・そういう女性って本当にめんどくさいよね、お気持ち察します・・・!
・わたしだったら絶対言わないな~。
なんて思っていました。
と・こ・ろ・が!
…ん?
…あれ?
わたし、今言わなかった…?笑
落ち着いて、もう一度自分が発した言葉を振り返ってみよう。
「〇〇(彼の名前)って、わたしのことどう思ってるの?」
「わたしのこと好きなの?」
「なんかもう〇〇の気持ちがわからない!」
「好きとかいつもちゃんと言ってくれなきゃわからない!!!!!!」(←さらに号泣しながら怒るというかなり厄介な状況。)
言ってますね、わたし。笑
これには我がことながら衝撃を覚えました。
何かの間違いかと思いましたが、完全に言っちゃってますね。笑
そこで、わたし
自分自身に観念して、正直に彼に自分の気持ちを話しました。
「恋愛で、『わたしのこと好き?』とか、『ちゃんと好きって言葉で言ってもらわないと安心できない!』なんて言っている女子を見て、正直、ばかだなって思ってたの。」
「なのに、まさか自分がその言葉を言うなんて~」わーん。←泣きながら笑う。
「もう嫌だ~~~~~~~~~~~~。」
これには、彼も苦笑どころか大爆笑していました。笑
二人で大爆笑。
そしてこれをきっかけに、何かが邪魔をしてストッパーをかけられていた自分の気持ちが溢れだして、
・「好きなら好きってちゃんと言葉で言ってくれなきゃわからない!」
・「面倒かもしれないけど、好きだと心で思ってくれても、女性はきちんと口にしてくれなきゃわからないの!だから言って!」
・「だいたいさっき統計がどうとか言ってたけど、統計なんてどうでもいい!何が統計だ!わたしは〇〇(彼の名前)の気持ちが知りたいの!」
・「さっきだって、わたしが『一人になりたい』って言ったら、『俺の気持ちもどうなるかわからない』とか言ってさ。そこは、『俺の気持ちは変わらない』でしょ!女心全然分かってない!うわーん!〇〇(彼の名前)のバカ~!!」(また泣きながら怒る)
言いたい放題。笑
わたしは、自分の本音を人に話すのがすごく苦手なのですが、わたしって、思っていたこと、言いたいことをこんなに言える人間だったんだなって自分でもびっくりしました。
わたしをこんなに変える彼って、すごいな。笑
そしてその「すごい彼」は、わたしのめちゃくちゃな発言全部に対して真面目に取り合ってくれ、
・「そこはどう答えるのが正解なの?」
・「女心、よくわからないから教えて。」
と優しく言ってくれたのでした。
そして修羅場になるかと思われた空間も、peacefulな空気に変わって、無事仲直り。
—————————————————————————–
■またもや彼に救われた、恋愛下手女子。物理的に「距離を置く」はNG?
—————————————————————————–
彼はいつだって真剣で正直なだけなのですが、たまに言葉足らずなところもあって(わたしの察知能力が及ばないところもあるけれど)、「距離を置いた結果、俺の気持ちもどうなるかわからない」と言われた直後はただただショックでした。
でもそれって、たぶん真実なんですよね。
物理的にただ離れる、会わないようにする、っていう意味での「距離を置く」行為は、ただただ相手を遠ざけて放置し合うだけで、何の解決にもならないのでしょう。
そういう状態が続けば、やがて自然消滅する可能性もかなりの確率であるのかも。
彼の発言は、そのことに危機感を持って言ってくれたものだと、今だったら思えます。(女心的、心理的には、「俺の気持ちは変わらない」って言ってほしいけどね!笑)
こういうのを、見せかけじゃなくて、「本当の誠実」っていうのかもしれませんね。
そんなこんなで、恋愛下手女子は、またもや彼のすごさを目の当たりにするのでした。笑
ちなみに、後日談になりますが、しばらく経ってこの日の出来事がわたしたちの間で話題にのぼり、
わたし:「あの時、実際引いた?うわっめんどくさい女!って思ったでしょ?」
と聞いてみたところ、彼の返事は、
「ああ、あの「『わたしのこと好き?』とか、『ちゃんと好きって言葉で言ってもらわないと安心できない!』なんて言っている女子を見て、正直、ばかだなって思ってたのに自分が言ってたやつ?笑」
「あれ、すごく可愛らしいな~って思った。」(彼また思い出して笑う。)
・・・か、可愛いって・・・!ま、マジですか?!笑
男性のみなさん!聞きました??
「『私のこと好き?』と彼氏に気持ちを確かめる女は、可愛い」んです。笑
わたしがよく目にした記事の中では、「彼に自分のこと好きかどうかしつこく聞いちゃダメ!」とか書かれているけれど、そんなことないのかも。
女性の方もね、きっとわたしと同じように、「こんなこと聞く自分は愚かだ」って分かっていると思う。
それでも、そういう愛の言葉とかを求めずにはいられないんだよね。
女性側も、もちろん程度ってものがあるので、聞きすぎはダメなのかもしれないけど、愚かさに気が付かずに聞いているわけではないと思うので、男性のみなさんは、そこんとこ、よろしくお願いします!笑
ちなみにわたしの彼は、今回の件について、
「泣かせる方にも問題がある。」
「そういうこと言わせてしまった方にも問題がある。」
とまで言ってくれました。
器、広っ!笑
まとめると、
女性は、
私のこと好き?」と聞いてもいいけれど、きちんと、「こんなこと聞くのはバカだと分かっているんだけど、あなたに好きって言葉で言ってもらうとすごく幸せな気持ちになるの。」ということを伝える。
男性は、
女性も、自らの愚か
に無自覚ではないので、そこを理解してあげる。それに、嫌いな人ならともかく、愛する恋人が自分のたった一言で幸せになってくれると思えば、そんなに「好き」と言うのも苦痛にならないのでは・・・?
(あまりに無自覚だと思われる行動が見られたら、優しく注意してあげてください。優しく、ね?笑)
たった一言で誰かを幸せにできるなんてそうそうできることではないと思うので、彼氏冥利につきると思って、ね?(わたしなんて一生かかっても誰かを幸せにできるか不安だから、うらやましい限りだ、うん。)
さて、そんなわたしはというと、最近では、
「〇〇(彼の名前)のこと、わたし好きだよ。〇〇は、わたしのこと、好き?」
と、自分の気持ちを伝えつつ、ちゃっかり彼にも聞いています。笑
晴れて、俗に言う「めんどくさい女」の仲間入り!(今までばかにしてたのに・・・女性のみなさん、心からごめんなさい。もしよければ、これから仲良くしてください。ぺこり。)
彼いわく、わたしは「欲しがり屋さん」なのだそうですが、そうなんでしょうか?
でも、そんなわたしに付き合ってくれる彼が、大好きです。
今日も彼にCheers!笑
女性のみなさん、男性のみなさんも、ぜひこの件について感想やご意見など聞かせてくれたらうれしいです♩
わかる~と思ってくださった方、なるほど~と思ってくださった方、なんだそれ~と思った方も(笑)、ポチッとワンクリックしていただけたらうれしいです♪
あ、あといいねとかもしてもらえたら、とっても喜びます。
・・・・はっ
わたしってば、やっぱり「欲しがり屋さん」なのかしら・・・・
今日も読んでくださりありがとうございました
レバー 関連ツイート
トイレの流すレバーが言うこと効かないんですもの(笑)
僕のせいではありません😚