こんにちは、の桑原です
9月になり、いよいよエギングシーズンに突入
という事で仕事終わりに倉橋島方面に、
調査に行ってきましたよ
ド干潮から潮が上がってくるタイミングでスタート
最初は様子見で2.5号から投入
反応を伺うようにテンポよくシャクリ、潮が上がって来ている為、水深が深くないので、
ゆっくりテンションをかけてフォール
がっ・・・反応無し、向きを変えてキャストしても同じような状態
時間帯や潮によって付き場が違うのかなぁと思い場所移動
一ヶ所で粘るよりもこの時期はラン&ガン、ひたすら場所移動です
今度は常夜灯のある場所で明暗差を・・・
あれ?イカいるじゃないか、2号と同等のサイズが浮いてましたが、
エギには無反応だったのでスルーして次の場所へ
別の常夜灯周りで遂にエギを追いかけてくるイカたちに出会えました
抱いて来るかなぁ・・・?
ガッツリ抱いてくれました、自分の今年最初のアオリイカです
これだけ好反応だとサイズ上げても大丈夫そうだなぁ
という訳で2.5号から3号にチェンジして別の場所にキャスト
手前の駆け上がりに入った途端・・・。
しっかり掛ってくれました~(イカのサイズがエギと同じって言わないでくださいね)
この時期でも3号で抱いてくれるので自分的には楽しめました
週を重ねるごとにどんどんサイズが上がって行くので、これからが楽しみですね!
今はまだ2号~2.5号で抱いてくるので、是非とも数を釣って楽しんでみて下さい
只今広島本店はエギングコーナーを拡大して設営しています
是非お越しくださいませ
更に只今、も開催中です
9月1日からスタートしています、限定エギをゲットです
来週も行ってきますよ
ではまた次回~
今回は、「
検察側の罪人」を観て参りました(^_^)
今回は、ネタバレありです。
ネタバレしないと、自分の思ったことが書けないので。
なので、まだ観ていない方はご注意下さいね。
では、粗筋です。
都内で発生した犯人不明の殺人事件を担当することになった、東京地検刑事部のエリート検事・最上と、駆け出しの検事・沖野。やがて、過去に時効を迎えてしまった未解決殺人事件の容疑者だった松倉という男の存在が浮上し、最上は松倉を執拗に追い詰めていく。最上を師と仰ぐ沖野も取り調べに力を入れるが、松倉は否認を続け、手ごたえがない。沖野は次第に、最上が松倉を犯人に仕立て上げようとしているのではないかと、最上の方針に疑問を抱き始める。木村がエリート検事の最上、二宮が若手検事の沖野に扮する。
(映画.comより抜粋)
#1 : ストーリーについて
この映画、私は原作を読んでいません。
なので、言ってしまうと、ストーリーには正直よく分からない部分もありました。
本筋の強盗殺人、これはまあ分かりました。
最上と沖野が担当することになった強盗殺人の容疑者に、最上と関係の深い過去の未解決殺人事件でも容疑者だった男が浮上し、最上がその男・松倉を今回の犯人に仕立て上げたいがために、越えてはならない一線を越えてしまうのですよね。
ところが、その脇で展開していた、最上の友人である議員秘書・丹野の話が、ちょーっとよく分からなくて^_^;
あれ何ですか、丹野の奥さんは、何かの宗教にハマっているのですか?
奥さんと何を揉めていたのか、そして、丹野はどうして自殺したのか、その辺がさっぱり分かりませんでした。
逮捕されるのが嫌で自殺したわけではなさそうですし…。
いや、分かるんですよ?
丹野が何かに絶望していたらしいことも、彼の自殺が最上の背中を押す最後の一押しになったのだろうことも。
でも、その描き方が中途半端かつ浅いので、伝わらないのですよ。
最上が一線を越える際も、あまり葛藤らしいものが見られないんです。
テーマは重いはずなのに、観終わった後に「重いもの観たなあ」という感じがあまりしませんでした。
「三度目の殺人」を観た時のような、ずーんと来る感じがないんですよね。
調べてみると、原作は文庫本で上下巻あるのですね。
上下巻となると、結構な分量ですよね。
でも、映画の尺は123分なんですよ。
昨今、だらだらと無駄に長い映画の多い中、これだけ
テンポよく展開しているなら、あともう20分ほど長くても観ていられたと思うのですが、どうしてこんな
中途半端な尺に収めてしまったのでしょうか…。
丹野のパートも、原作ではきっと重要な部分だったのだろうと思うし、最上が一線を越えてしまう時の「これ以外にもう方法はないんだ」という切迫した心理も、もう少し丁寧に描いてもらえたら良かったと思います。
沖野の心理は分かりやすく、観客が共感しやすいように描かれていましたが、恋愛パートだけはちょっと唐突感がありました。
#2 : テーマについて
この作品は、「正義とは何か」を問い掛けるものだったと、私は思います。
裏テーマ的に戦争の話に触れたりもしていましたが、そこに関して言いたいことはないので、分かりやすく「正義」について思ったことを書きたいと思います。
まず、「正義」とは、人それぞれなんですよね。
同じ人物の掲げる「正義」も、立場や時期が変われば、形を変えると思うんです。
でも、絶対にブレてはいけない「正義」もありますよね。
この作品で言えば、「検事である意味」がそうで、作中でもそこを巡って最上と沖野が対立します。
当然、沖野の言っていることの方が検事として正しいのは間違いないのですが、最上がやってしまったことは「個人」としての「正義」で、そこに至った経緯や心理を描くことで、観客を納得させなければいけなかったのだと思う
です。
「納得」というのは、最上の行為を「許す」という意味ではありません。
「一定の理解を示す」とか、「実際に起こり得ることとして危惧する」とか、「憤りを隠せない」とか、人によって反応は違うと思いますが、何かを感じて、考えて、ストーリーのテーマとして呑み込ませること、と私は考えます。
ところが、この最上の行動があまりにも支離滅裂で、心理描写も雑だったので、個人的には「何がしたかったのかしら」と思うだけに留まってしまいました^_^;
松倉が容疑者だった昔の事件はもう時効を迎えているため、最上はどうしても松倉を今回の事件の犯人に仕立て上げたくて、証拠を捏造したり、挙げ句の果てには真犯人を邪魔だからと殺してしまうのですよね。
最上は松倉を死刑にさせたかったらしいのですが、そこがまず理解できなくて。
日本って、そう簡単には死刑判決は出ないじゃないですか。
強盗殺人で死者が2人では、死刑判決が確実に出るとは言えないと思うんですよね。
裁判員裁判では、割と厳しめ(ちなみに私はそれが妥当で、それこそが民意だと思っています)の判決が出ることが多いですが、それでも分からないじゃないですか。
仮に最上の思惑通り死刑判決が出たとしても、刑が執行されるまでにまた何年も、下手したら何十年も掛かるわけですよね。
刑務所の中とは言え、まだ生き長らえさせるのですか?
いろいろ道を踏み外すほどに、憎んでいるのに?
最上は、冤罪を生もうとしただけではなく、人まで殺してるんですよね。
どうせ人を殺すのなら、どうして松倉自身の方を殺らなかったのかなあと不思議でした。
最後は結局、他人に頼んで、事故に見せかけて松倉を殺しているんですよ。
道を踏み外す覚悟があったのなら、回りくどいことはしないで、自分の手で終わらせたいと思うのが普通じゃないかと思うのですが…。
確かに、真犯人が浮上したタイミングでは、松倉は別件逮捕で勾留中だったので、手が出せなかったかも知れません。
でも私だったら、真犯人が見付かったのならそちらを挙げて、松倉の別件逮捕はどうせ軽いものなんだから、出て来てから自分で恨みを晴らしたいと思うけど…。
そこが、物語の冒頭で最上自身が言っていた「自分のストーリーに固執する検事は身を滅ぼす」ということなのだとは思うのですが、どうにも描き方がマズイので、「検事なんだから賢いはずなのに、こいつアホなのか?」という気持ちが先に立ってしまいました。
もっと葛藤を丁寧に描いてくれていたら、最上の「正義」についても考えられたと思うのですが、杜撰な犯罪を見せられただけという気がして残念です(>_<)
#3 : キャストについて
ストーリーは残念でしたが、キャスティングと演技は良かったと思います!
とにかく、ジャニーズの大スターが2人も出ているのが話題の本作。
でも、ジャニーズによくある1人はバーターというものではなく、W主演と言って良い配役、さらに直接対決もありますからね(*^.^*)
木村拓哉さんは、これまでどんな職業を演じても天才肌という役柄でしたが、本作では人間味のある悪役でしたね!
周りの検事に自分の犯罪行為を疑われて誤魔化す姿なんかは、本当に嫌悪感が湧きました。
検事役は、ドラマ「HERO」でも演じておられましたが、まったく違うキャラでしたね(^_^)
二宮和也さんは、さすがとしか言いようがないです!
松倉の取り調べで、すごい剣幕でまくし立てるシーンは、迫力満点で引き込まれました!
かと思えば、最上と真っ向から意見が食い違うシーンでの、格上の最上に遠慮したような抑えた演技も、素晴らしかったと思います(^_^)
沖野の検察事務官・橘を演じる吉高由里子さんも、こういうキリッとした役がとても似合いますね!
彼女も以前、ドラマ「正義のセ」で検事を演じていらっしゃいましたが、本作のような役柄の方が、断然イメージに合っていました。
そして、今回のMVPは、やっぱりこの方!
松倉を演じた、
酒向芳(さこう・よし)さん(^O^)/
とにかく、気持ち悪さが半端ない(;^_^A
予告編で散々流れた、口で「パッ!」と音を鳴らすシーン。
こんなの目の前でやられたら、沖野でなくてもキレて、20発くらい往復ビンタ食らわせたくなります^_^;
普段はこんなに優しそうな雰囲気の方で、これまた驚き( °д°)
とにかく、この方がいなければ、映画はもっとつまんないものになっていたかも知れません。
#4 : まとめ
なんだかんだ言いながら、この映画、大ヒットしているようですね。
まあ、キムタクとニノの共演で客を呼べないわけがないので、そこは別に意外ではないです。
お二人の演技も、本当に見応えがありましたし。
ただ、やはり物語の描き方が浅いような気がして、私にはちょっと物足りなかったです。
ところで、皆さんは本物の検事さんを見たことがありますか?
弁護士は私たちにも結構身近な存在ですが、検事となると、なかなか関わる機会がありませんよね。
そんな検事に必ず会える場所、それが法廷です。
別に自分が被告人になったり、証人として呼ばれなくても、傍聴人として行けば良いのですよ!
もう10年くらい前になりますが、私は一度だけ、裁判の傍聴に行ったことがあります。
京都地裁で、その日は3つの公判を傍聴しました。
確か、道路交通法違反(スピード違反)の初審、覚醒剤取締法違反(所持)の審理、窃盗だったか詐欺だったかの結審と、バランス良く見た記憶があります。
中でも印象に残ったのがスピード違反の初審だったのですが、この被告人は常習犯で、過去に何度も同じ罪で捕まってるんですよ。
高速道路を120キロで走行とかだったと思うのですが、走り屋なのですかね。
もうね、反省なんかしてないのは目に見えて明らかでした。
で、担当検事が被告人にある質問をした時、被告人がちょっと笑ったんですよ。
そしたら検事さん、すかさず「何か可笑しいですか」と切り返して。
もう、めちゃくちゃカッコ良かったですよ!
あの被告人は多分、普段から、何か都合の悪いことを言われたりしたら、笑って誤魔化す癖があったんじゃないかな。
それをスルーせずに指摘したのは、きっと裁判官の心証に影響させるための、検事さんの作戦だったのですよね。
ホント、痺れました(≧▽≦)
弁護士と検事、どちらかになれるとしたら、私は絶対に検事なんですが、本作を観ると、「私なんかには到底務まらない仕事だわ〜」と、つくづく思いました^_^;
あんなに頭の回転、速くないですし。
本作では、ドラマ「HERO」などでは描かれなかったリアルな検事の仕事ぶりを見ることが出来たので、物語はアレでしたけど、個人的には「職業もの」として楽しんで観ることが出来ました(*^.^*)
kagamiko的評価
★★★☆☆