手と手とレバー
よし、ロッドのインプレ終わった!と思えばリールのインプレがありましたな。
ということでメッキ用に購入した
ツインパワーXD C3000XGのインプレと
アジング用に回された
ヴァンキッシュC3000XGの再インプレいきます。
リールと言えばシマノ最高峰のステラとダイワ最高峰のイグジスト。
双方共に2018年に出てがっぷりぶつかるわけですな。
写真を見ましたが、これまた双方共にシルバー基調の落ち着いたデザイン。
私はすごく好み、というか最近のダークカラーベースにゴールドを組み合わすというのが好きでないんですが、ステラ、イグジスト共にカッコ悪いという声も多いようで。
まあ買わない人間には関係ないんですがね。
私は両方とも買わないと重います。
これらの小型機種は陸っぱりに使ってますが、私のその釣りにフラッグシップモデルは必要ないかなと。
セルテートクラスで充分とおもって、01ステラAR1000とエアリティ2506を最後に買ってませんね。
ただ、こう言ってても欲しくなってきそうな…
コワイコワイ
セルテートって出て大分経ちますが、
今思えばあのリールシリーズのすごかったのは、REAL4コンセプトを最初に導入してスプールやハンドルを他のリールと共通性をもたせながらも、「このリールで充分と」いう地位を確固として確立させたことなんでしょうなあ。
もう上(イグジスト)気にならないって声を結構聞きましたからね。
お金のあってその性能(軽量性)やフラッグシップモデルが欲しい人は買うんでしょうが
その後にザイオンで軽量化されたリールをダイワは出しますが、それでメタルボディのセルテートの地位がより際立つと。
で、シマノはそれがツインパワーになりますが、シマノはツインパワーでその丈夫さを売りにしてますが、セルテートみたいにフラッグシップモデルの廉価版というイメージから脱出には上手くいってないような…
ツインパワーの軽量モデルとしてツインパワーmgを出したりして、ただでさえステラという強い力を持つリールの下にあるのに、そのキャラを薄めるような事をしてましたし。
が、その軽量版ツインパワーをヴァンキッシュとして名前を変えた事で、ツインパワーの独自性を高めてきてるのか?と思えばXDという派生モデル…
むむむ…今後無印ツインパワーとツインパワーXDはどう並立させていくのか気になるとこです。
そのツインパワーXDが気になったのは、
私んとこの陸っぱりリールのローテーションとストック。
13セルテート2510PE-Hに加えて、
ヴァンキッシュC3000XGとストラディック3000XGMを買ったのが一昨年。
ヴァンキッシュは軽さを狙ったのが裏目に出たのか、メインメッキロッドのUC-73tとバランスがやや悪いように感じる。
そこでアジングロッドに回したのですが、それまでにメッキに酷使した為か、またはハズレ個体だったのか、メッキのファーストリトリーブ&ハイパートゥイッチングでは気にならなかったコツコツ感がアジングのスローリトリーブでははっきり感じるようになりまして…
このコツコツ、微妙なアタリをとるアジングではアタリと間違えるので致命的。
ボディは大きいがスプール共通のストラディックを試すとコッチはコツコツ無い。
つう事で17年の休暇で修理に出す事に。
同時にセルテートも不具合はないものの、三年以上使ってきたのでこっちもOHに。
ラインローラーのマグシールドベアリングって突然錆びると聞いてますし。
が、二台いっぺんに修理に出すと、残る陸っぱりメッキリールはストラディックと、ハイギア化したセルテート2500Rカスタムだけ…
OHは休暇中に終わらなく、長らく手元に戻ってこない可能性が高い…
そこでアジングに回すヴァンキッシュC3000XGと同じボディサイズで重さはUC-73tにバランスが合うより重いリール
つう事でツインパワーXDのC3000はどうかと。
ちなみに重さですが、
ヴァンキッシュのC3000が185g
ストラディックは3000が250gで持ってないC3000が245g
ツインパワーXD C3000は235g
つう事で買ってしまったツインパワーXD
XGモデルは三台目なんでHGにしてみる事も考えましたが、やはりメインのメッキ釣りは
「スピード!モアスピード!」ということで同じXGに
ちなみに予想と違ってOHに出したセルテートとヴァンキッシュはあっさり休暇中に戻って来て、手元にシマノの3000番が三台、ダイワの2500番が二台…レバードラグのリールを含むと3台か…
となりましたとさ。
これはステラ、イグジスト以前に陸っぱりリールは当分買わなくてええか。
その重さですが実測だと
一回り大きいストラディックの3000XGMだと
やはり重たいっすね。
ラインは0.6号巻いてます。
XDは普段はこのスプール使ってます
そのスプール付けて計測
あれ?20g近く重たくなった…
ではスプール単体で計測
XDスプール
ストラディック
やはり20g近く思いですな
内部構造とかは変わりなさそうなんで、おそらく素材かなんかが、ツインパワーXDとストラディックは違うのじゃないかと
そしてヴァンキッシュ
やはり軽い
これは3000スプールでなく、3000Sスプールに0.3号を巻いてます。
ルビアス2004Hと5g違い
シャロースプールとノーマルスプールに重量差あるのか気になったので計測
3000Sスプール
次にオリジナルの3000スプール
こっちが重いですな。
やはりXDの3000スプールとストラディックの3000Mスプールの重量差はグレードの差と考えた方がよさそうです
ついでにダイワのリールも
13セルテート2510PE-H
ラインは0.8号巻いて、ノブは一回り大きい16セルテート4000SHのに変えてます。
オリジナルスプール付けたXDよりちょい重いくらい。
初代セルテートの2500Rカスタム
2508スプールに0.8号を
エギングウッドノブを付けてこの重さ。
同サイズのストラディックに比べるとちょい重いですな。
まあ古いリールやし
では本題のツインパワーXDに関して
まず見た目ですが、このお尻上がりのデザインはどうも好きになれませんなあ…
まあ意味はあるんでしょうが。
カラーはちょい青味がかったブラック。
個人的には無印ツインパワーやストラディックのシルバーの方が好みですが、耐久性アップ主張なら、無骨さを感じさせるこのカラーもアリかなと思います。
そしてXDでまず評価の高い点。
ハンドルをEVAノブにしたことですな。
4000やC5000は夢屋のパワーラウンド型のMのようですが、C3000のI型のロングかな?
私はしっかり握るのでパワーラウンドでもよかったんですが…
でもヴァンキッシュやストラディックのハンドルノブよりはずっとマシですね。
T型の形状でなく、シマノのゴムが嫌いなんです。
98ステラから導入されたエラストマー。
あれの手にくっつくような感覚が嫌いで…
事実、ガソリンやオイル類が付着するとすぐに腐食されて、ボロボロになってくる。
私がメンテに使うメンテルーブでもそうなりますからね。
ですので大型リールは許す限りSOMのグリップに交換。
一昨年買ったストラディックとヴァンキッシュはメンテルーブ使わずにシマノの純正オイルを使ってましたが、もうボロボロに…
これは交換せなあかんなと…
それとラインローラーをメンテナンス出来るようにしたこと。
専用グリスを買わないといけませんが、中々リールをOHに出せない人間としては歓迎ですね。
最近のリールの耐久性は大したもんですし、フリーメンテの傾向は確かに楽です。
が、ラインローラーみたいに海水の侵入に常に晒されている所は、やはりユーザーの手に任した方がいいのでは?と思いますね。
マグシールドボールベアリングなんかいれないと。
次に使用感
ロッドはUC-73tが殆どで何回かAR-C806につけました。
ラインはPE0.6号ですが、スプールはストラディックの3000Mスプールを付けてます。
したがってドラグ性能はXDに関してはまだわかりません。
XDの3000スプールには0.8号巻こうかと思ってましたが、セルテートに0.8号巻いてるので被る…
0.8号巻いたセルテートはメッキ以外にライトリーフのスプーンゲームに使ってますが、時々役不足をも感じますのでXDの3000スプールには1号か1.2号あたり巻こうかなと考えてます。
そういや、ヴァンキッシュも3000Sスプールばかり使って、3000スプール使ってない…
こっちもどうすべか。
回してみる。
すごいヌメヌメ感。
ヴァンキッシュもヌメヌメがあるのですが、もっと軽かったような…そして使ってるうちにええ感じのサラサラになっていきました。
ツインパワーXDなんですが、
未だにヌメヌメ。
今ヴァンキッシュと巻比べると、空巻きでは明らかにヴァンキッシュの方が軽いです。
XDは感度を重視するリールではないし(私にとっては)これはこれでええんじゃないかなあ…
空巻きの時だけの感触で語るのは、実際の釣りではあんまし役に立たないですしね。
問題はギアがどんだけ保つのか…
ヴァンキッシュは不具合出たので一年でメーカーに出しましたが、XDは三年くらいは保ってもらいたいなと。
で、このブログ書くのに色々空巻きしてて気づきましたが、13セルテートがゴロ感出てる…
ライトリーフゲームに持ち出したのがまずかったか?魚を掛けた時にゴリ巻き連発するからね…
それともOHしてもある程度使った古いリールは仕方ないのか…
負荷を掛けて巻いても感じる程でないからいいですけどね。
ヴァンキッシュとXDの違いですが、ベールアームの戻りがヴァンキッシュから改善されたように思います。
ヴァンキッシュはベールアームがやや固めで、ローターの位置によってはオートリターンが上手くいかず、着水からすぐにリトリーブ出来ない事が何度かありました。
手でベールアーム戻せばええだけの話ですが。
XDはそこを改善したようで、ベールアームの戻りが軽くなって、リトリーブで確実にリターン出来るようになってます。
そんなツインパワーXDによる釣果ですが、
陸っぱり不調なんでセルテートに比べるとあんまり釣ってませんが
13セルテート2510PE-Hから始まり、ヴァンキッシュC3000XG ストラディック3000XGM、そしてツインパワーXD C3000XGと使ってきたハイギア、エクストラハイギア。
陸っぱりメッキではもう手放す事が出来ませんなあ…
アジングに回したヴァンキッシュでは、やっぱりギア比高すぎる気もしましたが、私はあまり気にしてません。
最初からアジングならせいぜいHGにとどめておくでしょうが。
確かにその巻取りスピードではデッドスローリトリーブがし難いと思う事もあります。
しかし、出来ないわけではないですし、そのギア比からくるトルク不足でハンドルがやや重く感じるのですが、それが逆にキャロに比べてジグヘッド単体という「軽い」リグで遠投や底まで沈めた時、リグの重さをしっかり感じて巻いてこれるように思っております。
つまり、シーバスでもよく言われるエクストラハイギアの利点、感度向上。
今年になっての傾向ですが、メアジの20cmクラスは遠距離や深場といったところで食ってくる事が多く、そしてアタリが15cmサイズに比べてアタリが小さい。
よくてモゾッ、殆どが違和感を覚えて合わせて掛けております。
そこでエクストラハイギアの感度が活きるわけです。
掛けてからもそう。
回収が速くて便利とハイギアの利点として言われますが、ファイトにも有利です。
掛けた後に一気にラインを回収する。
すると反転される事が少なく、ロープ周りでの攻防に有利になります。
使い始めたブルカレ83T
ZとヴァンキッシュC3000XGとジグ単の組み合わせ。
ZとヴァンキッシュC3000XGとジグ単の組み合わせ。
遠くて深いレンジにいてアタリの小さい20cmクラスのメアジ。
そこに届けるにはロングロッドが有利ですが、アタリをとる感度という面では不利。
それをエクストラハイギアの感度で補う。
その組み合わせがハマってよく釣れました。
62TZやAJISTでも釣りましたが、八割はヴァンキッシュと83TZの組み合わせかと。
ロングロッドでロングキャストし、早巻きを必要とする変なアジングをしてる人にはヴァンキッシュC3000XG良いかもしれません。
軽さはルビアス2004Hと同じですしね。
ワンサイズ下のC2500XGだとさらに10g軽くなりますけど。
それとシマノ3000番は2500番とスプールが共有出来ます。
気を付けないといけないのは、Cのつく3000番は付かない3000番と2500番が共有可能ですが、
Cのつく2500番はこれらと共有不可能で、Cのつかない2000番と共有可能。
そしてさらにややこしい事にCのつく2000番は付かない2000番とは共有不可で1000番と共有可能…
ヴァンキッシュだと2500Sというモデルが存在しますが、糸巻き量だと3000Sスプールと同じ。
何が違うのか?というとドラグ値。
2500スプールは3000スプールに比べてドラグ値は低いものの滑り出しを良くしてると。
私はメッキで0.6号を使う事考えて3000Sスプールを買いましたが、アジングに使うなら2500Sスプールの方が良かったかな?と思ってます。
ただ、アジング用のリール購入の時は、メッキ用によりもよく選んだ方がええですな。
私みたいにコツコツ感が有ると気になってアジング出来ませんから。
私のヴァンキッシュはメーカーに出してコツコツ感は消えたのですが、今度はシャラシャラ音が出て…
エクストラハイギアはアジングに無理なんか?それとも修理してもハズレはあかんのか?
と思ってましたが、使い続けるとそれらは消えました。
今のところは快適にアジングに使っております。
というわけで
ツインパワーXD C3000XGは陸っぱりメッキ
ヴァンキッシュC3000XGはアジング
セルテート2510PE-Hはライトリーフ
と上手く使い分けていこうと思いますが…
ストラディック3000XGMどうしよ…
元々スペアリール的に買ったのですが、ホンマにあまってしまいそう。
やや大きめ重めってことで、今はセルテート2500Rを使ってるエギングに回そうかな?