落ち込んだりもしたけれど、インディ・ジョーンズです

月曜日は…♡

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今年+17,959,304円

 毎日毎日チャートをみてストレテジー開発してると、ちょっと苦しくなる時がありますよね。

そんな時は、インディ・ジョーンズの主人公になったつもりで、研究したらどうでしょうか？

「宝の地図をもって謎解きをしながら、宝を追っていく」というあの感覚です。

僕らもチャート（英語では海図という意味もあるしね笑）をみながら、数字の謎解きをして、謎が解ければ大きな利益を手にすることが出来ます。

何か似てませんか？毎日毎日冒険してるような感じになりませんか？

苦しくなったときは映画の主人公になったつもりで取り組みましょう。笑。

よろしくお願いします。

考古学というと、たいていの方のイメージはインディアナ・ジョーンズや吉村作治氏のイメージになるでしょうか。

失われ、埋もれた古代文明を発掘する。そうしたイメージのため、考古学とは古代史だけのものと思っている方が多いのではないかと思います。

しかし考古学とは【遺跡・遺構・遺物を考察することにより過去の人類の文化を研究する学問】、ざっくり言うと、「もの」によって過去を研究する学問のこと。

「史」という文字が「フミ」とも読み、「文」に通じるとおり、歴史とは、もともと「過去に起こったことを書き留めた記録」のことを言います。

この歴史＝古文書から「事実」を読み取る仕事が歴史学者。建物や器物、柱を建てた跡の穴とか、堀だった切れ込みとか、そういった形に残っている「もの」から文化を繙（ひもと）いてゆくのが考古学者です。

ですので、室町時代の池の跡だとか、明治時代の洋館跡だとか、もっと近く、昭和の軍事施設跡といったところも研究対象になります。考古学＝古代以前というわけではないのです。

その昔、歴史小説家の永井路子氏が、とある発掘現場でヒシの実が出てきたところに立ち会われ、この時代の屋敷の池にヒシが植えてあったことがどのように歴史を書き替えていくか、わくわくするといった話を書かれていました。

まざまざと歴史の向こうを見る瞬間。いいなぁ、自分もそんなふうに実感してみたいと思ってたら。

先日、たまたま入った博物館の考古学企画展示で、人が少なかったため学芸員さんにずっと解説していただくことができました。

展示物の中には、戦国時代のもので、近くの山城から出た土器の破片に、ほんのわずか金の粒が付いているものがあり、土器は取瓶（とりべ）か坩堝（るつぼ）で、精錬加工の際に付いたものであろうということでした。
 

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 取瓶（または取鍋）とは
溶けた金属を鋳型に注入する際に用いる容器

 坩堝とは
物質を溶かしたり高熱処理する際に用いる容器

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そして教えてくださったのが、「この付着した金の成分を調べたところ、甲州金（こうしゅうきん）ではないとわかった」ということ。

甲州金とは、文字どおり甲斐国（現在の山梨）で採掘された金のことで、武田信玄の軍資金となったことで有名。攻略する土地の武将たちに金を撒き、味方につけるのは信玄の得意技でもありました。

この山城は、武田氏と北条氏の勢力圏の境目にあったため、武田と通じていた可能性もあります。しかし、城内で加工された金が甲州金でないということは、城主は武田から金を受け取っておらず、北条に忠実だったという証明になり得ます。

地道な発掘調査が「諸説あり」の「諸説」のひとつを淘汰する。その現物を拝見できて、本当に感激でした 

吹けば飛ぶような山城、無名に近い武将。その人物が実際に武田方であったか、北条方であったかだけでも、これだけの調査が要るのだなぁとも思いました。

以前、お邪魔したブログのコメント欄に「歴史なんて、その時その時で説が変わって信用できない」という書き込みを見て悲しく思ったことがあります。

こんなふうに、考古学でも歴史学でも新たな史料が見つかり、それを分析し、証拠を得て、各々の考えが組み立てられていることを知って欲しいな…と思います。

 拝読が遅れてます、すみません