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先日は妻が書いた記事(【】参照)をお読みいただきまして、本当にありがとうございました。「いつもありがとうございます」の方、「初めまして」の方、コメントは残さずとも私や妻を思って下さった方、そんな皆様の温かさが病室のベッドの上までしっかりと届きました。重ね重ねありがとうございます。ブログを書き始めてから約2年半、これほど嬉しかったことはありません。自分の型に拘(こだわ)るあまりに苦しくなり、書くことが辛くなったことも少なからずありますが、投げ出さずに続けていて良かったと心から思いました。ブログというコンテンツが持つ可能性を改めて感じた次第です。
退院はまだ先のようです。目まいと耳鳴りに加えて、激しい頭痛に襲われることがあり、耳鼻咽喉科と脳神経外科の診察を受けています。精神科の受診も勧められました。家族に不安を与え、寂しい思いをさせてしまっている自分を思うと、悲しくてなりません。不都合から目を背け、逃げ続けてきた報いでしょうか。知らず知らずのうちに心身が疲弊し、蝕まれていたのかもしれません。
人間ですから、未来に不安を覚えることも、涙で視界が滲むこともあります。そして、私はそれを心の弱さだとは思いません。これから自分がすべきことを理解し、それを体現していけるならば、立ち止まることも涙を流すことも必要な時間でしょう。そんな経験が心に奥行を生み、他の誰かの痛みを受け止められる優しく柔らかな人間性を育んでいくのだと思います。
ブログはもう少しお休みさせて下さい。この原稿は妻に託します。合わせて何か書きたいことがあるようなので、お付き合いをいただけましたら幸いです。次は何を書こうとしているのか、いや、何を暴露しようとしているのか、若干の不安を感じつつ妻にバトンを渡します。
文:清掃氏 絵:
先日は私の至らない文章を読んで下さって、本当にありがとうございました。たくさんの励ましをいただき、涙が溢れてきました。私は小さな頃から泣き虫で、そんな自分がずっと嫌いでした。でも、ある時、夫からこんな言葉をかけられました。それは私が初めて夫に書いた手紙(【】参照)の返事です。すぐ隣に夫がいたら、「のっ、載せないで…」と懇願されそうですが、これでお互い様ですよね。本名の部分を”妹子”に変えて載せます。
妹子さん、お手紙ありがとう。一言一句に込められた思いをしっかりと噛みしめながら読ませていただきました。自分自身が歩んできた道を伝えるのはとても難しくて、勇気のいることだと思います。ましてや、人とは少し違う道を通ってきたリ、そこに辛い記憶があるならば、それは尚更のことです。僕はまだ話せません。これからもずっと胸の中に閉じ込めたままかもしれません。
僕も一人が好きです。一人でいれば、誰かを傷つけることはありません。でも、苦しめてしまう人がいます。それは自分を思ってくれる人、そして自分自身です。孤独は苦くて甘い薬のようなものだと思っています。苦い時は人を求め、甘い時は殻に閉じこもる、随分と自分勝手な生き方ですよね。こんな僕ですから、思い描いた人生が送れなかったのも当然でしょう。一人が好きなのに人が作る輪の中にいる自分を心に浮かべる…、いつかそんな矛盾から抜け出せるのでしょうか。
足りないのは、ほんの少しの勇気なのかもしれません。僕はそれを妹子さんからもらえた気がします。もちろん、今すぐに昨日とは違う自分にはなれません。でも、今この瞬間から昨日とは違う選択肢を選ぶことは出来ます。毎日それを少しずつ積み重ねていけば、誰にも気付かれないように、自分さえ分からないうちに、昨日とは違う自分になっている気がします。
泣くことの出来る妹子さんは強い人間だと思います。僕は涙を流すことを恥ずかしいことだとは思いません。弱い人間だとも思いません。感情は抑え込むほど心への負担が大きくなります。だから、それを解放できる妹子さんは強い人間です。泣くことによって解決することはなくても、心を軽くして次の一秒と向き合えます。僕も感情を素直に発露できる人間でありたいです。それが昨日とは違う自分になる一歩なのではないかと思いました。妹子さん、教えてくれてありがとう。明日も一緒に…、頑張ろう。
夫から渡された皆様へのメッセージを読んだ時、この手紙のことを思い出しました。最後の言葉を変えて夫に送ります。
あなた、教えてくれてありがとう。これからもずっと一緒に…、頑張ろう!
妹子
いつも「こっちに恋」って思ってた。 でも、いつからか「愛に行く」ようになった。 恋は待つもので、愛は自ら迎えにいくもの。 愛には行動力が必要だってことかもね。