駆けぬける歓び野草
スーパーの有機野菜コーナーで買ったもの。
ターンム(田芋)と、紫イモ。
どちらも米が普及する前の沖縄の人の主食だったそうです。
田芋はタロイモの一種で、ドゥルワカシーやドゥルテンやデンガク作りにも使います(田芋大好物♡)。
紫芋は鉄分などのミネラルやポリフェノールがたっぷり!
↑「血の薬」と言われるハンダマー。
関東では「水前寺菜」や「金時菜」の名前で売られていますよ。
ハンダマー(水前寺菜)は血液を解毒、浄化、造血してくれるので、
昔から「血の薬」とか「不老長寿の薬草」と呼ばれています。
ハンダマーには鉄分、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、いろんなミネラルが凝縮しており、
むらさき色の葉は強力な抗酸化作用があるポリフェノールの一種「アントシアニン」の色。
血の足りない私は、沖縄にいるときはほぼ毎日ハンダマー食べてます♪
スーパーの島野菜コーナーには必ず売っているので。
おひたしにするとツルッとして美味しい〜!
サラダで食べても美味しい〜!
(というか沖縄旅行中は毎日島野菜を買って料理してます(笑)。いつもと違う食材は楽しい!)
アロエベラはスーパーで198円。安っ!
アロエは言わずと知れた腸内デトックスの王様。
腸のクリーニングをしてくれます。
胃健効果もあるし、お肌の潤いを保つ美容効果もありますね。
切ると中はこんなにみずみずしい!
常温でも2〜3週間はみずみずしいままで保存できます。
沖縄では、アロエの刺身としてわさび醤油で食べるのが一般的だそうです。
沖縄は薬草天国で食養天国!
二ガナ、ハンダマー、長命草、月桃、カンダバー、チデークニ、エンサイ、フーチバー(ヨモギ)、ナーベラー、ターンム、モウイー、などなどなど、
数え切れないくらいの在来種の島野菜や野草が残っている。
沖縄には昔から、『ぬちぐすい(命の薬)』という言葉があり、
「口にするものは何でも薬になるんだよ」っていう医食同源の習慣があります。
それはこの土地が、薬効の高い島野菜や野草を生み出してきたことと無関係でなはい。
ここには「ぬちぐすい」になる食べ物が身近にありすぎて、
その素晴らしさを見過ごしているのかもしれない。
いやほんと、タコライスとかスパムチャンプルーとか、あぐーハンバーグとかは、
沖縄料理じゃないからね。
米軍が来てから出来たファストフードだからね…。
(実は「沖縄そば」も戦後に生まれた新しい食べ物。
昔のウチナーンチュ(沖縄の人々)は、
豚肉や鶏肉は正月や祝いの日などのハレの日しか食べていなくて、毎日のタンパク質源は島豆腐と味噌だったんだって。
「味噌と豆腐と島野菜と野
」が沖縄の長寿文化を生んでいた。
今、沖縄は長寿どころかメタボ率が全国でもトップクラス。
戦後の食生活が沖縄の「ぬちぐすい」を破壊してしまったのかもしれませんね。)
それは沖縄だけじゃない。
私たちの身の回りには「ぬちぐすい(命の薬)」になる食べ物がたくさんある。
もちろん外国にも。
その土地に合った「ぬちぐすい」がある。
海のものも山のものも、その土地の気候や風土に合った作物が育つわけで、
人はその季節に沿ったものを食べて体を整えるように出来ています。
知らない国のよく分からないスーパーフードを高いお金を出して買い求めなくとも、
各地の在来の食材を見直すことこそが、
そこに住む人々の体内酵素に一番適応した「スーパーフード」になりうると思っています。
沖縄だけじゃなく、日本各地の伝統料理や、海外の郷土料理を知る旅はとても楽しい。
私のライフワークといってもいい。
いろんな食材に好奇心を持ち続けていたいです。
野草の黒歴史について紹介しておく
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アンジャッシュの渡部さんとても爽やかで素敵な方でした。
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