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前回のブログの最後に、「次回は私の信じる「さとりをひらく」ためのもっとも「やさしい方法」について書いてみたいと思います。」と書きました。今日はその続きです。

それが五井昌久先生の「世界平和の祈り」で、先生の世界平和の祈り、消えていく姿の教えについては既に以前のブログで書きました。

中村天風師がインドでの瞑想経験から「霊性心(さとり)は容易に出てくる、雑念や妄念を払いさえすれば自然に出てくるんだ」とおっしゃったように、またエックハルトトールが「迷走、暴走する思考をストップする」ことで覚醒を経験したように、「思考を止める」ということが「さとり」「霊性心開発」の入口であるのは疑いがありません。仏教のいう「空」の境地や「空観」も頭の中を去来する様々な思考を止めることで自身の本性である仏性を覚醒させるという事でしょう。

五井先生の想念停止の修業

この「思考を止める」という修行を通じて、ご自身の神性と一体になられたのが五井昌久先生です。昨年は五井先生のご生誕100周年でした。それを記念して出版されたのが身近で先生に仕えられた高橋英雄さんが書かれた「五井せんせい わが師と歩み来たりし道」です。

この本の中で五井先生の想念停止の修業を紹介され、「五井先生が言語に絶する霊修行にて自我の想念を滅却したのち直霊と一体となったのは昭和二十四年、六月の終わりごろと聞いている。」と書いていらっしゃいます。

直霊とは大元の霊、いわば大霊で、先生が神我一体となられたこの体験がどのようなものだったかはご自身の自叙伝「天と地をつなぐもの」に詳しく紹介されています。

高橋さんも本の中でこの自叙伝の一節を紹介されています。

「私の想念停止(空観)はついに成功したのであった。私はものを想わなくなった。しかし必要があれば語り、用に応じては手足を動かし、体を働かせることもできた。私という肉体的個人はもはやこの世に存在しなくなっていた。私の過去世からの想念のすべてを天に還してしまったのである。天と地の間にただすっきり澄み徹った私がいた。久しく停止していた私の個我がすでに天の本体と合体していることを直感した。」

五井先生が創設された白光真宏会のホームページに自叙伝の一部も公開されています。

興味のある方は、以下のリンクをご覧ください。

高橋さんの本では五井先生と釈迦、イエスキリスト、老子との合体、合気道の開祖の植芝盛平先生との交流などのエピソードとともに日常の五井先生の人間的な一面も数多く紹介されています。この本は五井先生の事をご存じない方が五井先生に触れる絶好の書ですから是非お読みになることをお勧めします。

さて、今回のブログで改めて五井先生について書くのは、冒頭の天風師のインドでの修行による「さとり」やエックハルトトールの覚醒体験を凡夫、凡人が容易に実践できる方法を紹介したいからです。

先の五井先生の自叙伝「天と地をつなぐもの」や最初のご著作の「神と人間」は五井先生のご著作の中の重要なものですが、先生のご生誕七十周年記念として新装丁で出版された「老子講義」も大変重要なご著作です。

そこで、これまで書いてきた「霊性心開発(さとり)の方法」の締めくくりとして、五井先生の老子講義から、「さとり」の為のヒントをご紹介したいと思います。

無為にして為す

老子の教えのエッセンスは「無為にして為す」です。無為とは判りやすく言えば「自然体」ということであり、難しく言えば「空の境地」という事です。

即ち、「無為にして為す」とは「あれこれ考えず、妄念、雑念を払った状態で居る(行う)」という事でしょう。これについて五井先生は老子講義、第三十四講で「無為」についてこのように講じていらっしゃいます。

「無為とは一言にして申しますと、為にしない、ということなのです。 何をしよう、かにをしょう、というように、肉体人間の頭脳でとやかく想いめぐらさないことが無為なのです。そう致しますと、無為を為すとは一体どんなことをするのかという疑間が当然起こってまいります。頭脳で考えないで一 体何ができるのであろう、普通の人はこう考えるのが当り前であります。 ここが凡夫と聖者との違いであり、道に乗った人とは外れている人との相違なのであります。」

五井先生は肉体頭脳を駆け巡る想念について第二十七講でこうおっしゃっています。

「人間というものは不思議なもので、思わなくともよいようなことが次から次へと頭脳を駆け巡り、一体こんな想念は、頭脳の中にどんな風に潜んでいたのかなあ、などと思ったりするものです。頭脳を駆け巡る想念というものほど、あてにならぬものはありません。人間を立派にするというより、人間を混乱させる要素のほうがよけいふくまれているのが、頭脳を駆け巡る想念波動です。それは、心配、不信感、嫌悪、不安定、等々、頭脳を駈け巡る想念は、得てして、神のみ心を離れたものが多いのです。」

ここで五井先生は端的に「神」とおっしゃっていますが、これを老子風に言えば「道」=宇宙の根本原理、天風師風に言えば「宇宙霊」、エックハルトトール流では「大いなる存在」と言い換えることが出来るのは言うまでもありません。

また第ニ講でもこう述べられています。

「人間の運命を複雑にしたり、乱したりするものは、人間各自の思いに他なりません。不幸も悲哀も悲しみも怒りも妬みも、それはすべて人間の思いの波動がそれを引き起こすのであって、人間自体に不幸や悲哀があるのではないのです。熟睡している時に、その人に何の不幸観や悲哀感がありましょう。睡っている時は、その人の肉体はそこに存在しながらも、その人の想念は、その人の肉体を離れているので、その人に何らの感情も起こらないからなのであります。とすると想念さえ、悲哀や不幸の波の中にいなければ、人間には悲哀も不幸もないということになるのです。そこで、仏教では、そうした想念をすべて無くしてしまう空の境地になる練習を主として行わせたのであります。」

老子の言葉を解説されながら、五井先生は肉体頭脳を駆け巡る想念が人間本来の奥深く存在する叡智へのアクセスを妨げているとして前述の「無為」の説明に続けてこう述べられています。

「頭脳で考えないで一体何ができるのであろう、普通の
はこう考えるのが当り前であります。 ここが凡夫と聖者との違いであり、道に乗った人とは外れている人との相違なのであります。凡夫は当然のように、この肉体をもった人間を唯一無二の人間と想っています。しかし聖人は、人間とは生命そのものであって、肉体は一つの生命の道具であり、生命の現われる一つの場所であることを知っております。それは頭で知っているのではなく、事実として承知しているのです。そして自己という一つの生命の流れは、奥深いところから、浅い狭いところまで、無限の段階において働きつづけているのであることも知っているのであります。ですから、浅い狭い肉体頭脳という場所だけを経巡っているような想念や知識をいくら振り迥していても、大宇宙の法則に乗り切ることはできない、大宇宙の法則に乗って生きてゆかなければ、この狭い肉体世界での生き方さえ正しく行じてはゆけないと自らの体験で昔からの聖者たちは知っていたのです。」

ここで五井先生は「肉体は道具であり、場所であり、生命の流れは奥深いところから無限の段階で働き続けている」とおっしゃっています。

肉体だけが人間ではない

このことを第二十三講ではこのように語られています。

「人間というものは、実に不可思議なる存在でありまして、ここに肉体として存在しており、種々と想い巡らしているこの人間だけが全存在ではありません。全存在どころか、ほんの先端の現れでしかありません。凡夫というものは、この肉体人間だけを人間の全存在だと思いこんでいるのですから、眼先の事柄だけしか判りようがありません。

ところが真実の人間というものは、 この肉体より数等倍も秀れた機能をもつ体が幾層にも奥に奥に存在しておりまして、奥にゆくにつれて、徴妙この上ないものになってくるのであります。そしてその一番奥の存在が宇宙神のみ心の中心にある直霊(なおび)ということになるので、この直霊が神そのものということになるのであります。

ですから人間心の一番奥深いところは神そのものとなるのです。そしてそうした神そのものの働き場所を神界というのであり、次第に霊界、幽界、肉体界と、その働きのひびき(波動)が遅鈍になってくるのであります。」

第二十一講でも肉体頭脳の思慮分別が人間のレベルを低くしてしまっていると、このように述べられています。

「肉体人間というものは、只単なる先端の現れであって、人そのものではないということなのです。人の生命というものは、肉体身を先端として、奥深くずうーとつながっているものであって、その一番深いところは、宇宙神のみ心の中なのであります。

ですから、肉体身として現われている、一番粗い、波動の現れ、一番速度の遅い渡動の現れだけを自己そのものと思っていますと、その自己だけに想念が集中していますので、その粗い波動、スピードの遅い、遅鈍な在り方の中で、その範囲、その中だけの知識や智慧で思慮分別して、自分の生き方や人の生き方を判断するわけですから、どうせたいしたことができる筈がありません。小さな、こせこせした生き方や考え方しかできないのは理の当然です。それは丁度、世界というものの全体を知らない未開の国の人が、その国のしかも山奥の小さな土地だけの生活より知らないでいて、それだけをすべてとして他を顧みないでいるとしたら、その人の智能程度は非常に低いものであることはあたりまえのことです。」

人間には肉体だけでなく、大きく分けても幽体(界)、霊体(界)、更に神体(界)があるという認識は信じられない人もいるでしょうが、現在の物理学では十一次元の多重次元の存在が認められています。むしろ五井先生がおっしゃっているような世界観、人間観の一部を科学が探求し始めていると考えても良いのではないでしょうか。

この人間存在の真実を「さとり」「直感」で知りえた聖人、賢者にとっては肉体身だけが人間だと思っている人は未開人に見えると、五井先生は上の講義にこう続けていらっしゃいます。

「人というものの全体を知っている真人や聖賢の眼からみますと、人というものが肉体身だけの者だと思っているような人々の在り方をみていると、丁度そうした未開人の生活をみているようなものにうつるのです。真の人の姿というものは、肉体身だけを人とみているような、そうした低い段階のものではなく、自由自在心をもつ生命そのものの存在者なのです。」

よって、第三十四講で、過去の聖人、賢者が肉体身だけが人間であるとするものに、本来の人間の姿を知らしめようとして、「そこで、老子は無為と説き、釈尊は空と説き、イエスは神のみ心のごとく、といって全託を説いていたのであります。 無為を為し、空になり、全託の境地になりますと、肉体頭脳と奥深い大宇宙の根源の心、つまり宇宙神のみ心とが一つにすっきりとながりまして、宇宙神の智慧や能力が、そのまま肉体頭脳の智慧能力となってまいりまして、超越的な力を発揮してくるのです。聖人とか達人とかいう人たちは、皆こうした超越能力をもっていたのであります。」と、大宇宙の根源の心、無限の叡智から、その力を智慧を引き出すための方法である無為、空、全託をお示しになったのだ、と五井先生はおっしゃっています。

このことを第二十一講では更にこのように述べられています。

「古来の聖賢はみな、肉体智を捨てよ、空の心になれ、といい、老子は無為の道を根本の教として説いているのであります。ところが人間は、頭脳で考えないでどうして行動ができようか、ということにひっかかってしまうのです。それは無理もありません。 肉体身の頭脳の他に考えの、湧いてくるところなどありはしないと思い込んでいるからなのです。

しかし 私がいつも申しておりますように人間の体というものは、大きく分けて、肉体身、幽身、霊身、神体というように四つに分れております。それは七つの名称をつけて、七つに分れているといつてもいいし、細かく分ければ数限り無く分れているのであります。ですから、あらゆる体から智慧が湧きいで、あらゆる階層の知識もあるのであります。肉体身は先程から申しておりますように、一番鈍なる体なのであります。そこで肉体頭脳にまつわる知識や想念を、肉体身より徴妙なる体のどこかの頭脳に一致させてしまえば、肉体身の頭脳で考えるより徴妙な考えが湧いてくるのであります。普通インスピレーションというのは、人の肉
身以外のどこかの階層の頭脳波動から肉体頭脳に伝わってきた智慧なのであります。

世界平和の祈りの意味

そして微妙な世界から最も素晴らしい知恵を引き出すための一番の方法をこう教えて下さっています。

「この智慧を一 番奥深いところ、神体より伝わるようにするためには、やはり祈りの中に自分の想念を一度全部投入してしまうことがよいのであります。そしてその智慧も世界人類の完全平和に役立つ智慧であり、そして力であるためには、世界平和の祈りのような、そのものずばりの唱え言が適当なのであります。言は即ち神なりきでありまして、こうした祈り言の中からでてきた智慧であり行為であるものが、無為にして為せというところとぴったり一つのものになってくるのであります。老子の道に至る方法は世界平和の祈りなのであります。」

老子の「無為」とぴったり一つになり、仏教でいえば「空の境地」にいたる方法が世界平和の祈りである、ということですが、同じ第二十一講の前文では、こう述べられています。

「人間の行為というものは、この肉体頭脳智で考えているうちは、どこかに抜けた、宇宙神、大生命のみ心から外れた行為となってしまうことが多いのです。ですから、各自の集団が、自分達の思想行為こそ、社会を善くし、世界を安定させる、と各自が想って、その活動をしているのですが、その各自の行動が、お互いにぶっかり合ってしまって、宇宙神のみ心の根本的な在り方である大調和を乱す争い事になってしまうのであります。そこで老子は声を大にして、無為にして為せ、無為にして治めよ、というのであります。 肉体の頭脳智に頼っている以上は、無為にはなり得ません。無為になるためには一度肉体頭脳智を何処かに無くさなければなりません。私はその方法を世界平和の祈りをもってしなさい、というのです。」

第二十三講でも、肉体頭脳を駆け巡る想念を「世界平和の祈り」に投げ入れることが凡人を容易に聖人にする道である、としてこう述べられています。

「人間の頭脳というものは、肉体だけのものではなくて、肉体とはくらぶべくもない、霊体、神体の頭脳があるのです。こうした高度の頭脳の働きも、肉体頭脳の方が常に休みなく働きつづけていますと、その高度のひびきを伝えることができないのです。いいかえますと、肉体頭脳の波動が、直霊のほうからのひびきとは無関係に想念の働きをつけていますと、肉体の働ける範囲の、狭い浅い判断や行為よりできなくなって、永違の生命、宇宙の大きな流れに沿ってゆけるような働きはできないのです。

肉体頭脳の思慮分別、小智才覚は直霊のひびき、神のみ心の正しい伝達には邪魔になるのです。深い広い働きをもつ直霊のひびきと浅い狭い考えよりできない肉体頭脳の働きとでは到底くらべるすべもありません。それが凡夫と聖人の違いなのです。」(中略)

「肉体人間の頭脳を駈け巡る全想念を無くした時には、神のみ心そのままが、光明燦然とその人の頭脳に入ってきます。神のみ心そのままが入ってくれば、その人の肉体はそのまま神の器であります。業想念の器ではなくなります。そこで私は、肉体頭脳にでてくる想念のすべてを消えてゆく姿として、世界平和の祈りの中に投入してしまい、改めて神のみ心のひびきとしての行為としてしまうことを教えているのであります。一度に空になるのを、消えてゆく姿として、徐々に空の状態と同じように、業波動と光明波動との入れかえをしてしまうのであります。これが凡夫にできる聖人の道なのであります。」

このように、五井先生の世界平和の祈りは普通の人(凡夫、凡人)が特別な修行なし、日常生活のまま、老子の「無為」、釈迦の「空」、イエスの「全託」に至る容易な方法なのである、と繰り返してお示しになっています。

また第八講でもう少し判りやすくこうもおっしゃっています。

一度に到底そのよう(※霊性心に基づいた生き方)になれる筈のものではないのですから、ひとまず、生命そのままのひびきを、本心(※霊性心)と致しまして、本心そのままの生き方をするのには、どうしても、頭脳を去来する想念が邪魔になります。そこで、頭脳を去来する想念のすべてを消えてゆく姿として、宇宙神のみ心の中にその瞬間瞬間に祈り言を通して入れてしまう練習をすることにするのです。

明目の仕事のこと、これからの計画のこと等々、すべて一度は宇宙神のみ心の中に入れきることにして、入れきった後で、今度は行為として現われた場合には、その行為をすればよい、ということにするのです。それを私は、消えてゆく姿で、世界平和の祈り、という祈り言に結びつけて説いているのであります。何や可と想いわずらう想念はすべて消えてゆく姿と思うと、心が静かになって、生命のひびきがすこやかになるのです。そうして遂には老子の説く無為の生き方のできる人間になってくるのであります。(※私の注記補足)

以前のブログ「霊性心開発の方法」でも全託や消えていく姿について少し違う角度から論じていますので、まだお読みでなければ、こちらも一読ください。

世界平和の祈りはエレベーター

先に紹介した第ニ十七講に続けて五井先生はこのようにおっしゃっています。

「これ(※世界平和の祈り)は無為にして為す、という老子の根本思想の世界に、祈り言をもって、昇りきってしまう方法なのであります。現代の人たちには、玄徳の心といっても、無為といっても、空といっても、その心の状態の素晴しさはわかっても、自分自身では、とてもとても達し得ない境地だと、はじめからその境地に昇ろうとする意志がないのです。ですから、あまりそうしたかけ離れた境地になることを、はじめからすすめたとて、とても無理なことなので、私はそうした素晴しい境地を、一応、老子や釈尊やイエスの言葉で示しておいて、そういう境地になれば素晴しいのだ、あなたも人類も共に本心のままの生き方のできるのは、一人でも多くの人が一日も早く、そうした境地になることなのだ、だがしかし、そういう境地には一朝一夕でとてもとてもなれるものではない。だから私が世界平和の祈りという、エレベーターをここに用意しておいたから、ひとまずこのエレベーターにお乗りなさい。あなたの知らぬ間に、高い境地に昇ってしまいますよ。という風に世界平和の祈りをすすめているわけなのです。」

ここでお示しに
っているように「世界平和の祈り」はちょうどエレベーターのようなものです。老子の無為、仏教の空は凡夫、凡人にとって、長い階段を一歩一歩上っていくような大変な修行です。

これに対して、世界平和の祈りは、難しい修行なしに高い境地に上っていく「エレベーターのような易行道」です。

これは私の実感でもあります。確かに世界平和の祈りによって自身の霊性の奥深くへのアクセス、霊性開発が可能になりました。

だから、多くの人にこの世界平和の祈りを行って頂きたいのです。それはこの平和の祈りが現世の様々な悩み、苦しみの根源からの解決法であり、最も根源からの創造性開発法と信ずるからです。

世界平和の祈り

以前のブログで私自身の世界平和の祈りによる一種の覚醒体験、至高体験を紹介しています。

(2018年6月追記 このブログで私は「霊性心開発」をテーマに一連の記事を書きつないできました。

これまでも繰り返し述べたように、霊性心開発とは「宇宙本体と繋がり、そこから本来人間が持っている内なる叡智、エネルギーを実生活に引き出す」ことを意味します。そしてその方法が無為であり、無念無想、空観です。

この無為、無念無想、空観について書いた最初の記事は下の中村天風師のインドでの悟りで、その中で天風師と師匠のカリアッパ先生とのやり取りを紹介しています。

天の声を聴く 中村天風師のインドでの悟り

カリアッパ先生は無念無想を体験した天風師にこう言われました。
「たまには心をやすめてやれ。そこに心をやすませると、いっさいの迷惑が心にかからなくなる。すると、心の本然の力が命のなかで働きだすようになるんだ。わかったか?」

この言葉の意味は
「無念無想になれば、そこに人間が本来持っている内なるエネルギーが泉のごとく湧き出すんだ。日頃は雑念、妄念の類がその出口を塞いでいるから出ないんだ。」
ということです。

中村天風師はこの体験を紹介されて、このように述べられています。
「人間と言うものは厳密な意味からいうと、その本性において、知る知らざるとを問わず宇宙本体と自分の生命が何時も一体化されるように出来ている。宗教的にいえば神、仏の持つ智恵、哲学的に言えば宇宙創造の造物主の智恵も当然、人間の心に一つのつながりを持っているわけなんだ。ちょうどそれはね、電灯と発電所の発電機がつながっているのと同じだ。

さてそう考え付いたら、電灯はスイッチをひねると燈がつくだろう。スイッチをひねらないと燈がつかない。人間もまた同じで、宇宙の本体の造物主、いわゆる人間と神を結びつけるのも、やはり結び付けのスイッチというものがあるわけです。そのスイッチがどこだというと心なんであります。
もっと判りやすく言うと心を特別な状態にすると、造物主と人間の生命がピターッとつながちまう。電灯と発電所がつながるようにね。

それじゃー特別な状態とはどんな状態かという事だが、英語で言うとトランスの状態にする事なんだ。トランスとは無念無想のこと。こういうと「さあそこだ。それが一番難しいんだ」と大なり小なり座禅の真似事をした人ならみな口をそろえていうでしょう。そういう人は無念無想がどういう状態か、ハッキリ理解していないんだ。

ジャーどういう状態かというと一口で言うと、心が命の一切を考えない時が無念無想なんだ。我々の心は、特に煩悩、執着を持っている人の心は、しょっちゅう自分の命に自分の心がくっついて歩いてまわっている。心が命の一切を考えない時、更にわかりやすくいうと、肉体を思わない、また心が心を思わないときが無念無想なんです。

とにかく心が出来るだけ折りあるごとにこの無念無想の状態になればいやでも、応でも人間の生命は、生命の本源である宇宙本体とピタリと結びつくように出来てんだ。さっきの電灯と発電所と同じなんだ。

ところが普通の人間は特に病があったり、運命が悪い人間は、そういうときに一層宇宙本体の無限の力を自分の生命に招き入れないといけないのに、反対にその結びつきを自ら妨げるような愚かな事をやっちまっているんです。

ここのところが大事なところなんだ。心が肉体を考えない、あるいは心が心の動きを思わないとき、心が即座に霊性境地にしぜーんと、入りたくなくとも、入る事になっているんだ。」

ここで天風師が述べられたのが、老子の言う「無為」の生き方ですが、私は「世界平和の祈り」で、天風師がおっしゃっているトランス状態に容易に入り、その先の霊性境地に自然に至ることが出来るということを体感しました。

天風師のおっしゃる人間と神、造物主を結びつけるスイッチは私にとって世界平和の祈りだったのです。

このことを念頭におき、上の記事や下の関連記事をお読み頂ければ幸いです。追記 終わり)

五井先生のご講話

さて、五井先生のご講話が沢山YouTubeに上げられています。その中から今回のブログに関係が深いご講話を2つ紹介させて頂きます。興味を持たれた方は、これらを一度お聴きください。

以下はご自身の教えの概略について語っていらっしゃる10分程度の講話です。

また以下は今回のブログのテーマである無為、空についての38分のご講話です。

今回の記事が読んでくださ
皆さんのお役に立てば幸いです。

関連記事

霊性心開発の方法⑥ 「無念無想の空観」と「祈り」(1)

霊性心開発の方法⑦ 「無念無想の空観」と「祈り」(2)

霊性心開発の方法⑤ 五井昌久先生と中村天風師の教えの要諦 「潜在意識の大掃除」

霊性心開発の方法 ③ エックハルトトールと中村天風師

霊性心開発の方法 ② 「The Power Of Now」エックハルト・トール

霊性心開発の方法 ① 五井先生の易行道

参考記事

世界平和の祈りの行じ方

天風師が説く「5つの心」① 霊性心とは何か

天風師が説く「5つの心」② 霊性心とは何か

「病や不幸とどう向き合えばよいのか」① 中村天風師と五井昌久先生の教え

「病や不幸とどう向き合えばよいのか」② 甲田光雄先生と舩井幸雄先生、そして世界平和の祈り

「病や不幸とどう向き合えばよいのか」③ 病気の原因と対処法

体験談①至高体験と妖怪との遭遇で知ったこと

体験談②守護の神霊の存在を確信した山本印店との出会い

体験談③守護の神霊の働き、「人間万事塞翁が馬」とその後のこと

その他 当ブログ記事一覧 

1日20秒でできる至高体験入門

ルミナやレイキを習得すると、自分自身の波動レベルが上がるので、
自然に現実的に起こる出来事も、今まで以上になります。

霊気では病気、怪我、心の問題にダイレクトに働きかける為に、
シンボルとマントラがあります。

これがあるからこそ、ヒーリング初心者の方でも、
的確なアプローチと確かな結果を得らえるのです。

私も初めて習ったヒーリングはレイキでした。
その後いろいろな手法を学びましたが、海外の神秘主義団体でも、
伝統霊気の習得が大々的に進められているぐらいです。

他にも世界中のスピリチュアルリーダー達も、
自分自身で感得したヒーリングがあっても、霊気は習得する方が多いです。

まさに世界標準ですね。

クラマレイキはその世界標準の内容に加えて、
幻の第5シンボルのアチューメントがあり、
サナトクマラとの繋がりを確立する尊天霊授もあります。

これが出来るのは、世界中でクラマレイキだけです。

霊気のよいところは、ヒーラーの状態に関わらず、
ある程度のレベルのヒーリングは出来る事です。
ヒーラーに出来ている実感が無くても。。。(笑)

そして、ルミナではレイキ以上の高波動エネルギーを使います。

ヒーリングでより良い結果を出すための秘訣、
何か分かりますか?

これを何かのテクニックだと思う人が多いのですが、
実はそうではありません。

ヒーラー自身の波動を高める事。
ただそれだけなのです。

繋がる高次元存在の数を増やしたり、
より沢山のシンボルやマントラを覚える事ではなく、
自分自身の波動を高めることなのです。

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大事な人を癒したいけど、私に本当にできるの?
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そのための叡智をあなたにお伝え致します。

Contents

天地隆之です

今このページをお読みになっているあなたが、より高いレベルでヒーリングしたと考えているなら、最高のチャンスに、今恵まれたという事です。

私は今ではこうしてヒーリングをお教えすることができるようになりましたが、実をいうと、まったくエネルギーを感じられず、ヒーリングの実感を持てなかったのです。それからの道程も簡単ではありませんでした。

だからこそ、何も感じない、出来ない状態から出来るようになるまでのお手伝いができるのです。

「エネルギーを感じない」
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「ヒーリングの実感がまったくない」

そんなスタートから経験をしてきたからこそ、あなたに伝えられることがあります。そして、あなたを今の状態から引き上げることが出来るのです。

エネルギーを感じられない、ヒーリングの実感が持てない人の盲点

「今までに先生に言われたとおりに練習してきた」
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なぜ、一生懸命学んで練習してきたのに、出来るようにならなかったのでしょうか?私は先生に聞きました。

「あなたも努力していればいつか感じられる時がくるかもしれない」

私は愕然としました。なんてあいまいな答えなんでしょうか。実を言うと、これは私が複数のティーチャー、マスターと呼ばれる人から実際に聞いたことです。

確かにそのうちに出来るようになる人もいるでしょう。しかし確かに出来るようになるからこそのメソッドだと考えて、私初めにならったレイキだけでなく、西洋に伝わる神秘主義、中国に伝わる秘儀、世界各地に伝わる様々なメソッドに触れ、学ぶうちに確かな方法を見出すことが出来ました。

もうあなたは中途半端な答えに疑問を感じながらしぶしぶ納得することはあ
りません。

私が体得した古より伝わる生なる秘儀と共に、世界のスピリチュアルリーダーたちもこぞって学び、推奨するレイキと、レイキ以上にシンプルでさらにパワフルな本質のヒーリングであるルミナをお伝えします。

レイキとは

レイキは開祖の臼井先生が21日間の断食瞑想の末に感得し、今では1000万人以上の実践者がいるとされます。日本では戦後のGHQで禁じられた為に日本国内では広まりませんでしたが、海外では国家資格になったり医療保険も使える、メジャーなヒーリングとして発展したのです。

実際に元々は日本海軍で広まり、その後アメリカではアフガン戦争に赴いた兵士のPTSDの治療に用いられた、極めて効果的なヒーリングなのです。

レイキはアチューメント(伝授)を受けることで、誰でもその日から回路が開いて、霊気ヒーリングが出来るようになります。メソッドが系統立てられて確立されているからこそ、誰でもその日から確かなヒーリングが出来るようになるのです。

アチューメント(伝授)では、ヒーリングに必要なシンボルとマントラをエネルギーでお伝えします。シンボルとマントラがあるので、才能や資質、霊能力など関係なく、確実に、そして効果的にヒーリングが出来るようになるのです。

だから感じられる、出来るようになる!

私は、初めにレイキを習ったものの何も感じることが出来ず、ヒーリングをさせて頂いた方からは「とても気持ちがいい」「楽になった」とのお言葉を頂ける様になったものの、実はその時にはレイキが出来ている実感がまったくありませんでした。

多くのレイキでは、ここで修練を重ねることで感じることが出来るようになるかもしれないと、あいまいな答えが返ってきます。しかしそれは、そう答えた先生が悪い訳ではなく、そもそも一般的なレイキには感じる為のメソッドが存在しないからなのです。伝統レイキではそれが伝えられますが、誰にでも実践できるレベルかというと、受講生の間でも半々といったところでした。

その後確かな体感の元、ヒーリングしたいという強い願いを持ち、日本にとどまらず西洋の神秘主義や中国に伝わる秘儀に触れる中で、センシング(気感)のアチューメントを編み出し、だれでもその日からエネルギーを感じられるようにすることが、出来るようになったのです。

このヒーリング特別コースのレイキでは、まずはセンシング(気感)をアチューメントさせて頂いてから、それぞれのシンボルのエネルギーを感じ分けながらヒーリング出来るようになって頂きます。

これは、数あるレイキの流派の中でも、クラマレイキでしか受けることができません。

その日のうちに学べます

レイキはそれぞれの段階の間を21日空けなければいけないとの考えもありますが、これは西洋レイキの考えで、臼井先生の教えをそのまま受け継ぐ伝統霊気では、このような日数の制限はありません。私がお伝えするレイキでは、家にいながらのオンラインセミナーでその日のうちに前期と後期(西洋レイキの1st~3rdに該当)すべての内容を学んでいただきます。

レイキアチューメント内容

 第一シンボル
 第二シンボル
 第三シンボル
 第四シンボル
 第五シンボル
 病腺霊示法(気感法)
 丹田&センタリング
 尊天靈授

そして実はここでしか受けられない特別な伝授を、ヒーリングを上達したいと願うあなたのためにご用意しました。

幻の第5シンボル伝授

レイキには4つのシンボルがあります。第1シンボル「超空霊」第2シンボル「聖壁」第3シンボル「本者是正念」第4シンボル「大光明」です。そして、もう一つ、幻のシンボルといわれる第5シンボルが存在します。これは、臼井先生が求めた悟り、完全なる安心立命のシンボルです。

しかし、それだけではありません。

尊天霊授

尊天霊授とは、臼井先生にレイキをもたらした存在である、尊天(サナトクマラ)との繋がりを確立する特別なアチューメントです。これによって、あなたが行うレイキヒーリングのレベルは格段に上がります。

クラマレイキだからこそ

お伝えするクラマレイキは、西洋レイキで失われたレイキ本来の心身改善のためのメソッドがふんだんに盛り込まれています。そしてさらにスピリチュアリティも高めて、実際に活かす方法もお伝えしています。

私のところへレイキを習いに来られる方のなんと86%の方が、他所でレイキ伝授を受けたものの、まったく何も感じられずにヒーリングの実感がなく、遠ざかっていたという人なのです。

私も同じ思いをしてそれを乗り越えてきたからこそ、あなたを確実にレイキを感じられるヒーラーになっていただくことが出来るのです。

そして、この特別版でお伝えするのはこれだけではありません。

ルミナヒーリング

ルミナヒーリングは本質のヒーリングです。本質だからこそ、テクニックを必要とすることなく、シンプルに、パワフルに癒しをもたらします。他のヒーリングで使われるシンボルやマントラは必要ありません。複雑な手順や儀式的なものも一切必要ありません。

必要なものがあるとすれば、それは。。。

「癒したい」

というあなたの想いひとつなのです。その想いを最高レベルの癒しとするのが、ルミナヒーリングなのです。

それを可能にするために、アチューメント(伝授)があります。アチューメントは伝授、イニシエーションとも呼ばれます。エネルギー的に必要な回路を開くことで、ルミナヒーリングを出来るようにします。スピリチュアル世界で主流になってきているこの方法は、長い時間をかけて修行することなく、確実に能力を開くことが出来ます。

ルミナヒーリングでは、この宇宙を生み出した父なる根源の光(SOURCE)と、母なる地球(EARTH CORE)のエネルギーを融合して、ヒーリングエネルギー「ルミナ」を生み出します。

これは、何か特別なもののように感じらえるかもしれません。
しかしそうではありません。

これは元々人が生まれ持って兼ね備えている能力です。しかしその回路は閉じて眠っているので、アチューメントによって目覚めさせる必要があります。一度アチューメントで覚醒した能力は消えることなく、しかも使えば使うほどルミナヒーリングのエネルギーはどんどん強くなります。

ヒーリングしよう
とする時には、「ルミナをしよう」と意図するだけ。それだけで、シンボルやマントラ、儀式など必要とすることなく、シンプルで、パワフルに本質のヒーリングが出来るのです。

ルミナヒーリングで起こる変化

ルミナヒーリングの伝授を受けると、このような変化が起こります。現実的にもスピリチュアル的にも、望ことができるなら、それは叶えられます。あなたが望むのはどのような変化でしょうか?どうなりたいのかを決めれば、そのようになります。

ルミナヒーリングの伝授を受けると、このようなことが可能になります。

■ヒーリング面
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
対面でヒーリング出来る
遠隔でヒーリング出来る
意識で繋がるだけでヒーリング出来る
シンボルを使わずにヒーリング出来る
マントラを使わずにヒーリング出来る
肉体面(疾病、怪我等)にヒーリング出来る
意識面(心、感情等)にヒーリング出来る
精神面(無意識領域、魂)にヒーリング出来る など
 
■ライフスタイル面
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
気持ちが明るく、楽しくなる
願いが叶う
カルマ、トラウマからの解放
仕事や人間関係がスムーズになる
天命を生きる
人生のステージアップ
肉体、精神、意識のバランス、統合
他のヒーリング技法の施術効果を高める など

■スピリチュアル面
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
波動レベルのアップ
宇宙との一体化、悟り、至高体験
チャクラ、オーラの活性、バランス
クンダリーニの覚醒、活性、昇華、
潜在能力、サイキック能力覚醒&活性
マイナスエネルギーの影響を受けない
光の存在への回帰
ハイヤーセルフとの繋がりの強化、一体化 など

ヒーリングを習得すると、今までの自分がまるで嘘のように、可能性が次々と広がり、意識レベルが変わり、そして現実的に起こることも変わります。今までどうだったかは、まったく問題ではないのです。これからどうなりたいかが、重要なのです。

今はこうしてヒーリングをアチューメント(伝授)する立場になった私も、初めからスピリチュアル能力が覚醒していて、ヒーリングができたわけではないのです。あなたも、今はまだ思うようにできないのかもしれません。

でも、多くの失敗と挫折をあなた以上に経験した私だからこそ、あなたがヒーリングをすることで、あなた自身を癒し、大切な人を癒し、人生を思い通りに変えていくための、確かなお手伝いができるのです。

レイキとルミナを習得したからこそ

レイキもルミナも同じ鞍馬山で誕生したヒーリングですが、医療の一環としての考えが強いレイキは、病気や怪我、そして心の問題へのアプローチも得意です。それはこれまでの霊気の歴史が物語っています。

戦時に政府が取り入れたほどの実績のあるレイキ。今では世界的に認められて医療保険が適用されたり、国家資格ともなり、世界標準のヒーリングになったといえるでしょう。

これからの高齢化、そして深刻な医師不足が心配される今だからこそ、レイキの習得が今後の人生をより豊かで健康に生きるための鍵となります。

そして、レイキを超える高次元エネルギーで、人として為せる最高レベルのヒーリングが出来るルミナ。本質のヒーリングだからこそシンボルやマントラに頼ることなく、シンプルにそしてダイレクトに最高の癒しを起こせるのです。

そして、実はこのふたつのヒーリングを習得したからこそできる、ヒーリングがあります。レイキとルミナを習得したあなたの波動レベルは最高潮に達しています。その状態だからこそ可能なヒーリング方法、「オーバーレイド」もお伝えいたします。

伝授の流れ

お申込の際には、専用フォームでご希望日時を第3希望までお伺いしています。そしてスケジュール調整をしてからお日にちを決定させていただいております。その後、料金のご精算をいただいてから正式な伝授日時の決定となります。

伝授は電話、もしくはスカイプでお話をしながらオンラインセミナーで行っていますので、ご自宅やリラックスできる場所でお受けいただけます。オンラインセミナーでは実際にひとつひとつエネルギー感じていただきます。

後日こちらからマニュアルのダウンロードページのご案内をさせていただいています。認定証は宅急便にてお送りさせていただきます。その後、ヒーリングを実践をされる中で疑問がわくこともあるでしょう。そんな時には、遠慮なくご連絡をください。私が無期限でサポートをさせていただいています。

1月5日からは通常の17時から22時の時間帯の伝授ですが、
1月3日、4日は時間を変更して、9時から19時までの時間帯で伝授を行います。

引用元:

至高体験 みるみる、とりこ。

高城剛さん「マズローのピラミッド」について・・・

↓↓↓のように書かれていた。

マズローが提唱した人間の基本的欲求は、「生理的欲求」からはじまり、「安全の欲求」、「社会的欲求 / 所属と愛の欲求」、「承認の欲求」、「自己実現の欲求」と高まり、これを三角形の図で表したことから、「マズローのピラミッド」と呼ばれています。

「生理的欲求」

↓↓↓

「安全の欲求」

↓↓↓

「社会的欲求 / 所属と愛の欲求」

↓↓↓

「承認の欲求」

↓↓↓

「自己実現の欲求」

これら5つの欲求全てを満たした「自己実現者」には、

以下の15の特徴が見られます。

・現実をより有効に知覚し、より快適な関係を保つ
・自己、他者、自然に対する受容
・自発性、素朴さ、自然さ
・課題中心的
・プライバシーの欲求からの超越
・文化と環境からの独立、能動的人間、自律性
・認識が絶えず新鮮である
・至高なものに触れる神秘的体験がある
・共同社会感情
・対人関係において心が広くて深い
・民主主義的な性格構造
・手段と目的、善悪の判断の区別
・哲学的で悪意のないユーモアセンス
・創造性
・文化に組み込まれることに対する抵抗、文化の超越
です。

ここまでは、ご存知の方も多いと思いますが、実はマズローは、死ぬ間際に「自己実現欲求の上に自己超越欲求がある」と主張していたことは、あまり知られていません。

これが、今世紀にテクノロジーの手助けを借りながら、人類が到達できるのかどうか、が僕の興味なんです。

↓↓↓15の詳細↓↓↓

マズロー(1987)は、自己実現を果たした多くの歴史上の人物と当時存命中だったアインシュタインやその他の人物の事例研究をし、自己実現的人間の全体的特徴として、15の特性をあげている。

1.現実をより有効に知覚し、それとより快適な関係を保つこと

芸術や科学、社会政治的な問題の背後にある実体をすばやく、正確に読み取ることができる。願望・欲望・不安・恐怖・楽観主義・悲観主義などに基づいた予見をしない。新鮮・具体的・個別事例的・一般的・抽象的で類型化されたことを識別する能力がすぐれている。

未知なものにおびえたり、驚いたりすることがない。未知なものを受け入れ、気楽に接し、引かれる。あいまいなものや形をなさないものに耐え、好む。

2.受容(自己・他者・自然)

人間性のもろさ、罪深さ、弱さ、邪悪さを、ちょうど自然を自然のままに無条件に受け入れるのと同じように受け入れることができる。

現実をあるがままに見、曲解はしない。防衛、保護色、見せかけの態度がなく、他人のそのような不自然さを嫌う。

3.自発性、単純さ、自然さ

行動、思想、衝動などにおいて自発的である。行動の特徴は単純で、自然で、気取りや効果を狙った緊張がない。

4.課題中心的

自分たち自身以外の問題に強く心を集中させる。

自己中心的ではなく課題中心的。

哲学的、倫理的な基本的問題に関心があり、

広い準拠枠のなかで生きている。

木を見て森を見失うことがない。広く、普遍的で、世紀単位の価値の枠組みをもって仕事をする。

5.超越性─プライバシーの欲求

独りでいても、傷ついたり、不安になったりしない。

孤独やプライバシーを好む。

争いごとに対して超然としていることができる。

客観的で、集中力があり、問題や心配事があったり、重大な責任を負っている時でも、熟睡でき、食欲も乱されず、笑いを保つことができる。

このような超越性は、一般的な人たちからは、冷たさ、愛情の欠落、友情のなさ、敵意などに解釈される場合もある。

自分自身で決定し、自分自身で決断をし、行動を開始し、自分自身とその運命に責任感をもっている。

6.自律性─文化と環境からの独立・意思・能動的人間

比較的に物理的環境や社会的環境から独立している。欠乏動機ではなく成長動機によって動かされている。外部から得られる愛や安全などによる満足は必要とせず、自分自身の発展や成長のために、自分自身の可能性と潜在能力を頼みとする。

自己実現的人間にとって、他者が与えてくれる、名誉・地位・報酬・人気・名声・愛は、自己発展や内的成長ほど重要ではない。

7.認識が絶えず新鮮であること

人生の基本的なものごとを、何度も新鮮に、純真に、畏敬や喜び、驚きや恍惚感
などをもちながら認識し、味わうことができる。

8.神秘的経験─至高体験

自己実現的人間は、神秘的な経験をもっている。それは、地平線がはてしなく広がっている感じ、力強いと同時に無力である感じ、恍惚感と驚きと畏敬の感じ、時空間に身の置き所のなさであり、とてつもなく重要で価値のある何かが起こったという確信である。このような経験を至高体験という。

9.共同社会感情

人類一般に対して、時には怒ったり、いらだったり、嫌気がさしても、同一視や同情・愛情をもつ。人類を助けようと心から願っている。

10.対人関係

心が広く深い対人関係をもっている。他者にとけこむことができ、愛し、完全に同一視し、自我の境界を取り去ることができる。少数の人たちと、特別に深い結びつきをもっている。これは、自己実現的に非常に親密であるためには、かなりの時間を必要とするからである。

おおよそすべての人に対して、親切で忍耐強いが、偽善的でうぬぼれが強く、尊大で、自己誇張的な人に対しては手厳しい。

自己実現的人間には、何人かの賛美者、弟子、崇拝者がいるが、彼らの献身はやっかいで、苦悩を与え、不愉快であることが多い。

11.民主的性格構造

もっとも深遠な意味で民主的である。階級や教育制度、政治的信念、人種や皮膚の色などに関係なく、彼らにふさわしい性格の人とは誰とでも親しくできる。

自分の知らないことを教えてくれたり、自分がもっていない技術をもっている人たちを、心から尊敬し、自分は謙虚でありえる。

これらの民主的な感覚は、好みに識別力を欠き、ある人と他の人をよく比較しないで同等化することとは違う。

邪悪な行動に対しては、あくまでも闘うという傾向をもっている。

12.手段と目的の区別、善悪の区別

非常に倫理的で、はっきりとした道徳基準をもっていて、正しいことを行い、間違ったことはしない。

手段と目的を明確に区別でき、手段よりも目的の方にひきつけられる。他の人にとっては手段にすぎない経験や活動を目的とみなす。目的への到達と同じく、その過程そのものを楽しむことができる。

13.哲学的で悪意のないユーモアのセンス

自己実現的人間は、悪意のあるユーモア、優越感によるユーモア、権威に対抗するユーモアでは笑わない。彼らがユーモアとみなすものは、哲学的である。笑いよりは微笑を引きだすような、状況に何かを付け加えるというよりは状況に本質的な、計画的ではなく自然にあふれ出るような、しばしば繰り返すことができないような、思慮深く哲学的なユーモアが、彼らには多い。

14.創造性

特殊な創造性、独創性、発明の才をもっている。その創造性は、健康な子供の天真爛漫で普遍的な創造性と同類である。

15.文化に組み込まれることへの抵抗

自己実現的人間は、いろいろな方法で文化のなかでうまくやっているが、非常に深い意味で、文化に組み込まれることに抵抗し、内面的な超越を保っている。

重要ではなく、変えることができない、個人として主要な関心事ではない事柄は大部分受け入れるが、急速な変革が可能な時や決断や勇気が必要とされる時には、闘志を燃やす。

自らが所属する文化のものごとを、比較考察し、分析試験し、味わって、その善し悪しを、自分で決定する。

社会の規制ではなく、自らの規制に従っている。

マズローは、同時に自己実現的人間の欠点もあげている。つまり、彼らは、愚かで、無駄で、思慮に欠けたところもあるし、虚栄心や自尊心、自分自身の作品や、家族、友人、子どもを偏愛したり、かんしゃくを起こし、無慈悲になることもある。

また、精神を集中するあまりに、ぼんやりとしてユーモアを失ったり、日常の社会的丁寧さを忘れることもあるし、他の人たちには苦痛で不都合で、無礼で傷つけられやすい言動をとる時もある。親切すぎて失敗する場合もある。マズローは、完全なる人間は存在しない、という。

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相手はどの段階なのか?

自分のお客さんはどの段階の欲求を持っているんだろうか?

↓↓↓

稼ぐ系のノウハウを提供するなら「安全欲求」を持つ人たちに届く情報が必要だ。

美容、恋愛の情報所属と愛の欲求の人が反応する。

優越感が得たい人もいる・・・

ターゲットが反応する言葉、大切!

下三段は外への欲求!!!

上二段は内的な欲求!心を満たしたい!

尊厳欲求=仲間に認められたい!!!

自己実現欲求=達成感を得る!とか成長したいとか・・・

承認・尊敬されたい(尊厳)→成長したい(自己実現)

自己超越=見返りをも求めない(無償の愛)自己が無い

6段階目の欲求!!!

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【マズロー 欲求のピラミッド】
⑥自己超越
社会貢献・至高体験

⑤自己実現欲求
倫理・創造・自発・問題解決・偏見のない・真実の受容

④尊厳欲求
自己愛・信用・業績・他者への尊敬・他者による承認

↑高次欲求
─────────… https://t.co/pFjgGLwPpq

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