体臭徹底研究/徹底解剖サイト♪
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看護師のストレスでコチコチに固まっているこころを、少しだけ緩めるブログ
清潔ケア。
入浴、清拭、手足浴、陰部洗浄、口腔ケア等々。
清潔にすることで、感染予防になり安全に安心して、気持ちよく過ごすためには必要不可欠なケア。
重症患者であろうと、認知症であろうと、健康であろうと、生きている上で大切にしたい尊厳でもあります。
自分でできなくなったときは、どんな清潔ケアをどのようなタイミングで提供するか考えます。
そんな大切な清潔ケアですが、おろそかになっていることを見かけることはありませんか。
忙しかったから。
大抵のできなかった理由はそれです。
入院しているんだから一人くらい適当でも次の人がキチンとやれば何とかなるし…。
一回ぐらいしなくても大丈夫。
だって、もっとやらなければならない優先順位の高い仕事があったから。
仕方ないこと。
多分、
忙しいという理由は誰でも言う。
でも、本音は本当にそこですか。
見て見ぬふりをされている本音がないですか。
医療も介護も、本音と建前が多い世界です。
人員の問題、業務内容の問題など、解決には時間がかかるものがあるのも事実です。
だから、その理由を言われると、
忙しいけどみんなで頑張ろう!というかけ声で乗り切ろうとしたり、
忙しくてもすべきことはしましょう!という誰でも知っている正論を言ってお茶を濁すのです。
なぜ、清潔ケアは
一回ぐらいしなくても…がダメなのか、
生死に関わることを優先したとしてもその次にしなくてはダメなのか、
仕方ないとスルーしてはダメなのか。
いつもいつも、手を抜くスタッフとは徹底的に話すべきです。
尊厳を考えることに繋がるからです。
毎日、入浴して清潔にして気持ちよく過ごしていた人が、入浴もできず、ヨロヨロの病衣で、顔は皮脂でギトギト、髪もベタベタ、口腔内はガビガビで、体臭や口臭も漂わせ、ベッドに横たわる。
そこへ、会社の同僚がお見舞いに来たら、この方はどんな気持ちになるのでしょう。
それは、病気や怪我をした人には仕方のないことでしょうか。
清潔ケアが自分で行えないということは、大きな苦しみです。
清潔ケアはひとつの例です。
排泄でも食事でも同じことが言えます。
清潔だけでなく、ケアの手を抜く行為が何を意味するか、もう一度考えてみませんか?