クロカン限定品から新作まで
クロカンのことならなんでもちゃっかり情報局
前回までのあらすじ
2季連続で甲子園優勝を逃した田代(=森)と七嶋(=稲尾)擁する我が母校。
中堅校と呼ばれるようになるなど、暗黒時代の再来か?とささやかれる中、
4番・キャッチャー・キャプテンの重責を一手に引き受けた田代は、最後の夏、日本一奪回に挑む。
今年の新入生・鎌倉西高校野球部の皆さんです。
あのマンガ、かなりリアル寄りだから、猿石が駿足なのと、宅見がセンスある以外半端な選手しかいないんすよね。
向坊とか出塁してる描写ないし。
エース、四ノ宮。凡人だけど、あまり根性は前面に押し出されておらず、効率の良い努力が出来る男。
めちゃくちゃ感情移入できる、応援できる主人公なので、三田紀房の野球マンガでは一番好きかな。
いや砂の栄冠もめちゃくちゃ泣けるけどね。
学校名;鷲ノ森高校(群馬県)
3年クロカン世代(OB森=田代)
2年砂の栄冠世代(OB稲尾=七嶋)
1年甲子園へ行こう!世代(OB権藤=四ノ宮)
名前変えちゃってるけど、巨人の黄金時代を支えた森と日本シリーズでたびたびぶつかった稲尾が
転生してバッテリーを組んでいるってドラマなんだよなあ…
5月の練習試合、Dランクの群馬農業との練習試合で、思わず苦笑いが出ました。
おそらく8年ぶりとなる、校庭での試合。中堅校だから当然といえば当然ですが。
今までずーっと他の都道府県の学校を呼んで、ちゃんとした球場でやっていたのに…落ちぶれたもんです。
(6回コールド、10-0で勝ちました)
そして、夏の県大会。
自分たちは全国トップクラスのバッテリーを擁しているんだと言い聞かせながら、慎重に勝ち進んでいきます。
県二回戦、Eランクの甘楽戦は7-0で勝利。
準々決勝、Dランクの前橋電工戦は14-1で勝利。
ここでやっと強豪校と呼ばれるように。
準決勝、Bランクの草津義塾戦は12-2で勝利。
決勝、Aランクの高崎中央戦は6-1で勝利。
決勝までわずか4試合でのという強運にも恵まれました。甲子園に進んでからも、勢いは止まりません。
夏の甲子園一回戦、Bランクの愛南西戦は15-3で勝利。
夏の甲子園二回戦、Bランクの檜原電工戦は9-1で勝利。
夏の甲子園三回戦、Aランクの八幡農業戦は18-6で勝利。
夏の甲子園準々決勝、Aランクのひたちなか中央戦は17-4で勝利。
ここでついに名門校の名を奪回。
一息ついたのもつかの間、夏の甲子園準決勝、Aランクの十日町学院戦は波乱が待っていました。
七嶋、5回8失点の大炎上。やはり一筋縄ではいきませんでした。
7点ビハインドの展開に、あきらめムードが漂います。
しかし鷲ノ森は6回にソロホームランを放った建部が、7回にチャンスで打席に立つと…
ライト前にタイムリー。これで4点差。
更に8回、1点差に詰め寄った場面で、みたび建部。
魔物もないのにライトが平凡なフライを落球。ついに追いつきます。
6回から備前が3イニングを9人でピシャリ。9回は久賀がやはり三者凡退にしとめ、最終回の攻撃を待ちます。
9回ウラ、先頭は堤でした。サインは「引っ張り5」。
王者としてのプライドを取り戻した瞬間でした。
このゲームはどんなに能力が高くても、一定の確率で投手が炎上します。
その残酷なリアルを乗り越えてこそ、栄冠にたどり着けるのです。
そして、集大成となる決勝…
鷲ノ森は初回から4点を奪うなど、大量リード。
しかし8回ウラ、無死満塁のピンチ。
…でしたが、最強バッテリーは動じませんでした。
5番を三振、6番を6-4-3の併殺にしとめ、嘘のようにあっさりとピンチを脱します。
最終回は備前を投入。そして…
田代たちクロカン世代は、無事3つ目の優勝メダルを獲得したのでした。
この世代のオーダーを振り返っていきます。
1番センター国定(3年)。最後の大会直前、特訓マスで盗塁CからAに上がり、県大会と甲子園でそれぞれ6盗塁の大暴れ。
ちなみにこれでプロに行けなかった。なんだかんだで打線が強力だったことを実感。
2番セカンド、建部(3年)。やっぱり内気なのは大きかった。
野球部31年の歴史の中では特筆することもない能力値ではあるものの、甲子園で18打点はあの春原に次ぐ歴代2位。
3番ライト、大竹(3年)。当初は足ばっかり注目されていたけど、次第に立派なスラッガーに。
段々成長していくのを肌で実感できた奴だった。ちなみに甲子園決勝で4盗塁してます。抜け目ねえな。
4番キャッチャー、田代(3年)。3年間通じて全試合フルイニング出場を達成。最初は9番を打たされていた男が見事に花開いた。
これ、チャンスの必勝本読ませてなかったら2割5分切っていたのだろうか…。
5番ファースト、鈴木(2年)。パワーヒッター&対左投手B&内気。
ファーストとはいえもう少し守備は上げたい。
6番ショート、堤(3年)。2年秋から1年間スタメンだった割に打点は少ない。
内気ありきの起用だった。本当は下級生を使いたかったが、終わってみれば勝負強い打撃が目立った。
7番サード平田。モロモロの判断を踏まえた結果、熱血漢だが使われ続けることに。
Eが2つもあった割には良く打った。正直原作でどんな選手だったか覚えていない。
8番レフト、志熊(2年)。良くCPUが勝手に3年と交代させていた困った覚えが。
秋からは1番として頑張ってくれるはず。
9番ピッチャー、七嶋(2年)。既にスカウトの評価はカンスト。これでたまに炎上するの勘弁してくれ。
文句なしの強さ。1年夏から使っていれば彼で優勝できたのだろうか。
リリーフの皆さん(いずれも3年)。
備前は能力的にはバリバリ使えると思ったけど、結構安定感に欠けるところがあった。
ドラフトでは春原に続いて、田代まで楽天に。近鉄時代のありなしコンビかよ。っていうか独占禁止法違反でしょ…。
(古田ループ開始)
1981年夏 甲子園優勝
1981年秋 地区大会二回戦敗退
1981年春 甲子園優勝
1982年夏 甲子園優勝
1982年秋 地区大会二回戦勝利
1982年春 甲子園準優勝
1983年夏 甲子園優勝
(古田ループ終わり)
1983年秋 地区大会二回戦勝利
1983年春 甲子園優勝
1951年夏 甲子園優勝
1951年秋 地区大会二回戦勝利
1951年春 甲子園二回戦敗退
(森ループ開始)
1952年夏 甲子園優勝
1952年秋 地区大会二回戦勝利
1952年春 甲子園優勝
1953年夏 甲子園ベスト4
1953年秋 地区大会二回戦勝利
1953年春 甲子園ベスト8
1954年夏 甲子園優勝
(森ループ終わり)
森ループの最終的な公式戦結果は、45勝2敗、甲子園優勝3回、甲子園ベスト4が1回、甲子園ベスト8が1回。
古田ループは50勝2敗、甲子園優勝4回、甲子園準優勝1回なので、あまり差がなかったと言って良いでしょう。
【結論】
①古田ループ・森ループいずれの場合においても、5季連続優勝は非常に難しい(甲子園に出るくらいなら何とか)。
②古田ループは古田がバッターとしてもめちゃくちゃ優秀なのが強いが、やはり投手面はやや不安が残る。
③森ループは、森が1年生のうちはとにかく全く打てないのが厳しい。
しかし稲尾、権藤の安定感は他の追随を許さぬものがあり、まさしく一長一短。
③体感的には、良いキャッチャーより良いピッチャーが来たほうが勝ちやすい。桑田レベルでも相当楽になる。
④キャッチャー能力は本や合宿、特訓などで上げることも出来るので、そういう意味でも良い投手に拘ったほうが良い。
⑤ただ、どんなに良い投手でも10試合に1回くらいは炎上するので、そのとき打線がどれだけカバーできるか。
⑥もっと徹底して信頼度を上げ、ここぞという場面で「引っ張り5」「流し打ち5」が使えれば、
あるいは性格を「内気」か「お調子者」で統一すれば落とさなかった試合もあっただろうし、改良の余地はある。
最後まで読んでいただきありがとうございました、感謝!
そういえばクロカンってどうなったの?
前回までのあらすじ
見事最初の夏を乗り切った田代(=森)。
しかし犬飼が抜けて、投手陣は大幅戦力ダウン。
翌年稲尾が入ってくるまでの半年を、頼れる投手抜きで戦い抜かなくてはならない…
学校名;鯖江電気高校(福井県)
2年MAJOR世代(OB長嶋=薬師寺)
1年クロカン世代(OB森=田代)
新しいオーダーはこれでいきます。
田代、9番を脱出。1年生は田代と大竹のみ。ポジションもろ被りの米倉を除いて、2年生は全員起用。
米倉をファーストにコンバートするのも考えましたが、大竹の能力を考えれば逆にマイナスだと思い、それは避けました。
米倉(2年夏終了時)、大竹(1年夏終了時)
ピッチャーは茂野・眉村・市原の3人を、調子が良い奴から順番に、フレキシブルに起用していきます。
さあ、秋の公式戦を進めていきます。
県一回戦、Eランクの三里浜義塾戦は13-6で勝利。
県二回戦、Bランクの大野第一戦は7-0で勝利。
地区一回戦、Cランクの胎内学院戦は8-1で勝利。
地区二回戦、Bランクの茅野商業戦は17-12で勝利。
なりふり構わなかったのもあり、無事4連勝で春の甲子園出場を決めます。
12月の練習試合、Bランクの高浜水産戦は9-6で勝利。
しかし調子に乗っているとあっさり足元をすくわれるのがこのゲーム。
春の甲子園一回戦、Cランクの最上農業戦で5点リードをしていましたが…。
8回表に逆転3ランを浴びて、1点ビハインドのまま9回ウラに突入します。
おい田代仕事しろ!(打たれた投手じゃなくて女房役に責任をおっかぶせる)
ここで8回ウラ、2死1塁でランナーをわざと盗塁死させた戦略が活きました。先頭打者から魔物発動!
「引っ張り5」を選んだ草野は、それとは関係なしにきれいなツーベースを放ちます。
2番大竹は「究極の思考」→「転がせ4」でファーストゴロで1死3塁。
3番薬師寺。ここは強心臓でチャンスAになったあと、「犠牲フライ5」とどちらを選ぶかで散々悩んだのですが「流し打ち5」。
ファーストライナーで「あ!ヤバい!」と思ったのですが、一塁手は思いっきり弾いてしまい、その隙に駿足を飛ばしてセーフ。
ここで4番佐藤。薬師寺は即盗塁を決めて、1死2、3塁。
「精密機械」→「引っ張り5」でレフトへの犠牲フライで同点。
負けはなくなったらがぜん強気です。5番石松も「引っ張り5」。
やはりセカンドライナーの当たりでしたが、セカンドが大きく弾いてセーフ。
ついにサヨナラのランナーが3塁に。
6番矢尾板に「おまかせ5」。
ライト前ヒットで勝負アリ。
正直Cランクに魔物頼みってどうなんだって感じですよね。
やはり苦戦は続きます。
春の甲子園二回戦、Bランクの新世界実業戦は11-4で勝利したものの、
春の甲子園準々決勝、Bランクの茅野商業戦が二度目のターニングポイントとなります。
7回までわずかヒット2本に抑えられていた鯖江電気でしたが、1番草野がまたしても魔物発動で1死満塁のチャンス。
(2年生の魔物発動率は20%。草野はワシズ様も真っ青の豪運です。)
ここで薬師寺が「流し打ち5」でライト前タイムリーで先制。均衡を破ります。
4番佐藤は三振しますが、5番石松がショートへの内野安打+ショートの一塁悪送球で2点追加で3-0。
勝負あったかと思われましたが、ここで茅野商業が怒涛の粘りを見せます。
茂野の球数は91球。完封は狙えると思ったのが悪夢の始まりでした。
「内角中心5」を選ぶも3番はレフト前にクリーンヒットを放ちます。
しかし、まだまだ安全圏。
4番に「緩急重視5」を選んでゲッツーだ、と楽観視していました。
が、結果はフェンス直撃の二塁打。
無死2、3塁でにわかにブルペンがあわただしくなります。
しかし、この日の市原は好調、眉村は普通。
交代に踏み切ることが出来ないまま、5番に「内角中心5」を選択。
5番は打ち取りますが、6番にレフト前タイムリーを浴び、2点差。
ピンチはどんどん広がり、7番に「外角中心5」。
ここでショートゴロを捕ったショートが二塁ランナーに直接タッチし、2アウト。
ゲッツーこそ取れませんでしたが、これで2アウト。
ここで「内角中心5」が出なければ、勝ち急がずに交代していたかもしれませんが…
ここで8番にライト前ヒットを打たれ、2死1、3塁。
ここでようやく、ボクは冷や汗をかきながら眉村をマウンドにいかせました。我ながら聖秀戦の江頭のようです。
眉村、超ファイト!更に伝令で守備力アップ!
目の前の9番打者を打ち取れば終わりなんだ、打たれても田代のせいにして気楽にいけよ!
ってコマンドの数字、低っ!
仕方なく「外角中心4」を選択しましたが…
あえなくライト前タイムリーで同点。ベンチでボクは完全に泡吹いています。
監督30年やっても「腹をくくる」とか「開き直る」ということが全く出来ない…
1番はなんとか打ち取って同点どまり。
本当、このゲームやってるとガーソをバカに出来なくなる…
9回ウラは眉村に打順が回ります。草野の魔物はもう使っちゃったし、一体どうしよう…。
とりあえず打席に回ってから考えるか…。
先頭の田代。ラッキーボーイがチャンスAを召喚します。もちろん意味なし。
と、とりあえず「引っ張り5」…。
「引っ張った!ライトへ打球が伸びる!入るか!入るかーっ!」
うおおおおおおおおお!
おおおおおおおおおお!
田代…史上初の8番投手を実現させた男が、打率1割5分4厘がやってくれました。
2度目の壁を打ち破った鯖江義塾に、もはや怖いものはありませんでした。
春の甲子園準決勝、Aランクの戦は五城目電工戦は6-4で勝利。
春の甲子園決勝、A
ランクの多賀城北戦は14-3で勝利。
終わってみれば、田代は4割7分4厘とチームトップの大活躍。
森1年夏 甲子園優勝
森1年秋 地区大会二回戦勝利
森2年春 甲子園優勝
1番厳しいと思われたシーズンを乗り越え、甲子園2季連続優勝。
いや、本当稲尾が入ってくるまでに負けたら元も子もないので、これで一安心。
これであとは稲尾の入部を待つのみ…なのでしたが、大エースがいても一筋縄でいかないのがこのゲームなのでした。
つづきます。
クロカン 関連ツイート
クロカンの1.6キロは思ったより長くてキツかった…笑
たくさんの人が声をかけてくれて嬉しかったです!
西本さんに「あなたが走ってる姿を見るだけで喜ぶ人がいる」って言われてジーンときてしまった。
タイムライン追えてないので良…
けどクロカン行く事になった🚗
楽しみƪ(•̃͡ε•̃͡)∫