知っておきたい野草活用法

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野草がキュートすぎる件について

沖縄に行ったらぜひ立ち寄りたいお店があります。

金武町にある「がらまんじゃく」という、

島野菜と島の薬草をふんだんに使った長寿料理のお店です。

人里離れた丘の、

うっそうと茂る南国の茂みの中にある古民家、

小さな琉球のおうち。

風が心地よいです。

食前に出てくるのは、敷地内の庭から詰んでくる野草をそのままミキサーした野草ジュース。

二ガナー・長命草・よもぎ・ハママーチなど血液を浄化する薬草たちが入っています。

生命力のある野草ジュースが胃腸に染み渡る。

そして、アンマー(お母さん)の愛情がいっぱい詰まった定食。


(ボリュームあるように見えますが、ひとつひとつの量は少ないし、ゆっくりよく噛んで食べられるから、重くなりません。)

薬効を熟知し、ぬちぐすいとてぃあんだーに沿って丁寧に作られた定食は、何よりおいしい!

「おいしくなくちゃ食養にならない。」

ということを分かっているからこその調理法。

血液を浄化、解毒、造血してくれることから

「血の薬」と言われているハンダマー(水前寺菜)のおひたしは、

今まで食べてきたハンダマーのおひたしの中で一番美味しかったなぁ。

私が覚えているだけでも、

ンムクジアンダギー、雲南百薬、クワンソウの花の酢漬け、ドゥルワカシー、島人参のシリシリ、シビラン、野草スープ、伝統的な玄米と紅芋の発酵ヨーグルト(ミキ)、などなどもりだくさん。

ひと口、ひと口、すべてが生き生きしていていました。

ラフテーや中身汁(豚モツの味噌汁)など、

お肉の入った滋養強壮のメニューもあって、

大地を走り回って健康に育った島豚のお肉は、

ほんとうに美味しい!

島豚の命を余すところなくいただける中身汁は、飲み干したらそれだけで元気になりそう。

「毒出しデトックス定食」に添えられてくる色鮮やかな7色ごはんは、

野草を発酵させて作った酵素液で炊いた天然の色の酵素ごはんだそうです!

子供たちには子供用メニューを提供してくれました。

すべての料理は店主の山城清子さんが

一人で切り盛りしています。

もちろんお味噌も手作り!(←外食ではありえないよね!)

沖縄には昔から、『ぬちぐすい(命の薬)』という言葉があり、医食同源の料理がある。

「口にするものは何でも薬になるんだよ」っていう意味。

それはこの土地が、薬効の高い島野菜や野草を生み出してきたことと無関係でなはい。

ここには「ぬちぐすい」になる食べ物が身近にありすぎて、

その素晴らしさを見過ごしているのかもしれない。

いやほんと、タコライスとかスパムチャンプルーとか、あぐーハンバーグとかは、

沖縄料理じゃないからね。

米軍が来てから出来たファストフードだからね…。

(実は「沖縄そば」も戦後に生まれた新しい食べ物。

昔のウチナーンチュ(沖縄の人々)は、

豚肉や鶏肉は正月や祝いの日などのハレの日しか食べていなくて、

毎日のタンパク質源は島豆腐と味噌だったんだって。

「味噌と豆腐と島野菜と野草」が沖縄の長寿文化を生んでいた。

今、沖縄は長寿どころかメタボ率が全国でもトップクラス。

戦後の食生活が沖縄の「ぬちぐすい」を破壊してしまったのかもしれませんね。)

メニューには清子さんのメッセージが。

うん!

私たちお母さんが故郷の郷土料理をたくさん作っていかないとね(ローカルB級グルメとかじゃない、昔からの伝統料理を)。

それが子供たちへの最良の投資につながると思ってる。

カレンドおきなわという雑誌に載っていた清子さんのインタビューより。↓

とってもとっても心に響くメッセージが込められています。

以下、途中略。

~~〜

「病気は食歴なんだよ」

 

清子さんは、何度もこう言った。


その意味は、今まで食べてきた悪いものが、

病気として体に現われてしまうということ。


だから、体の中の悪いものを外に出すことが大切なのだという。

食品に使われている添加物などはしっかりデトックスしなければ、

数年後に病気として体に出てきてしまうのかもしれない。

 

「デトックス定食」は、そんな排出の重要性を再認識してできたメニューだ。



自然に生えている野草は、化学肥料や農薬に侵されていないから。

それに野草は、 四季や土地に応じて生えるもの。

その時そこに生えている< a href="#rakuten_item_list">野草を食べることで、

旬で土地に合ったものを体に取り入れることができるから。



(中略)

「玄米茶の炭のミネラルは、大腸や肺の大掃除をしてくれるのよ。

ヘドロがたまった河に活性炭を入れると、

水をきれいにしてくれるのと同じね。

ああ、発酵させたのものも善玉菌を増やすわね。」

 

また、普段の食事から、解毒を意識しての料理をするといいと教えてくれた。

 

「豚肉に、島ラッキョウとにんにくの醤油漬けを添えてるでしょ。

ネギ類が、肉の毒を排出して消化を助けるのよ。肉にはネギ類、魚には大根を合わせるの。


色々な食材をバランス良くとることが大事。


動物性食品をとることも必要よ。


だけど、肉の脂は消化しにくいから、食べ合わせは考えないとね。」


「沖縄という土地の価値をみんなに知ってほしいのよ。

この土地は、こんなに豊かで元気な野草を私たちに与えてくれる。

これを食べない手はないわよ。

こんなところ、他にはないんじゃないかしら。」


また、清子さんは原種であることにもこだわる。

 

「定食についている“はりいも”は、原種に近いものなのよ。

原種に近いということは、 人間の手で改悪されていないということ。

最近は、一代限りの生命力のないタネが増えているでしょう。

原種は、そのものが持つパワーがそのまま活きているのよ。」

 

沖縄の地が持つ、ありのままの自然のパワーを、体の中にたっぷりと取り込んで欲しい。 

そんな清子さんの思いが、一枚のお盆の上に現われている。


「沖縄には薬草料理や庶民料理、山羊汁やイラブー汁なんかの滋養強壮料理があって、幅が広いんだから。

食養からするとね、戦前によく食べられていた『ンブシー』なんてサイコーよ。

具だくさんの食材を味噌で煮込んだ料理ね。


これにご飯と汁ものをつければ十分。

一汁一菜でいいのよ。」

 


清子さんは、自身の料理で食の大切さを伝えてきた。

しかし自分の命は自分で守ってほしいと言う。

 

「いくら私が頑張っていても、あなたたちの気持ちが変わらなければ、何も変わらないのよ。

普段自分が口にしているものが安全かどうか、ちゃんと自分で調べてみてほしいのよ。 


私が言うことは、全部『うそ』だからね。

自分でちゃんと調べて、考えるのよ」

 

自分の体に入れるものは、自分でしっかりと納得してから口にしなさい。

清子さん流のエールだ。


 「人間を変えるには、食べ
物を変えることよ。

政治や教育、宗教じゃ変えられないの。

人生は、食べ物で変わるのよ」 


食べ物で人生が変わる…。 

本当だろうか。

この言葉が本当かどうかわかるには、それなりの年月がかかるだろう。


でもその真偽を知ることができるのは、

食べ物を調べて、見直した人だけだ。

~~〜

食べ物で人生が変わる。

とっても重い言葉だけど、

とってもシンプルで滋養に満ちた言葉だと思いました。

野草や島野菜は生命力が強いぶん、

自身を固い細胞壁で守っています。

がらまんじゃくの食事で、改めて咀嚼力、消化力の大切さを再認識させてくれました。

生きることは、食べること。

食べることは、よく噛むこと。

よく噛んで唾液をたくさん出して消化しなければ、

どんなに良い食材でも腸内を傷つけて消化不良を起こし、異常発酵した食物は、毒素になるだけ。

よく噛まなければ消化力は低下し、

栄養はしっかり吸収されず、肌や髪や爪の乾燥を招き、疲れや眠気、だるさ、腸内環境の乱れ、免疫力の低下、自律神経の乱れに繋がる。

(一定のリズムで咀嚼すると副交感神経が優位になって、自律神経やホルモンバランスが整うそうです。

つまり、心の安定にも「咀嚼=よく噛むこと」は大事だということですね。)

栄養の吸収が悪いと感じている方たち、

食べ物が口の中でペーストになるまで噛んでいるでしょうか?

玄米ならば一口50回以上噛んでいるでしょうか?

そうでなければ玄米や食物繊維は腸を傷つけ、

消化不良で異常発酵し、逆に体の循環を悪くする不健康食になってしまう。

食事法より、健康食材より、

何よりもまず、

食養とは、よく噛むこと。

このことを一番忘れがちなのですよね。

唾液は、自分の遺伝子に合った何千種類の酵素がカスタマイズされた最高の免疫物資であり、

最良の酵素ドリンクです。

ウィルスをやっつけるのも、虫歯を治すのも、ガン細胞をやっつけるのも、自律神経を整えるのも、唾液の仕事。

このことを、皆さん、一番忘れがちなのです。

生きることは食べること。

食べることはよく噛むこと。

がらまんじゃくに来ると、いつも思いださせてくれる食事の原点です。

Cafe がらまんじゃく(要予約)

098-968-8846

沖縄県国頭郡金武町字金武10507-4 

野草の最新情報を発信、大切な記念日のプレゼントにとえもいいですね

        小さな瞳に映る夕空…

           聴こえてくる子どもの鼻唄…

        わたしの宝物
                   こんにちは🌞
          木彫りなどで絵を描いている
   アラフィフ  二児の母 以住といいます
     このブログを訪れていただき
                        ありがとうございます

"8年日記"と称して、移り住んだ今の家での草花と共にあった日々のつれづれを綴っています。2010年からの8年間の思い出です。

アメリカフウロ(フウロソウ科 フウロソウ属)5月


アメリカフウロ 6月




亜米利加風露(アメリカフウロ)
という野草
四十五を過ぎてから
初めて知りました

草花に身近だったと
子供時代を思い出すわたしに
住宅密集地で野原から遠ざかった
15年間の暮らしを飛び越えて
移り住んだこの住宅地にて
まだまだ未知の奥行きを
教える野草でした

  北アメリカ原産
  戦後、牧草に紛れて
  または
  肥料の土に紛れて
  海を渡ってやってきた
  帰化植物とあります
  路傍や荒地、畑などに生育
  放棄畑などの肥沃な場所では
  人の腰高に届くくらい丈を伸ばし
  大きな株になるという
  路傍などの荒地では
  地面を這うように伸びて
  直立し分岐した茎に葉と花がつく

  葉は
  基部まで5〜7裂
  全体に白い産毛
  葉の縁、葉柄、茎は
  やせ地では
  赤味を帯びる

はじめにわたしの目を引いたのは
地べたから
弾けるように顔を出した
葉の姿でした
手のひら型がいくつも
いくつも
ほがらかで 楽しげな
子供のおしゃべりのよう

更に
わたしの心を誘ったのは
その小さな花でした
この小ささでも
ひとつひとつが
ちゃんとした花の姿

  「誰か私に気づいて」

という花言葉は
後に知りました

次に
わたしを一瞬
釘づけにしたのは
その種子を抱く姿

  花の直径は約8mm
  萼片の先に長さ約2mmの突起
  果体は黒く
  長剛毛と短毛が生え
  完熟するまで萼片に覆われ
  長く上に伸びた嘴が
  巻き上がって
  種子が出る

まるで
毒々しい昆虫のような姿に
変貌していたのです

ほがらかな「楽しさ」を予感させた
葉のおしゃべり

「私に気づいて」
小花たちの慎ましさ

そして
どうしてというくらい
すべてを拒絶するかのように
沈黙する
種子を内包する
鋭い嘴

しかし
わたしは
わたしの内に
気づかない欲望を
突きとめられたようで
謂れのない
胸さわぎで
その毒々しさに
目を凝らすのでした

ぴったりと閉じた嘴を
初夏の日差しが
焼きつけます
そして
わたしは時期を待ち
その嘴を弾けさせ
悲願の種子を
吐きだすだろう

女の有り様みるような
亜米利加風露で
ありました
蔑むわけでなく
嘆くのでもなく
地を這う
わたしの茎の育成の先に
変貌を遂げる
初めての夏は
やってくるでしょうか

  




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