ご訪問ありがとうございます
この記事は表題通り、
お話では無く完結したお話の後書き(補足)なので
お話以外は必要無いよ、という方は
そっと閉じて頂ければ幸いです
そして、私のひとりごとや以前の後書きを読んでくださっている方はご存知かもしれませんが…
とても長いので(普通が分かりませんが
)
それでも良いよ、という方はお進み頂けましたら、と思います
まず、最終話までお付き合いくださった皆様に
心から感謝致します
選んだ(描いた)テーマが少し重たいものだったので、
特に初めの頃は受け入れられるのは難しいお話じゃないかなあ、と恐る恐るでした
でも、お話にするにあたっては伝えたいテーマが私なりにあって、それを描きたかったので自己満足では有りますが進めました
そんなお話に、たくさんの方にお付き合い頂けて、
本当に本当に嬉しかったです
最終話で、とても久しぶりにコメント欄を開けたのですが、たくさん感想を頂きました
本当にありがとうございます
その他にも、連載中にメッセージやTwitterでも
たまに感想を頂けて、こちらもとても励みになりました
因みに、コメント欄を閉じていたのは以前も書きましたが…
辛い、とたくさんの方に言われてしまうと自分の思ったままの展開を描く事が辛く(申し訳無く)なってしまい、思ったままに書き綴る事が出来なくなる為、です
でも、そうすると今度は読んでくださっている方がどのように感じてくださっているか分からないまま続けている事になるので…
途中でたまに感想を頂ける事は本当に有難かったです
最終話のコメントで数人の方に触れて頂けたのですが…
このお話は元々、「運命」のカムバでのお衣装でチャンミンが首に太いチョーカーをしていて、それを見て思い浮かべたお話でした
この、Dispatchのお写真達が美しくて
チャンミンが少し影を背負っているようで
気が付いたら頭の中でふたりが美容部員になってしまい…
こんな妄想記事を上げました
↓
その際お話で読みたい、とたくさん声を掛けて頂けて、自分の中でも描きたいなあと思っていたので、細かい事を決めて連載を始めました
以前百貨店勤務だったので(美容部員では無くお洋服の方ですが…)百貨店の様子を描くのも楽しかったです
そして、このお話の前の「悪い男」が
連載中から「辛いです」
「可哀想で読み進める事が出来ません」
等々と声を頂いていたので
このお話に関してはテーマは重たいですが、
希望のあるお話にしようと思いました
なので、私の中では「悪い男」よりも
辛い展開は少なかったのですが、読んでくださった方からすると同様に辛かったのかな?と…
最終話のコメントを拝見して思いました
前半で一度だけ
「チャンミンがまるで死んでいるようです
これでは生きている意味が無い
こんな可哀想な姿を描きたいのですか?」
というようなコメントを頂戴しました(匿名だったので引用しています)
勿論、受け取り方は自由ですが…
⚪このお話のチャンミンは、自らのせいで元恋人(『あの人』)を追い詰めてしまった(と思い)、その結果無理心中に巻き込まれ、更にその相手は亡くなってひとり生き残りました
『あの人』の最後の言葉が
「自分の事を忘れてはいけない、
生き残ったら相手を思い続けて生きる事」
だったので、それを守る事で
罪悪感から逃れようしました
私の中では、このお話のチャンミンは
とても人間味が有るひとでした
『あの人』との別れを迫られた時、既に恋愛感情から情に変わっていたけれど、それを言い出せずに結局は良い顔をして、自らが身を引く体で別れました
けれどもそれが相手を追い詰めたと思い、後悔して
生き残ってからは「自分が悪い」と思う事でそれ以上を考えずに日々を過ごしていました
事件の後に自死を選ばなかった事については
お話の中でチャンミンは『あの人』の言葉を守ってそうした、という風に書きましたが、それもこのお話のチャンミンの一種の言い訳で、最終話手前で何度もチャンミンが「死にたく無かった」と言うように、それが本音(前提)に有ります
自分のせいで傷を追ったし元恋人を追い詰めた、
と思っていますが、やはり本音では「どうして自分が」
と思っていました
そんな中ユノと出会い、惹かれて、
初めに関係を持つ時もチャンミンは
「遊びだから」と自分の心に言い訳をしました
悩んで葛藤したり、言い訳をしたり、後悔をする事は
生きているからこそだとあくまでも私は思っています
更に、本当は生きたい、死にたくなかった、
と思っているからこそ、このお話のチャンミンは
何度も
度も自分に言い訳をしています
なので、私の中ではこのチャンミンは
とても人間味のあるひとだという設定でした
勿論、私の思っている事が私の文章で100%伝わる訳は無いし、私自身にそれだけの伝える力があるとも思っていないですが、最後なので補足させて頂ければ、と思いました
⚪ユノに関しては、チャンミンと反対に
前向きなひとにしようと思いました
リアルのユノと同様にこどもの頃の病気で首に傷が有りますが、それ以外には特に挫折を味わっていない為、
初めは過去を背負ったチャンミンを見ても、ただただ前向きでした
過去を抱えたチャンミンに恋をして、
だからこそ男として包み込んで支えよう、と思い行動しましたが、そんな理想に対して現実は少し過酷で…
過去を聞いたからこそ、自分は『あの人』とは違うように…と、このお話のユノは思っていて、けれども途中チャンミンを自分の中に閉じ込めてしまいそうになります
独占欲から『あの人』と同じようになって
チャンミンを傷付けてしまいそうに、揺らぎました
でも、後退しながらも必死に生きて前を向こうとするチャンミンを見る事で、ユノもそれを支えたい、と思い
『あの人』と同じようになる事は有りませんでした
このふたりは、お互いがお互いに影響されて
成長したり、少しずつ前へと進む事が出来ました
⚪『あの人』
に関しては、呼び方でチャンミンの心情を表そうと思いました(出来ていたかはともかく、ですが…)
前半ずっと『あの人』だったのは、ユノと出会う以前~出会った当初、過去の出来事を自らひとに話す事は無かった事、チャンミン自身の中で上記したような後悔があった事や最終話付近でチャンミンが気付いたように(自分の頭の中で恐ろしいものにしてしまった、という事)名前を出さずにこの呼び方を使いました
他人に(この場合ユノ)に過去を話す事で、
自分の頭の中や記憶を少し整理して、『ヒョン』と
当時呼んでいた呼び方が混じりました
この呼び方はチャンミンの心情や状況で使い分けました
彼の姉(ヤンさん)に連れられて過去の事実を知った際に名前(ソンス)を出しましたが…
この名前は、韓国では今風、というよりも以前からある名前です
地方の閉鎖的な土地の代々続く由緒ある家の長男
なので、名前もそのような名前にしました
ヤンさんはソンスの腹違いの姉です
本編では深く触れていませんが、
この兄弟の父親が本妻とは別の女性と関係を持ち、
ヤンさんを生まれて更に本妻もいる家に住まわせる
そんな、家族でした
地方で閉鎖的で、父親が絶対で、更に父親は道徳に反する行為をしたにも関わらず息子が同性愛者である事は許しませんでした
その為、ソンスは手紙に書いたように
「家族の事で追い詰められて」いき、自分と同じ境遇であるチャンミンを道連れにしようとしました
好きだから、自分と同じ筈だから、という気持ちでしたが、勿論葛藤も有り、止めて欲しいという気持ちもあったから手紙を書き残しました
最終話の前と最終話でチャンミンが
「生かしてくれた」
「ヒョンは本気で道連れにしようとは思わなかった」
と思っているように、ソンスはひとりで逝く事が怖く、その為チャンミンを連れていきました
チャンミンは刃物を向けられた時動けませんでしたが、
ソンスはチャンミンに止めて欲しいという思いも有りました
彼は結果的に辛い現実から逃げてしまいましたが、
女性と結婚する事は出来ず、世間知らずで恵まれた環境で育った為家からも結局逃げる事が出来なかった彼にとって、自由になる唯一の手段だった、という事でした
その手段を取ることで、初めて自分自身を解き放つ事が出来ました(良い悪い、という事は別として)
⚪ヤンさん(ヒョンの姉)は複雑な生まれで
同性愛者である弟が自分と同じように影を抱えていて惹かれて、けれども決して結ばれる事は無いから少し愛情が捻れてしまいました
「事件」の前夜に弟の手紙を見た事で初めて自分の気持ちに素直になり、告白をしましたが弟の決意は変わらず事件の日を迎えました
弟ソンスにとっては姉の想いは全く知らなかった為
もう遅くて、この時のソンスにとって自分を止められるのはチャンミンだけでした
ヤンさんは、腹違いの弟に恋をしているという自分の気持ちに蓋をして過ごして来ましたが、最後に想いを伝えた事で後悔がひとつ少なく済みました
弟の葛藤や悩みを傍で見て知っていたので(更にそれを自分には救う事が出来ないというのも自覚していた)、亡くなった事はとても悲しみましたが、これで弟は解き放たれて更に自分がずっと弟を背負い守る事が出来る、自分の気持ちにもう蓋をしなくて良い、と覚悟を決めました
両親が事件後逃げても、これで弟とずっと一緒に居られる、とある意味幸せを感じて弟の部屋を毎日綺麗に保ち、ふたりだけの生活を過ごし続けています
チャンミンはユノと出会い前を向きましたが、
ヤンさんにとっての「前を向く」という事はこの形でした
自分(の気持ち)を偽る事無く過ごせるようになったので、彼女にとっては今が幸せだという事です
この兄弟の事についてはここで補足した事を掘り下げようか迷いましたが、二次創作でユノとチャンミンの物語なので本編以上に触れる事はやめました
なので、ここで補足してしまいました…
長くてすみません
無理心中で目立つ傷痕を負った
という設定なので、重たい内容かもしれませんが…
このお話で伝えたかったのは、
どんな過去があっても、何かひとつのきっかけや出会いで人生は変えられるし前を向く事は出来る
という事でした
上記の設定が(良い悪いという事は置いておいて)
少しインパクトの強いものなので伝わり辛いかもしれませんが、生きている以上きっと誰しもが色々な後悔や過去を抱えて生きていると思います
勿論、現実はお話のように幸せになれる事ばかりでは無いと思います
でも、何を幸せかと思うのも自分自身の気持ち次第だと思うし、最終話でチャンミンがユノの笑顔を見て「幸せ」だと思ったように、小さな事で幸せを感じられるようにいられれば、色々な事の見え方は変わって来るんじゃないかなあ、と思うんです
リアルのふたりが10代の頃から芸能界で一般人では出来ない経験をたくさん積んで、更に悲しい辛い出来事もたくさんたくさん乗り越えて…
それでも今笑顔でお互いに支え合っているのを見て、それはもしかしたら小さな事にも感謝の気持ちを持ったり、ひとつひとつの事を大切に受け止めているからこそ、優しくて強くいられるんじゃないのかな?と勝手にですが思う部分が有ります
そして、最終話に向けてお話を描いている時に
「明日は来るから」のふたりバージョンが出ました
最終話、その前を描いている時はこの歌の歌詞とこのお話のふたりが私の頭の中で勝手に、ですが重なって、聴きながら描いていました
どんなに辛い明日しか来なくても時間は進んで行きます
でも、自分自身の気持ちの持ちようで、その明日がほんの少し良いものになるか、悲しいものになるかは変わって来るんじゃないかなあ、と思います
生きていて、明日が来れば、そこに大切なひとが一緒に居れば、それだけできっと幸せだと思います
どれだけ辛い事があっても生きていれば、だと思います
後書き、どころか自己満足の補足ばかりになりましたが、4月から描いたお話が漸く完結してほっとしました
「幸せになって良かった」と声を掛けて頂けたり、私の拙いお話を読んで何かを感じて頂けたりして(それを伝えて頂けて)という事が本当に本当に嬉しいです
いつも思うし、特にこのお話はそうかもしれないのですが、ホミンの二次創作で楽しむのであればもっと楽しいだけの、幸せなだけのお話の方が読んでくださる方からすればきっと楽しいだろうなあ、と思うんです
それなのに、お話にお付き合い頂ける事は
本当に有難いなあ、と思います
辛いお話だったかもしれませんが
私の中では希望のお話で…
現実の、私にとって何より大切なふたりが
いつも前を向いて進んでくれているから
私の頭の中でもあのような最後になりました
あまり細かくなり過ぎないように、とは思っているのですが、ナイーブな題材なので少し慎重に進めました
簡単に取り扱うべき題材では無いと思いましたが
自分の専門分野が役に立つので
考えた上で決めて、進めました
読んでくださる方がいらっしゃるから
頭の中のお話を最後まで形にする事が出来ました
本当に本当にありがとうございます
また、最終話のコメントで数人の方が
その後のお話も読みたい、と言ってくださって
こちらもとても嬉しかったです
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最終話が1位になっていました
こちらに関しても、楽しいだけのお話では無いので
とても嬉しかったです
嬉しかったので記念にスクショしておきます
お許しくださいね
尚、コメント欄は解放致しますが
この記事につきましても厳しいご意見やご批判等は受け付けておりませんので、どうかご理解くださいませ
あくまでも、私の頭の中のお話です
読んでくださり、ありがとうございます
最後に、お疲れ様のぽちっ↓をお願いします
補足の補足…
幸せなツアーが始まる前に
このふたりを幸せに出来て良かったです
今日が皆様にとって良い一日となりますように…