花見の場所取りでさわやかライフ

奈良のお花見の名所、佐保川沿いの桜並木はまったりとしています。花見客の人垣はなく、花見の場所取り合戦もなく、ゆるゆると寛いだ空気が流れています。

佐保川は、若草山から連なる春日山原始林を水源としています。江戸時代、奈良に赴任した名奉行が樹木を愛する方で、その方のおかげで、現代の春に、この美しい景観を楽しむことができるのだそうです。

桜を見上げる人たちは、みんな穏やかな笑顔。桜色の空気がひとりひとりの心を染めているようでした。春風が桜を撫でると、はらはらと雪のように花びらがこぼれ落ちて、川面に水玉模様を描いていました。

幸せだなぁ、平和だなぁ、うららかな春の日に感謝です。

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珊瑚

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