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2018.09.03

【今日の魔法の質問からの小説   20   】

❓未来を信じていますか？❓

◆   Who am I ?   ◆

東京・赤坂、午後８時。

今日は、ちょっと早く帰れるな。

そう思いながら、会社のビルを出た。

駅に向かう途中で、テレビ局が番組の取材をしているようで、僕にもマイクが向けられた。

「ちょっとよろしいですか？あなたは、未来を信じていますか？」

いいとも悪いとも返事をしていないのに、僕の歩幅に合わせて、半ば強引にマイクを突きつけてきた。

「なんの未来ですかね？」

かすかに猫背で、こっちは疲れてんだよオーラを出しながら、迷惑そうに言った。

「あなたご自身の未来ですよ。」

どこの局だっけ？見覚えがあるキャスターだな。

顔は笑っているけれど、めんどくさい奴に聞いちゃった〜的な愛想笑いだ。

「考えたことないっす。」

立ち止まることなく、どうせ使わないだろ？と思いながら答えた。

「ありがとうございましたぁ。つ…」

挨拶も適当で、次、次ーっ！と、言っているのが聞こえた。ちょっと振り返った時には、すでに違う人にマイクを向けていた。

「ふんっ！」

◆

「未来を信じていますか？か…」

そんなこと、本当に考えたこともなかった。

「未来か…僕の未来…どこかにあるんだろうか？」

平成元年生まれの僕は、いわゆる「ゆとり世代」だ。

だから「ゆとりは…」と言われても、そういう環境だったんたから、どうしろって言うの？そう決めたの、あんた達大人でしょ？

って聞き返したくなる。

ま、どっちでもいいんだけど。

今年で「平成」が終わる。

特に、なんの感慨もないけれど、元号がひとつ古くなると、なんか、年取った気がする。

同級生には、昭和63年と少ないながら64年がいたから、散々「昭和」をディスってたのに。

と、言うことは、アイツらはふたつ古くなるのか…くくく。

コンビニのおにぎりとカップ麺を食べ、ゴミはテーブルの上に置きっ放しで、テレビ観ながら、ひとりでぶつぶつ言って、ワイシャツのまま眠ってしまった。

こんな風に、家と仕事の往復で、なんの楽しみもなく、だらしなく過ぎて行く毎日だった。

◆

夢を見た。

夢の中でもインタビューを受けていた。

「あなたは、未来を信じていますか？」

「はい。もちろんですよ！」

「お疲れのところ、失礼致しました。ありがとうございましたっ！」

キャスターが丁寧に頭を下げながら見送っていた。

アラームが鳴った。

もうちょっと〜

また、アラームが鳴った。

あ、もう時間…限界だ…起きようぅぅぅ

万年床から、ノロノロと起き上がった。

◆

えっ！何かが違う…？？？

圧倒的な違和感があるのだが、それがなんなのか、わからない。

「気のせいか…」

シャワーを浴びに行った。

そこで、鏡に映る自分の姿を見て、僕は愕然とした。

腹筋が…割れてる！

いわゆる「シックスパック」だ。

「ぼ…僕じゃない？！え！顔は…僕だけど…僕じゃない…」

どうなっているんだ…？？？

パニックになりながらシャワーを浴びた。筋肉質な身体に熱めのシャワーを当てながら、気持ちを落ち着かせようとしていた。

なんで？なんで？

僕は誰？

髭を剃る手元も狂う。

いったい、どうなっているんだ…

時間はどんどん過ぎていく。

◆

会社に着くと、皆んなが積極的に、にこやかに挨拶をしてくれた。

今までこんなことはなかったのに…

どうなってるんだ…？？？

どうした訳か、身体も軽く頭も冴えていた。

いつもの見慣れた風景が、全く違うものになっていた。

お昼前、部長に呼ばれた。

僕は、内心ビクビクしながら部長室に入った。

「最近、君の活躍は目覚ましものがあるね。主任になって２年。そろそろ、課長に…どうだね。」

「え？わたしが課長ですか？」

（え？僕、今、主任なの？）

「君がやる気なら、僕から人事に推薦しておくよ。」

「あ、ありがとうございます。」

「では、決まりだな。期待してるよ。」

「はい！ありがとうございます。頑張ります！」

昼からは、ひとりになりたくて、顧客まわりに出た。いつもは、適当に「あしらわれる感」もあるのに、今日は違った。

本当に、いったい何が起きているんだろう？

◆

何もかもがありえない日だ。

僕が僕じゃない。

とにかく、家に帰って、落ち着こう。

そして、ゆっくりと振り返ってみよう。

いつものコンビニに入った。

でも…買ったのは、サラダとスモークチキンだった。

（え？どうした、僕？！炭水化物は買わないのかい？）

ありえない…

ありえない…

僕は、家に帰ると、パンツ一枚になった。

そして、その筋肉質な身体を隅々まで見ながら撫でた。

この場面だけを他人に見られると、ただのナルシストだ。ハッキリ言って気持ち悪い。

しかし、見ずにはいられない。撫でずにはいられない。僕は、マジマジと飽きることなく見ていた。

「能力の差はない。あるのは習慣の差だけだ。」

ふと、高校３年の担任の声が聞こえた。

あぁ、そう言えば、その言葉で筋トレ始めたんだっけ…でも続かなかったんだ…

あぁそうか…結局僕は…いつも途中で投げ出してしまっていたんだ…

あ！続けてたらこんな身体になれるってことか？

じゃあ、今は、夢の中なのかな？

◆

また夢を見た。

その夢の中でもインタビューを受けていた。

「あなたは、未来を信じていますか？」

「はい。もちろんですよ！」

アラームが鳴った。

あぁ…いい部屋だったなぁ…

しかも、紀尾井町アドレス・高層マンション。

住む世界の違う人達が住まう場所。

あはは、僕には関係ないね〜

もう朝かよ〜

もうちょっと〜

また、アラームが鳴った。

あ、もう時間…限界だ…起きようぅぅぅ

万年床から、ノロノロと起き上がった。

起き上がったとたん、訳がわからなくなった。

「ここはどこ？」

部屋が綺麗に片付いている。

え？まさか…紀尾井町の高層マンション？

いやいやいやいや…そんなはずはない。

部屋が綺麗に片付いているだけだった。

それだけでも、スッキリして気分が変わるのがわかった。

綺麗って気持ちいい…

◆

こんなことが定期的に、何回も何回も続いた。

僕は夢の中で、

「あなたは、未来を信じていますか？」

と、インタビューされる。

「はい。もちろんですよ！」

と、答える。

ただ、それだけのことだけれど、毎回毎回、そう言い続けているだけで、自分の生活習慣がどんどん変わっていった。

掃除や洗濯、食べることや言葉遣い…様々なことを「何が心地いいか？どう在りたいか？」と意識しながら生活をしてみた。

すると…朝、目が醒めると、少しずつ生活が変わっていたんだ。それは、説明のしようがない魔法のようだけどね。

で、僕は、自分を変えていくのが楽しくなってきた。今では、もう夢は見なくなったけど、心地いいことの追求をしていたら…

今は、本当に紀尾井町の高層マンションに住んでるんだよ。仕事も順調だしね。

◆

「あなたは未来を信じていますか？」

「信じるというか…すでにある未来しかありませんから。」

パラレルワールドは無数に存在する。

プリンのお気に入りはこげ茶のベレー帽なんだって
帽子をかぶってないとお友達に気づいてもらえないことがあるらしいよ
あなたのお気に入りの帽子をおしえてほしいな

似合わないから、普段全く帽子被らない

帽子似合う人が羨ましぃ

私が最近かぶった帽子は、たった1つ

フェスの日のために、やしクンが持たせてくれた

雨用の帽子

マトモな写真を撮らなかったから、コレ⬆︎しかない

晴れていても日よけになるかと思って、被ってみたら、ムレる

やっぱり雨の日用だっ

昨日は、お昼前に起きてきたばかりのみゅ〜ちゃん運転で、みつおクンの病院へ

爪切りとフィラリアのお薬を貰いに

帰ってから、しばらくして私の代わりにお仕事してくれるあむちゃんが早退して帰って来るなり号泣

文化祭でクラTを着ていたので、着替えて帰る準備をしていたらワイシャツが行方不明だったらしく、入り口に立ってた事務のおばちゃんがなかなか帰してくれなかったらしく

私に電話したのに出なかったって…

マナーモードになってて気付いてあげらんかった〜

帰宅した事を知らせるついでに、門に立ってた事務のおばちゃんを確認してみたけど、わからず

とりあえず、なかなか帰してもらえなかった文句を言って電話を切ってやったわっ

みゅ〜ちゃんの運転であむちゃんを駅まで送り、頭が痛かったので、少しお昼寝

夕方からお友達と約束していたみゅ〜を送ってから、母さんとお通夜へ

亡くなった同級生と一緒にバンドしてた仲間3人なんだって

近所に住む同級生とは、ウォーキング中に会ったりしてたけど、他1名は、しばらく様子を伺って思い出したょ

途中、同級生女子2人に声かけられたけど、座る事なく立ち話だけで別れ、私達4人は最後まで語ってた

男3人は、そ�
�後飲みに行ったけど、私は、亡くなった同級生のお顔を見せて頂き、ご家族にご挨拶して帰って来たょ

帰る前にジュンジくんが、お子さん達に持ってった若い頃の写真を見せて貰って、亡くなった同級生の顔をハッキリ思い出せた

家に着いて待っててくれたのは、みつおクン

遅くなってしまったご飯をあげてから、気を使ってタクシーで帰った母さんにお礼を言って、お風呂へ

出た時にみゅ〜ちゃん帰宅で、慌ててお風呂に入らせたょ

私も久々にくるまやラーメン行きたい

今痩せ期なのかな〜

脚の浮腫みもなく、細っそりしてた