母なる地球を思わせる同志
「潤くん、また明日ね」
「潤ちゃん、気をつけて帰るんだよー」
「うん、2人ともまた明日なー!」
クラスメイトのニノと雅紀と一緒に学校を出て、途中で帰る方向が異なる2人と別れた。
角を曲がると前方に見慣れた撫で肩の男の人と髪の長い女の人が手を繋いで歩く後ろ姿が目に入る。
・・・・・・翔くんと舞先輩だ。
やだな、見たくない。
引き返してどこかで時間を潰して帰ろうかな・・・
そう思った時
「おーい!松潤!一緒に帰るぞー!」
珍しく大きな声を出して後ろから走ってきた智。
智は僕の幼なじみで、翔くんとは同じクラスで親友らしい。
それまで智の家に遊びに行っても翔くんと会う事もなかったし全くタイプが違う2人が親友と聞いた時は驚いた。
智は、いつも柔らかい雰囲気を醸し出している。
ボーッとしてるように見えるけど実は本気を出せば何でも出来る凄い人。
そして怒らせるとこわい人でもある。
小さい頃からお兄ちゃんみたいに僕を可愛がって・・・いや溺愛してくれた智。
以前、僕にしつこく言い寄ってきた社会人の男の人がいた。
断っても諦めてくれなくて度々待ち伏せをされはじめた。
さすがに怖くなって智に相談したら僕の知らないところで何かしたみたいで、それ以降その男の人は僕を見掛けると逃げ出すようになった。
・・・・・・一体何したんだよ。
智に聞いても
「松潤を困らせる奴をオイラが成敗してやっただけだ」
そう言ってふにゃーと柔らかく笑うだけだった。
・・・いや、マジで怖いからね!?
とにかく謎の多い男なんだ。
「お、やっぱり智君と潤じゃん!」
智の声に反応し、こちらを振り向いた翔くんと舞先輩が僕達に気付いて近寄ってきた。
まだ繋がれている2人の手を無意識に見ていた僕の目線に気づいた翔くんは、咄嗟に舞先輩の手を離して照れ臭そうに指でこめかみを掻く。
「翔君、相変わらず舞ちゃんとラブラブだな。よし!松潤、オレらもラブラブしにこの後デートしちゃうか!」
智が翔くんをからかいながら僕と手を繋いだ。
「何で潤と智君がラブラブすんだよ!意味わかんねー(笑)」
「いんや、オイラの松潤なんだからラブラブしていいんだよ!」
「智くん、いろいろ語弊あるいい方な!」
翔くんが笑いながら智と僕の手を離す。
僕は触れられた手が熱くなるのを感じながら気付かれないように平然を装った。
「それよりこの後俺ん家に来ない?舞も来るし4人でDVDでも見ようぜ」
翔くんは僕と智を誘うけど
隣の舞先輩は、え?って戸惑っている。
そりゃそうでしょ、普通恋人同士なら2人でいたいよ。
翔くんってこういうデリカシーのない所が多々ある。
その度に舞先輩はちょっと寂しそうな顔をするんだ。
若干鈍くて残念な翔くんは気づいてないだろうけど。
「ごめん、翔君。
これから松潤はオイラんちに来て2人でいい事するから行けないんだ。
舞ちゃんと翔君も2人でラブラブしてくれい」
僕が断ろうとするより先に野生の勘で空気を読んだらしい智が言った。
「は?なんだよ、2人でいい事って?」
「そりゃあ・・・翔君達がするみたいないい事に決まってんだろ!」
「はあ?!」
翔くんは怪訝そうな顔をした。
智はよくふざけて僕とラブラブしたいだの、キスするだのと言う。
冗談に決まっているのにその度に翔くんは不快さを露わにする。
そんな態度を見てやっぱり男同志は翔くんには有り得ない事なんだろうなといつも悲しくなるんだ。
そろそろ同志は痛烈にDISっといたほうがいい
「潤くん、また明日ね」
「潤ちゃん、気をつけて帰るんだよー」
「うん、2人ともまた明日なー!」
クラスメイトのニノと雅紀と一緒に学校を出て、途中で帰る方向が異なる2人と別れた。
角を曲がると前方に見慣れた撫で肩の男の人と髪の長い女の人が手を繋いで歩く後ろ姿が目に入る。
・・・・・・翔くんと舞先輩だ。
やだな、見たくない。
引き返してどこかで時間を潰して帰ろうかな・・・
そう思った時
「おーい!松潤!一緒に帰るぞー!」
珍しく大きな声を出して後ろから走ってきた智。
智は僕の幼なじみで、翔くんとは同じクラスで親友らしい。
それまで智の家に遊びに行っても翔くんと会う事もなかったし全くタイプが違う2人が親友と聞いた時は驚いた。
智は、いつも柔らかい雰囲気を醸し出している。
ボーッとしてるように見えるけど実は本気を出せば何でも出来る凄い人。
そして怒らせるとこわい人でもある。
小さい頃からお兄ちゃんみたいに僕を可愛がって・・・いや溺愛してくれた智。
以前、僕にしつこく言い寄ってきた社会人の男の人がいた。
断っても諦めてくれなくて度々待ち伏せをされはじめた。
さすがに怖くなって智に相談したら僕の知らないところで何かしたみたいで、それ以降その男の人は僕を見掛けると逃げ出すようになった。
・・・・・・一体何したんだよ。
智に聞いても
「松潤を困らせる奴をオイラが成敗してやっただけだ」
そう言ってふにゃーと柔らかく笑うだけだった。
・・・いや、マジで怖いからね!?
とにかく謎の多い男なんだ。
「お、やっぱり智君と潤じゃん!」
智の声に反応し、こちらを振り向いた翔くんと舞先輩が僕達に気付いて近寄ってきた。
まだ繋がれている2人の手を無意識に見ていた僕の目線に気づいた翔くんは、咄嗟に舞先輩の手を離して照れ臭そうに指でこめかみを掻く。
「翔君、相変わらず舞ちゃんとラブラブだな。よし!松潤、オレらもラブラブしにこの後デートしちゃうか!」
智が翔くんをからかいながら僕と手を繋いだ。
「何で潤と智君がラブラブすんだよ!意味わかんねー(笑)」
「いんや、オイラの松潤なんだからラブラブしていいんだよ!」
「智くん、いろいろ語弊あるいい方な!」
翔くんが笑いながら智と僕の手を離す。
僕は触れられた手が熱くなるのを感じながら気付かれないように平然を装った。
「それよりこの後俺ん家に来ない?舞も来るし4人でDVDでも見ようぜ」
翔くんは僕と智を誘うけど
隣の舞先輩は、え?って戸惑っている。
そりゃそうでしょ、普通恋人同士なら2人でいたいよ。
翔くんってこういうデリカシーのない所が多々ある。
その度に舞先輩はちょっと寂しそうな顔をするんだ。
若干鈍くて残念な翔くんは気づいてないだろうけど。
「ごめん、翔君。
これから松潤はオイラんちに来て2人でいい事するから行けないんだ。
舞ちゃんと翔君も2人でラブラブしてくれい」
僕が断ろうとするより先に野生の勘で空気を読んだらしい智が言った。
「は?なんだよ、2人でいい事って?」
「そりゃあ・・・翔君達がするみたいないい事に決まってんだろ!」
「はあ?!」
翔くんは怪訝そうな顔をした。
智はよくふざけて僕とラブラブしたいだの、キスするだのと言う。
冗談に決まっているのにその度に翔くんは不快さを露わにする。
そんな態度を見てやっぱり男同志は翔くんには有り得ない事なんだろうなといつも悲しくなるんだ。
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