ステッカー 豊かな心で未来をひらく

うちとこで使ってる冷蔵庫は、2003年秋に買った15年物。

最初は二人暮らしやったし、子供誕生なんて考えてもおらへんかったから、やや小さめのを買ってそのまんまず〜っと使い続けてる。

満杯になって少し困る時もあれば、かなり空っぽで寂しい時もある。

一方、お金持ちユダヤ人エリックんちに行った時、そこの冷蔵庫がでかいんでびっくりしたわ。

少し前に電気屋さんで暇つぶしに冷蔵庫を見て回ったけど、それらの平均よりちょっとでかかった。家もキッチンも広いから、余裕やな〜。

我が家の冷蔵庫も15年経つから買い替えてもエエんやろうけどさ…お店に並ぶ新品冷蔵庫が全然そそられへんのよ

うちとこで使ってるんとほとんど同じ中身やから、買い換える意味もあんまりあらへんっちゅーか…。少しは進化しろ

唯一頑張ってるんが、サムソン。

メリケン冷蔵庫より工夫をこらして、内装もひと味変えて、さらには二重ドア採用という画期的なブツ。

（この二重ドアとは、ドアポケットに入ってる物だけさっと取り出したい時に、小窓みたいな感じで開く）

冷蔵庫の表面にタブレットみたいなもんを付けてたりして、情報管理とかエンタメに使えまっせ〜とやってる。←そんなんいらんけど

へぇ〜、なるほどねぇ。

と、ふと日本の冷蔵庫はどこまで進んでるんやろうか？と気になるやん。何年か前にチェックしてみたら、凝り過ぎて頭クラクラした。

今日チェックしてみたら、やっぱり頭クラクラした。

家電店での宣伝ステッカーがむっちゃ派手

こっち見て見て見て見て！って感じやな…。うちの息子か？

アピールできる機能多すぎ！

除菌とか、ラップせんでもOKとか、真空保管とか、２週間くらい入れっぱなしでも食材新鮮なままとか、冷凍に近いけど食材は包丁でサクッと切れてすぐに使えるような保存できるとか…

夢のような世界が展開中

やん。

しかも見た目も非常に美しいし。

これ、アメリカでも売れるんかな〜？とふと思う。

多分、無理っぽいけど。

一般的なメリケンさんは、そんな細かい機能を使うことは無いと思われ。

そもそもバラエティ豊かな料理を、色んな食材使って作る、ってのが少数派やな。

何も考えてへん家庭やったら、ピザとか冷凍食品とかで終わりやし。

日本の冷蔵庫は「ここにはこれを収納しましょう」とメーカーが勝手に設計してるっちゅー大きなお世話までしてくれてる。

あれもアメリカだと「なんでこんなに仕切りがごちゃごちゃあるねん？　ピザの残りはどこに入れたらエエねん」と悩ませてオシマイ。

てことで、日本の突出しすぎてる冷蔵庫を買うのは、ごくごく一部のアメリカ人と、駐在家庭と、日系１世（うちとこ）くらいやな。

さて、食に拘るフランスの義父母んちの冷蔵庫は、というと。

小さい。

かなり、小さい。

はっきり言うて、片付けを手伝う時にうちはとても困ります。

あの冷蔵庫、30〜40年くらい使ってるんかも？

メリケン冷蔵庫より機能や内装はシンプルという古典的ブツ。

家具にはめ込んであるから、簡単に交換てできへんのね。

でも、その小さい冷蔵庫はこまめに必要なもんを収納してるだけ。

美味しいものが命の彼らには、ちゃ〜んと巨大冷蔵庫・冷凍庫がガレージや食品保存室にあります。

義母がせっせと作って冷凍しておいた下ごしらえの食材は、そっからいそいそと運ばれてくるよ。

スタイルとしてはアメリカに近い。

アメリカ人もガレージに予備の冷蔵庫・冷凍庫を置いてる家は多い。

コスコでガンっと買いだめして、ガレージで保管ね。

コスコ会員でもないから買いだめ冷凍もせず、冷蔵庫の機能がシンプルやから長期保存不可な野菜なんぞは料理する日に買いに行くことも多い我が家って…一番コストかかってるかも？

胸を張って言えるんは、冷蔵庫関係の電気代だけは安いってとこ

あぁ〜、日本の冷蔵庫、欲しいわ〜。

と思って少し調べてみたら、いくらか日本のメーカー品もアメリカで手に入る様子。なのに、装備や内外装はアメリカのその他冷蔵庫とほとんど変わらへんやん

てことは、アメリカでは凝り過ぎハイテク冷蔵庫はまだ未来過ぎて受け付けられへんのんかねぇ。

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会社、コンクリート。帰ったら、ステッカーの家。妻、美人。